2月16日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第3金曜日 旧暦  1月 7日、先勝(庚戌)、月齢  6.2  
グレゴリオ暦で年始から47日目、年末まであと319日。
誕生花 セントポーリア・フキノトウ・ラッパスイセン・月桂樹。

人日の節句(旧暦)。
旧暦の正月七日。七草の節句とも呼ばれる。新暦で祝われる地域が増えてきているが、旧暦日で祝う地域もある。人日の節句(七草の節句)は、五節句の1つである。古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗の日、3日を猪の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。そして、7日目を人の日として犯罪者に対する刑罰は行なわなかった。
天気図記念日。
1883(明治16)年2月16日、プロシア(現在のドイツ)出身の気象学者、エリヴィン・クニッピングの指導の下、試験的に手書きで、日本初となる、7色刷りの天気図が作成された。プロシアの航海士で、開成学校(現在の東京大学の直接の前身機関の1つ)の教師として来日したエリヴィン・クニッピングは、1882(明治15)年に東京気象台(現在の気象庁の前身)に入り、1883(明治16)年から気象電報の収集を開始した。同じ年の3月1日から、東京気象台で正式に作製した天気図を毎日印刷配布することが始まった。当時の印刷技術は石版印刷で、エリヴィン・クニッピングが解析した天気図を元に、2名の画伯により版下が描かれている。天気図は1日1回発行されることになり、8月23日からは新橋駅(後に貨物駅である汐留駅となった、現在の東京都港区東新橋に所在した日本国有鉄道[国鉄、現在のJRグループ]の駅)と横浜駅(現在の神奈川県横浜市中区にある桜木町駅)に掲示された。当初の天気図は、電報で送られた全国11ヶ所の測候所のデータを元に描かれた7色刷であった。天気図とは、さまざまな規模の気象現象を把握するために、地図上に天気、地表における気圧、等圧面における高度、気温、湿数、渦度(流れの回転するさまを表現する量)等の値を、等値線その他の形で記入した図のことである。初めて天気図を作ったのは、ドイツの気象学者のハインリヒ・ブランデスである。ハインリヒ・ブランデスは、1783(天明3)年の3月の嵐(ストーム)について、観測データを郵送等で集め、ヨーロッパ大陸上の気圧や気温、風の分布を示す天気図を描いて、1820(文政3)年に発表した。毎日、世界時0時と12時、加えてその間の3時間毎に、世界中の地上気象観測地点数千ヶ所から、気象観測データを纏めて送信される。また、海上の船舶、上空の観測気球等からもデータが集められる。各地域の気象機関は、その内の必要なデータを使用して天気図を作成し、現在の気象の解析や今後の気象の予報に利用する。データの解析にコンピュータを使用することはあるが、天気図の作成には熟練した技術も必要であり、手書きに頼る部分もまだ残されている。主要地点の気象観測データは、ファクシミリや無線等でも配信されており、気象関係者以外でも入手することができるため、天気図作成の知識があれば誰でも天気図を作成することができる。一般に用いられる天気図は地上天気図であり、等圧線の形で気圧が記入されている他に、前線や天気記号、低気圧や台風等の大気擾乱の位置がプロットされている。天気図は、地上天気図の他に高層天気図がある。また、現在の気象の状態を表わす実況天気図に対して、近い将来の気象の状態を表わす予想天気図も使われている。また、地上天気図や高層天気図等においては、世界的には世界気象機関(WMO)が統一基準を定めた国際式天気図が用いられている。日本では、地上天気図に限り、一般向けによ簡易で分かり易い日本式天気図も用いられている。国際式天気図は表現する要素が多いため分かりにくく、その代わりとして、一般向けには簡易化した天気図が用いられることが多い。その中でも、日本式天気図は、表現する要素が天気・風向・風力と3つに絞られるため、見易く分かり易いとされる。新聞等にも掲載されているため、国際式天気図に比べて、一般的にも広く親しまれている。新聞の天気欄では、6月始めと11月始めの年2回、天気図を一部変更している。11月から5月は、天気図の範囲が日本の北側に寄り、6月から10月は南側に寄る。これは、11月から5月にかけては、シベリア高気圧(冬季のシベリア[ロシア連邦領内の、およそウラル山脈分水嶺以東の北アジア地域]を中心としたユーラシア大陸の広い範囲の地表で発達する、下層が寒冷な背の低い高気圧)といった北方の気象が日本の天気に大きく影響し、6月から10月は太平洋高気圧(太平洋に発生する温暖な高気圧)や台風といった南方の気象が、同じく日本の気象に大きく影響するためである。顕著な気象災害発生時の気象概況としても、使われることが多い。日本式天気図では、天気や風向の記号は、国際式とは異なる独自のものを用いている。国際式では、各地点の中心に雲量を表わす記号を置くが、日本式では、代わりに天気記号を置く。日本式天気図では、丸の中に天気を表わす記号を入れる。ここで使う天気図記号は、日本独自のものであり国際式とは異なる。羽根によって風向(16方位)と風力を表わし、丸の左側に気温、右側に気圧を示す。一般向けに使用される天気図では、見易くするため、気温と気圧は省略される。広域的な気象要素は、殆どは国際式と同じであるが、前線はいずれも点や十字が入らない。また、テレビのニュース等の場合は、高気圧を「高」、低気圧を「低」、熱帯低気圧を「熱低」、台風を「台」等とすることが多い。温帯低気圧と寒冷低気圧は区別されない。一般的に、天気図記号は、天気図についての詳しい知識を持っている人以外には、記号のみで理解することが難しい側面がある。そのため、絵文字を使用した方法により、天気を表現することが多く見られる。テレビ放送における天気予報においても、多くの場合このような絵文字が使用される。同日中に複数の天気が存在する場合、「のち」の場合は、左側に先に発生する気象を、右側に後に発生する気象を書き、2つの間に「/」や「→」を挟む。「一時」「時々」の場合は、左側に主な天気を、右側に頻度の低い天気を書く。2つの間に「|」を挟むこともある。天気図では、気象衛星画像との比較をし易くしたり、風向等が図上に正しく記入できるよう、緯度毎に異なる図法を使用している。中緯度の天気図においては、北極点(若しくは南極点)を頂点とする扇形の地図、ランベルト正角円錐図法が最もよく使用される。天気図と気象衛星の画像(雲画像)を重ね合わせて、気圧配置と雲の分布を分かり易く表現することもあり、テレビの気象情報や新聞の天気欄等でよく見られる。実況天気図は、特定の時間における気象状況、及び気圧分布を表わした天気図のことをいう。通常、実況天気図には天気記号が記入されているが、将来の気象状況を予想した予想天気図では、天気記号は記入されていない。これは、実況天気図では既に気温、天気等の状況が観測されているが、予想天気図では、そこまで明確に天気を予想するのは難しいためである。実況天気図を基に、コンピューターの計算(数値予報)によって予想された将来の気圧分布を表わす天気図である予想天気図は、数値計算結果をそのまま記入するのではなく、高層気象観測データ等とも照らし合わせて、予報官が作成している。また、予想天気図を単に予想図と呼ぶこともあるが、気象庁では、観測データを元に予報官が作成した予想図を予想天気図といい、観測データ等の数値計算結果をそのまま図示化したものを数値予報天気図と呼ぶ。数値予報天気図は、大気の状態変化を物理学の方程式を用いて、風や気温等の時間変化をコンピュータで数値的に計算し、将来の状態を予測する数値予報の計算結果をそのまま図示化した天気図である。コンピュータの自動生成による画像化であるため、実際に発表する天気予報や予想天気図等と異なる内容が含まれる場合がある。また、気象庁が発表する雨量分布図であるレーダーアメダス解析雨量図や、数十kmから数百km四方毎の平均降水量を示す降水量予想図等もある。