2月5日 できごと その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1913年 - 護憲運動: 立憲政友会(1940年に解党)と立憲国民党(1922年に解党)が桂太郎内閣の不信任案提出、立憲政友会の尾崎行雄が弾劾演説を行なう。これが、憲政擁護運動(第1次)によって「大正政変」と呼ばれる、第3次桂太郎内閣総辞職のきっかけとなる。
1917年 - 北アメリカ南部に位置するメキシコの現行の憲法が採択される。 
1918年 - 福岡県鞍手郡宮田町(現在の福岡県宮若市の一部)にある大之浦桐野炭鉱で坑内爆発事故が発生し、71名の死者・行方不明者を出す。
1919年 - イギリスの俳優・映画監督、チャーリー・チャップリンやカナダ出身の女優、メアリー・ピックフォード、アメリカの俳優、ダグラス・フェアバンクス、アメリカの映画監督・俳優、D・W・グリフィスらによって、アメリカの映画配給会社・映画スタジオのユナイテッド・アーティスツ(現在はアメリカの映画会社「メトロ・ゴールドウィン・メイヤー」傘下)が創業。日本では、ユナイテッド・アーティスツは本来の社名の他、「ユナイト映画」の名称でも知られる。 
1920年 - 慶應義塾大学と早稲田大学を、初の私立大学として認可する。 
1923年 - 国際犯罪の防止を目的として世界各国の警察機関により組織された国際組織、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)が設立される。国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)は、犯罪捜査や犯人逮捕に携わる各国の警察の連携を図り、各国間の情報の伝達ルートの役割を果たしている。主な活動は、国外逃亡被疑者や行方不明者、盗難美術品等の発見、身元不明死体の身元確認等に努める「国際手配制度」や、国際犯罪、及び国際犯罪者に関する情報のデータベース化とフィードバック等である。映画・テレビ・漫画等のフィクションでは、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)は、全世界を対象に捜査する「国際警察」のような描かれ方をするが、実体はそのような大規模な組織ではなく、各国法執行機関の連絡機関・協議体としての性格が強い。最終的に犯罪者の身柄拘束を行なうのは、国家主権上の問題から、その国の警察である。 
1936年 - 日本職業野球聯盟(現在の日本野球機構[NPB]のルーツ)が設立される。 
1936年 - イギリスの俳優・映画監督、チャーリー・チャップリンの映画『モダン・タイムス』がアメリカで公開される。『モダン・タイムス』は、チャーリー・チャップリンが監督・製作・脚本・作曲を担当した喜劇映画で、彼の代表作の1つである。資本主義社会や機械文明を痛烈に風刺した作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している。自動給食マシーンの実験台にされるシーンや、チャーリー・チャップリンが歯車に巻込まれるシーン、ラストのチャーリー・チャップリンとヒロインが手を繋いで道を歩いてゆくシーン等が有名である。 
1940年 - 大日本航空阿蘇号不時着事故。福岡から沖縄県の那覇を経由し、台湾本島北部にある台北に向かっていた、大日本航空(国営の航空会社で、1945年の第二次世界大戦終結に伴ない解散する)のプロペラ双発旅客機ダグラス DC-2型機阿蘇号が、東シナ海の南西部にある尖閣諸島付近で、エンジントラブルにより尖閣諸島の魚釣島に不時着する。乗客9名、乗員4名の計13名は、全員が無事に救助される。
1945年 - 第二次世界大戦: 南西太平洋方面最高司令官ダグラス・マッカーサーが、東南アジアに位置するフィリピンからの撤退以来初めて、マニラ(現在のフィリピン共和国の首都)に戻る。 
1969年 - 福島県郡山市熱海町にある磐梯熱海温泉の磐光ホテルで火災が発生。死者31名、負傷者41名を出す惨事となる。この大火は、典型的なホテル火災の事例として知られている。磐光ホテルでは、1965年にホテル本館(鉄筋コンクリート4階建て)が完成、その後、新館・別館等が次々に建設され、1968年5月には、演芸娯楽施設や食堂等を擁するレジャー施設、磐光パラダイス(鉄筋コンクリート3階建て)、同年9月には、ホテルニュー磐光が隣接地に落成する。当時で約10億円規模の資本が投入され、その結果、客室220室・収容可能人数1,300名の豪華ホテルが誕生し、磐光パラダイスは、キャバレー・温水プール・映画館・こどもの楽園等を一体化し、地方としては当時珍しかった大型総合レジャー施設に加えて、ユニークなショーを売り物としており、週刊誌等のマスメディアでも話題となっている。2月5日21時10分頃、ホテル1階の大広間から出火し、初期消火の失敗や、折からの強風、空気の乾燥、さらには、内装に燃え易い新建材を使用していたこと、階段室に防火扉が設置されておらず、防火シャッターも作動しない等、防火区画が実質的に皆無の状態であったこと等から、火はホテルと磐光パラダイス他、ほぼ全体に燃え広がる。火災発生時点で、従業員以外の顧客が計295名いたが、大部分の客は、従業員の誘導により避難する。しかし、逃げ遅れた客や、客室で寝ていて気付かず死亡した客等、死者は31名に達している。 
1971年 - アメリカの「アポロ14号」が月面に着陸。アラン・シェパード船長とエドガー・ミッチェル月着陸船操縦士が、月着陸船「アンタレス」でフラ・マウロ丘陵と呼ばれる地点に着陸し、岩石の採集や地震の観測等の船外活動を行なう。 
1973年 - 東京都渋谷区道玄坂にある渋谷駅のコインロッカーで、預けられたまま保管期限が過ぎたロッカーから紙袋が回収され、翌5日に紙袋から異臭がしたため、回収し保管していた警備員が中を改めると、生まれたばかりと思しき男児の遺体が入っていたという事件が発生する。以後、同様の事件が続発する(コインロッカーベイビー)。同年3月に大阪でバラバラ殺人の被害者遺体がコインロッカーに隠されるという事件が発生したことを契機として、地域のコインロッカーを一斉に調査したところ、バラバラ殺人事件で頭部が発見された大阪市北区梅田にある大阪駅で、へその緒と胎盤がついたままタオルに包まれビニールの手提げ袋に入れられた新生児の遺体が発見される。この事件報道に触発されるように、同年だけで大都市のターミナル駅を中心に、43件の遺棄事件が発生、社会問題となる。 
1981年 - 全線が兵庫県神戸市中央区内を走行する神戸新交通(神戸市等の出資による第三セクター方式の鉄道会社)の新交通システム(自動案内軌条式旅客輸送システム[AGT]と呼ばれる、自動運転により専用軌道を案内軌条に従って走行する中量輸送の旅客輸送システム)路線、神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー、三宮駅 - 南公園駅 - 中公園駅間 路線距離6.4km)が開業。現在の神戸新交通ポートアイランド線は、三宮駅からポートアイランドにある中公園駅、市民広場駅を経てポートアイランド沖の神戸空港駅に至る路線と、市民広場駅から分岐して北埠頭駅を経て中公園駅へ合流する路線から構成されている。兵庫県神戸市の中心部、三宮の南約8kmに位置する地方管理空港(国際航空輸送網、又は国内航空輸送網を形成する上で重要な役割を果たす空港で、地方公共団体が設置・管理する空港)、神戸空港が建設される構想の中で、空港アクセス路線としての、神戸新交通ポートアイランド線延伸事業が開始され、2006年2月2日、空港開業に先駆けて、延伸区間である市民広場駅 - 神戸空港駅間(路線距離4.4km)が開業し、快速運転も開始される。但し、快速運転は、2016年3月28日のダイヤ改正で廃止となっている。空港線延伸事業の際に考案されていた、新幹線との連携強化のための、三宮駅から新神戸駅への延伸構想(現在、両駅は神戸市営地下鉄山手線によって結ばれている)、三宮駅直前の急曲線が運転時分に大きく影響していることから、延伸構想とも関連して同駅を移設する構想、また、神戸空港島に車両基地を新設し、8両編成化する構想、神戸空港西側の旅客営業を行なうための延伸構想等があったが、どれも具体化されておらず、神戸新交通の財政悪化等により、計画は白紙になる。しかし、近年になり、「神戸の都心の『未来の姿』検討委員会」や「三宮構想会議」等で、これらの構想は再浮上しつつある。 
1987年 - 文部省宇宙科学研究所(ISAS、現在の宇宙航空研究開発機構[JAXA]の研究機関、文部科学省宇宙科学研究所)が、鹿児島県肝属郡内之浦町(現:鹿児島県肝属郡肝付町)の鹿児島宇宙空間観測所(現在の内之浦宇宙空間観測所[USC])から、3段式の固体燃料ロケット、M-3SIIロケット3号機によってX線天文観測衛星「ぎんが」を打上げる。なお、X線天文観測衛星とは、宇宙由来のX線を観測するための宇宙望遠鏡のことである。