宇宙戦艦ヤマト2205、登場メカニック、その26 ( 週刊BBY-01 第438号 ) | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

デザリアム

ヒアデス級護衛艦

テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する護衛艦は、名称通りフリゲートである地球防衛軍の護衛艦とは異なり、主力艦艇として運用されている。デザイン担当は、メカ設定担当の中村光毅と板橋克己。暗黒星団帝国の戦闘艦に共通する、円盤型本体の中央に艦橋が配置される形状をしている。全長108mの小型艦で小回りが利くが、ショックカノン1発で2隻同時に貫通される等、耐久力は低い部類に入る。武装は、格納可能な3連装主砲を艦橋構造物基部に1基装備している他、艦体両脇にリング状のビームを放つ光線砲2基を装備している。アニメ映画『ヤマトよ永遠に』にも登場するが、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』とアニメ映画『ヤマトよ永遠に』で若干カラーリングが異なっており、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』では艦前部中央がオレンジであったが、アニメ映画『ヤマトよ永遠に』では濃いグレーとなっている。中村光毅による準備稿では、砲塔が3方向へ向けて3基配置されていた。また、司令塔も決定稿より細長く、上半分は巨大戦艦に似た形状をしていた。テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の劇中では、マゼラン方面軍第1艦隊司令デーダー指揮下の第1艦隊、及び資源採掘船団の護衛部隊に配備されている。船団護衛部隊は、ガミラス星においてデスラー残存艦隊の奇襲を受けて撃滅される。第1艦隊所属艦は、逆にデスラー艦隊をイスカンダル付近にて奇襲し、大損害を与えるが、デスラー機雷や宇宙戦艦ヤマト艦載機のミサイル・レーザーによる攻撃によって徐々に数を減らし、最終的には宇宙戦艦ヤマトの主砲と煙突ミサイルによって全艦撃沈される。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』では、ヒアデス級護衛艦として登場する。リデザイン担当は明貴美加。プレアデス級共々、デザリアム軍艦隊を構成する艦艇。旧シリーズからは、全長が倍以上にスケールアップされている他、艦橋構造物は切詰められている。主砲の三連装重核子アルファ砲塔は、プレアデス級、及びプレアデス改級の副砲と同型で、火力面ではこれらに比べて劣っている。また、機関面では、プレアデス級が備えていた補機や艦底部管制室は持たず、主機関のみの構成となっている。劇中では、デザリアム・ハンマーをガミラス星に送り込んだ艦隊を構成する艦が多数登場。イスカンダルを追跡中のバーガー艦隊を、プレアデス級と共に後方から奇襲して損害を与えるが、バーガー艦隊の反撃と、デスラー艦隊からのデスラー砲による攻撃で多数が撃沈されている。

襲撃戦闘機カタピラス

テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場するイモ虫型戦闘機は、暗黒星団帝国の巨大戦艦プレアデスに搭載され、運用されていた機体である。その名の通り、イモ虫のような円錐形で細長い外観をしており、主翼や尾翼の類を一切持たない。機体上面にある2門の大型魚雷が主武装である。また、コックピットと魚雷発射口の間に、2門の機関砲を装備する。2人乗りで、コックピットは並列複座式。劇中では、マザータウンの周りの海に着水したガミラス艦隊を空襲し、大型魚雷をもって多数のガミラス艦艇を文字通り海中へ撃沈している。名称は戦闘機であるが、劇中では終始対艦攻撃に徹している。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』では、イモ虫型戦闘機をリメイクした襲撃戦闘機カタピラスが登場する。リデザイン担当は明貴美加。デザリアム軍の艦上戦闘機であることは変わらないが、機体側面に格闘戦時に展開する機動翼が追加されている。非常に優れた運動性を持つ機体とされる。劇中では、イスカンダル王都イスク・サン・アリアの沖合に停泊していたガミラス移民船団を空襲し、多数を撃沈。これを阻止すべく迎撃に上がってきたメルダ・ディッツの空間格闘戦闘機DWG262 ツヴァルケと空中戦を展開し、物量と高い機動力でメルダ・ディッツ機を追詰めるも、救援に駆け付けたバーガー艦隊によって蹴散らされた。