宇宙戦艦ヤマト2205、登場メカニック、その25 ( 週刊BBY-01 第437号 ) | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

デザリアム

プレアデス改級攻勢型戦艦、プレアデス級攻勢型戦艦

テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する巨大戦艦は、主に暗黒星団帝国の艦隊旗艦を務めている巨大な戦艦である。デザイン担当は、メカ設定担当の中村光毅と板橋克己。暗黒星団帝国の戦闘艦に共通する円盤型艦体の中央に、高く聳える艦橋を配置する艦容で、艦首中央に艦載機発進口がある。全長360m・全高350m・全幅328.7mの巨体を持ち、それに似合わず機動力に優れている。装甲は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』時の宇宙戦艦ヤマトの主砲の直撃に、無傷で耐える程の堅牢さを誇る。塗装は黒色を基調とし、艦前部が赤色、艦載機発進口内部は橙色である。武装は、艦前後に3連装主砲を2基、艦橋前部に3連装副砲を1基装備。光線の色は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』では緑がかった黄色。艦載機として、イモ虫型戦闘機や白色円盤型戦闘機、新イモ虫型戦闘機等を搭載している。推進機関は、主機として本体艦尾に推進ノズルを装備し、補機は本体下部から吊り下げる形で2基を並列設置している。また、艦の両舷には、大型のサイドスラスターを備える。板橋克己による準備稿では、推進ノズルや司令塔の形状が、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する全長108mの小型艦、護衛艦に近いものであったが、決定稿では、中村光毅による準備稿に近い形状に戻されている。テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』では、暗黒星団帝国マゼラン方面第一艦隊旗艦であり、艦隊司令のデーダーが座乗するプレアデスが登場する。ガミラス艦隊を壊滅状態に追込む攻撃力と、宇宙戦艦ヤマトの主砲をものともしない防御力を見せ付ける。さらに、艦の性能のみならず、デーダーの「イスカンダルのマザータウンを背にした戦法」で、宇宙戦艦ヤマトの波動砲を封じ、苦しめた。しかし、イスカンダルが再び暴走した一瞬の隙を突かれ、宇宙戦艦ヤマトの波動砲攻撃により撃沈され、デーダーも運命を共にした。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』には、プレアデス改級攻勢型戦艦が登場する。デザイン担当は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』等にメカデザイナーとして関わり、メカニカルデザインを担当した明貴美加。デザリアム軍の艦隊旗艦を務める大型戦艦で、劇中ではデーダーの座乗するグレート・プレアデスが登場する。基となったプレアデス級と同様に、円盤形の船体構造を持つが、艦橋部のパーツが増加し、アンテナ類も形状が変化しているのに加えて、積層型姿勢制御ユニットと呼ばれる翼状のパーツが、機動翼として船体側部に取付けられていることで、やや角張った印象となっている。本来は、リメイクアニメにおけるプレアデスとして、明貴美加がデザインしたものであったが、オリジナルと同様のデザインのプレアデスも登場させることになったため、プレアデスの改良型という設定になり、プレアデスの前にグレートの名を冠することとなった。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』には、プレアデス級攻勢型戦艦も登場する。リデザイン担当は明貴美加。デザリアム軍の主力を為す量産型戦艦。劇中では、デザリアム・ハンマーをガミラス星に送り込んだ艦隊を構成する艦が多数登場する。リメイクアニメにおけるプレアデスのデザインは、当初はグレート・プレアデスのものであったが、オリジナルのデザインのものも登場させることとなり、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』での艦隊旗艦という立ち位置をグレートプレアデスに譲り、量産主力艦としての登場となった。