1月8日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第2月曜日 旧暦 11月27日、先勝(辛未)、月齢 26.1  
グレゴリオ暦で年始から8日目、年末まであと358日。
誕生花 マンサク・スミレ(紫)・オギョウ・木蓮・素心蝋梅。

 

成人の日。
1948(昭和23)年公布・施行の「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)」によって制定された国民の祝日の1つ。「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)」第2条によれば、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨としている。この日には、各市町村で新成人を招いて成人式が行なわれる。但し、豪雪の影響や帰省し易い時期等が考慮され、大型連休中やお盆の期間に行なわれる地方も多い。世界的に見ても、このような祝日は珍しいと言われている。制定から1999(平成11)年までは、毎年1月15日であった。成人の日を1月15日としたのは、この日が小正月であり、かつて元服の儀(男子の成人を示すものとして行なわれる儀式のことで、通過儀礼の1つである)が、小正月に行なわれていたことによる、と言われている。ハッピーマンデー制度(国民の祝日の一部を、従来の日付から特定の月曜日に移動させる制度で、「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律[平成10年10月21日法律第141号]」によるもの)導入に伴ない、2000(平成12)年から1月第2月曜日、つまり、その年の1月8日から1月14日までの内、月曜日に該当する日に変更された。そのため、元々の1月15日には、法律を改正しない限り、やって来なくなってしまった。移動先が1月第3月曜日でないのは、1月17日が同時に「防災とボランティアの日」でもあり(兵庫県南部地震[阪神・淡路大震災]の発生日で、2005[平成17]年頃から歳時記にも季語「阪神忌」が記述されている)、1月17日に当たらないよう、被災者に対して配慮しているため、ともされる。なお、実際の成人の日が1月10日になる年が、1月第3月曜日では1月17日となり、該当する年となる。また、高校サッカー(高等学校、中等教育学校の後期課程の生徒、高等専門学校の第1学年から第3学年の学生が行なうサッカー大会)の頂点を決める大会、全国高等学校サッカー選手権大会は2002(平成14)年度(2003[平成15]年)以降、成人の日に行なわれており、高校生のラグビーにおける選手権大会、全国高等学校ラグビーフットボール大会(高校ラグビー)の決勝戦も、2015(平成27)年度(2016[平成28]年)には成人の日に行なわれ、高校スポーツ大会の決勝戦がサッカー・ラグビー共、成人の日に統一される年もある。成人式は、日本の地方公共団体等が、成人式を行なう年度内に成人に達する人々を招き、激励、祝福する行事(イベント)である。講演会やパーティーを開いたり、記念品を贈ったりする。奈良時代に起こった元服に始まる日本特有の風習で、ヨーロッパやアメリカではこのような式典等はない。成人を祝う儀礼は古くからあり、男子には元服や褌祝(十代前半の男児が初めて褌[ふんどし]を締め、成人と見做されることに由来する通過儀礼)、女子には裳着(成人した女子に初めて裳[も]を着せることに由来する通過儀礼)や結髪(子どもの髪型から大人の髪型に改めるもの)等があった。文化人類学や民俗学では、こうしたものを通過儀礼(イニシエーション)の1つとして扱う。日本における今日の形態の成人式は、第二次世界大戦の敗戦間もない1946(昭和21)年11月22日、埼玉県北足立郡蕨町(現在の埼玉県蕨市)において実施された「青年祭」がルーツとなっている。敗戦により虚脱の状態にあった当時、次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ますため、当時の埼玉県北足立郡蕨町青年団長高橋庄次郎(後に埼玉県蕨市長)が主唱者となり青年祭を企画、会場となった蕨第一国民学校(現在の蕨市立蕨北小学校)の校庭にテントを張り、青年祭のプログラムとして行なわれた。この「成年式」が全国に広まり、現在の成人式となった。埼玉県蕨市では、現在も「成年式」と呼ばれており、1979(昭和54)年の成人の日には市制施行20周年、成人の日制定30周年を記念して、同市内の蕨城址公園に「成年式発祥の地」の記念碑が同市によって建立された。埼玉県北足立郡蕨町の「青年祭」に影響を受けた日本国政府は、1948(昭和23)年に公布・施行された「祝日法」により、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨の下、翌1949(昭和24)年)から、1月15日を成人の日として制定した。それ以降、殆どの地方で成人式はこの日に行なわれるようになった。その後、1998(平成10)年の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)に伴なって、2000(平成12)年から、成人の日は1月第2月曜日へ移動している。成人式の参加対象となる成人は、前年の「成人の日」の翌日からその年の「成人の日」までに誕生日を迎える人を祝う日となっている。しかし、最近(特に、ハッピーマンデー制度導入以降)は前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を式典参加の対象にする、いわゆる学齢方式が定着するようになっている。年齢方式の場合、誕生日の遅い早生まれの人が、他の参加者が殆ど見ず知らずの人になってしまったり、ハッピーマンデー制度により、その年の成人の日は19歳で、翌年の成人の日は21歳というケースがある(1987[昭和62]年1月9日 - 1月13日生まれの場合等)ためとも言われている。成人式は現在では、成人の日、又はその前日(常に日曜日になる)に開かれることが多い。他に、その年のゴールデンウィークや盆(旧盆)、或いは、松の内(正月行事の期間で、現在は正月の7日までとするところが多いようである)に行なう市区町村も多い。特に、郡部(町村)で多いが、これは、就職や進学で地元を離れる人が多いので、実家に帰省する人が多い、盆(旧盆)や大型連休に行なう方が参加し易いためである。また、豪雪地では、会場への移動利便性や歩行に苦労することの問題や、荒天で折角の晴れ着が汚れること等を考慮して、盆(旧盆)に開催するケースも多い。開催場所としては、地元のテーマパークで開催して成人の門出を祝う自治体もある。例として、1998(平成10)年以降2013(平成25)年までの福岡県北九州市における『スペースワールド』(福岡県北九州市八幡東区に所在した、宇宙をテーマとしたテーマパークであったが、2018[平成30]年1月1日午前2時に閉園した)での成人式や、2002(平成14)年以降の千葉県浦安市におけるディズニーパーク(アメリカのエンターテインメント総合企業、ウォルト・ディズニー・カンパニーが展開しているディズニー作品等をテーマとしたテーマパーク)『東京ディズニーランド』での成人式がある。成人式では、単価の高い和服・呉服(特に、女性の振袖)を着用する新成人が多いため、和装業界(呉服業界)にとって、最大の稼ぎ時と見られている。近年、日本人の和服離れが進み、呉服店が減少の一途を辿る中で、若者に着物の良さをアピールする数少ない機会となっている。近年では、男性が紋付袴等の着物で参加する姿も目立つ。和服は高価であるため、レンタルで済ませる人も多い。また、新成人の着付け・化粧・ヘアメイク等をする美容業界にとっても、成人式の日は稼ぎ時である。その他、成人式前には、本格的に化粧を始める新成人に対して、メイク講習会を行なったりして、自社の化粧品の売込みを行なう化粧品業界の動きがあり、さらに、式当日に着付けが終わった新成人が、記念写真を撮る写真館でも宣伝に力を入れたりと、関連ビジネスの新成人に対する顧客獲得競争は熱を帯びている。2022(令和4)年4月1日、成人年齢が20歳から18歳に引下げられたが、成人式の対象年齢を引続き20歳にする自治体と、18歳に引下げる自治体がある。また、成人年齢と参加者の年齢の乖離に備え、名称を変更する動きも出ている。