1月5日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第1金曜日 旧暦 11月24日、仏滅(戊辰)、月齢 23.1   
グレゴリオ暦で年始から5日目、年末まであと361日。
誕生花 ミスミソウ・クロッカス・ウラジロ・葉牡丹。

魚河岸初競り。
各地の魚河岸で競りを開始する。新年の初物として御祝儀相場が付けられる。2013(平成25)年1月5日に行なわれた、東京にある築地市場の初競りでは、青森県大間産のクロマグロ(通称は本マグロで、 津軽海峡で水揚げされ、青森県下北郡大間町で水揚げされたマグロは最高級品で、「大間まぐろ」というブランドネームで全国に知れ渡っている)が、1本1億5,540万円という、史上最高値で競落された(1Kg当たり約70万円)。約222Kgのマグロで、落札者は、東京都中央区築地に本社を構え、「すしざんまい」を、関東中心に51店舗展開する寿司チェーン店展開企業、株式会社喜代村であった。2001(平成13)年4月、築地場外市場商店街に日本初の年中無休・24時間営業の寿司店『すしざんまい本店』を開店した、株式会社喜代村の創業者で社長の木村清は、2012(平成24)年以降、毎年1月5日に築地市場で行なわれる初競りで、マグロを最高値で落札しており、報道等でも取上げられている。2012(平成24)年は国産クロマグロの「初競り」で、史上最高の5,649万円(1Kg当たり約21万円)で競落とした。2014(平成26)年の初競りでは、過去2年間に競り合った相手が最高値入札に加わらなかったため、株式会社喜代村の木村清が最高値で競落としたものの、736万円(1Kg当たり約3万2,000円)での落札となった。なお、この年は、1Kg当たりで最高値となるクロマグロ(約168Kgで672万円、1Kg当たり約4万円)も株式会社喜代村の木村清が競落としている。2015(平成27)年は、これまでで最も安い451万円(約180.4Kg、1Kg当たり約2万5,000円)で競落とし、4年連続で初競りを制した。その後、築地市場から豊洲市場に移転後、初めて行なわれた2019(平成31)年1月5日の初競りで、大間産のクロマグロが1本3億3,360万円で競り落とされ、過去最高値を更新した。重さは約278Kgで、落札したのは同じく株式会社喜代村であった。魚河岸とは一般に、魚市場のある河岸の意で魚市場のことをいうが、東京都中央卸売市場本場(築地市場)の水産部門の通称でもあり、江戸の日本橋から江戸橋にかけての河岸(現在の東京都中央区に所在)に魚市場があったことに由来する。日本橋の魚市場は、慶長年間 (1596[慶長元]年から1615[慶長20]年) に開かれたとされ,幕府の特許を得た魚問屋が営業し、江戸の隆盛と共に、本小田原町、本船町、安針町(いずれも現在の東京都中央区に所在)を中心として栄え、江戸幕府の許可を得て幕府への納魚や一般への市販を行なった。東京都中央区築地にある公設の卸売市場、築地市場は東京都内に11ヶ所ある東京都中央卸売市場(東京都が設置している地方公営企業[都道府県、及び市町村が経営し、法人格を持たないため、いわゆる社内カンパニーに相当する]、中央卸売市場)の1つであるが、その規模は日本最大で世界最大(広さでは大田市場[東京都中央卸売市場の1つで、東京都大田区東海にある東京都が管理する公設卸売市場]の方が広いが、取引金額は大田市場より大きい)であり、代表的な卸売市場である。銀座等の繁華街が近く、築地市場の周辺にも買出人を相手とする店舗が多数あり、「場外」と呼ばれる商店街(築地場外市場商店街)を形成している。これに対して、築地市場は「場内」と呼ばれる。場外は場内に比べ、一般客や観光客が比較的多い。1935(昭和10)年に現在の位置である東京府東京市京橋区(現在の東京都中央区)築地に東京市中央卸売市場が開設されたが、これは江戸時代から東京の食品流通を担ってきた日本橋魚河岸等の市場群が、1923(大正12)年9月に起きた大正関東地震(関東大震災)で壊滅したのを受け、同年12月、隅田川や汐留駅(現在の東京都港区東新橋に所在した日本国有鉄道[国鉄、現在のJRグループ]の貨物駅)といった水運、陸運に恵まれていた旧外国人居留地(築地居留地)の海軍省(大日本帝国海軍の軍政機関で、1945[昭和20]年11月30日に廃止)所有地を借受けて、臨時の東京市設魚市場を開設したのが始まりである。築地市場の競り場や仲卸がある主な建物は、弧を描いている。これは、国鉄(日本国有鉄道、現在のJRグループ)の貨物駅、東京市場駅が存在したことが大きな要因となっている。線路がこれらの建物に平行して存在しており、これを利用した鮮魚貨物列車等が入線していた。しかし、生鮮食品でも貨物運送が貨物列車からトラックに徐々に移行し、その影響で冷凍車や活魚車等の貨車や鮮魚貨物列車等も廃止され、駅も廃止された。こうした歴史的経緯から、築地市場では列車輸送が想定されていたため、トラック駐車スペースは狭小であった。また、取扱い数量の拡大や施設の老朽化、違法駐車の増加、そして、立地条件の良さに由来する他目的への利用価値の観点等から、東京都江東区豊洲にある東京ガスの工場跡地への移転が検討された。一旦は2016(平成28)年11月7日に、東京ガスの工場跡地に建設される豊洲市場を開場する方向で正式に決定したが、2016(平成28)年8月31日、東京都の小池百合子都知事は同年11月7日に予定されていた豊洲市場の開場を延期すると共に、築地市場の解体工事も延期すると発表した。2016(平成28)年9月に、豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議が設置され、2017(平成29)年3月19日、専門家会議は豊洲市場に付き、科学的、法的に安全であるとの評価を行なった。2017(平成29)年12月20日の東京都中央卸売市場の発表によると、豊洲市場の開場日は、2018(平成30)年10月11日の予定となっていた。築地市場は、2018(平成30)年10月6日に営業を終了し、築地市場からみると東に位置する豊洲市場は、2018(平成30)年10月11日、予定通り開場した。なお、築地場外市場商店街は、2018(平成30)年10月以降も営業する。豊洲市場は、東側の5街区に青果棟(地上3階建)、西側の6街区に水産仲卸売場棟(地上5階建)、南側の7街区に水産卸売場棟(地上5階建)、及び管理施設棟(地上6階建)が配置されている。管理棟には、築地市場にあった約3,000冊の資料を所蔵する「銀鱗文庫」も移管された。また、水産業者等から信仰される魚河岸水神社(本殿は、東京都千代田区外神田に鎮座する神社で、神田、日本橋[日本橋川以北]、秋葉原、大手町、丸の内、旧神田市場や築地魚市場等、108ヶ町会の総氏神である、神田明神の境内にある)の遥拝所も、築地市場から豊洲市場敷地内へ遷座された。市場の各施設を隔てる道路の交差点北東方には、東京都港区の新橋駅から東京都江東区の豊洲駅までを結ぶ、自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)(小型軽量車両が自動運転により、専用軌道上の案内軌条に従ってゴムタイヤで走行する中量軌道輸送システムの一種)、ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線の市場前駅があり、歩行者デッキで各街区と連絡される。豊洲新市場基本計画によると、豊洲市場の特徴として、他市場への転配送施設を設置する等、首都圏のハブ機能を確立すること、搬入から搬出までの一貫した物流システムを確立する等、取引・物流両面の効率化を図ること、高度な衛生管理、より良い品質管理が可能となる施設整備や体制作りを行なう等、安全・安心の市場作りを行なうこと、買い回りの利便性の向上、及び商品や取引情報の提供等、顧客サービスを充実すること、環境負荷の低減、省エネ・省資源を実現すること、賑わいゾーンの設置や魅力ある都市景観に配慮する等、街作りに貢献する市場とすること、の6点が挙げられている。