1月1日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1863年 - アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが「奴隷解放宣言」を布告。南北戦争(奴隷制存続を主張するアメリカ合衆国南部諸州の内、11州がアメリカ合衆国を脱退、アメリカ連合国を結成し、アメリカ合衆国に留まった北部23州との間で戦争となったもの)中、連邦軍(アメリカ合衆国軍)が戦っていた、アメリカ連合国が支配する地域の奴隷達の解放を命じた宣言、「奴隷解放宣言」では、連邦軍側から脱退していなかった境界線周辺の奴隷州と、既に連邦軍に制圧されていた地域は対象外とされる。この宣言によって、すぐ解放された奴隷の数は少なかったが、南北戦争終戦後、アメリカ連合国支配地域が連邦軍の支配下に戻され、アメリカ合衆国憲法第13修正が承認されたため、奴隷達の解放は公式に確立され、さらに、この宣言をきっかけとして、アメリカ合衆国で奴隷解放運動が興隆することとなる。  
1868年 - 天満屋事件。海援隊(土佐国土佐藩脱藩の浪士、坂本龍馬が中心となり結成した組織)士と陸援隊(坂本龍馬と同様、土佐藩を脱藩した中岡慎太郎によって組織され、活動した、武力討幕のための武力集団)士らが、京都油小路(現在の京都市下京区に所在)の旅籠「天満屋」を襲撃して、紀伊国/紀州藩士三浦休太郎を襲い、三浦休太郎を警護していた新選組(反幕府勢力を取締まる警察活動に従事していた組織)と戦う。この事件で、襲撃側は死者1名を出し、新選組は2名の死者を出している。 
1873年 - 日本で太陽暦(グレゴリオ暦)を採用。旧暦の明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日になる。 
1880年 - パナマ運河(北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置するパナマ共和国のパナマ地峡を開削して、太平洋とカリブ海を結んでいる閘門[水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置]式運河)の建設が開始される。 
1886年 - 日本初の定期乗車券が発売される。定期乗車券とは、鉄道やバス等の公共交通機関において、通勤・通学のため、主に特定の区間を繰返し乗車する乗客を対象として、一定の期間を区切って発行される乗車券で、一般的に定期券、又は定期と略して呼ばれる。
1887年 -「本初子午線經度計算方及標準時ノ件(明治19年7月13日勅令第51号)」により、東経135度の時刻を日本の標準時とすることが定められる。厳密には「日本標準時」いう名称は存在せず、「標準時ニ関スル件(明治28年12月28日勅令第167号)」により、「中央標準時」と定められている。現在の日本には、標準時は1つしかないが、「中央」であるのは、かつて日本が台湾を併合した歴史があるためである。併合中に台湾の時間帯として「西部標準時」を新設し、これに対して「中央」となったが、「明治二十八年勅令第百六十七号標準時ニ関スル件中改正ノ件(昭和12年9月25日勅令第529号)」により西部標準時を廃止したため、法律上は中央標準時のみが現存している。なお、勅令とは、天皇が発した法的効力のある命令を指す。大日本帝国憲法の第9条に定められていた法形式であり、法律を執行するため、又は公共の安寧秩序を保持し、及び国民の幸福を増進するために、天皇が制定していたものである。 
1897年 - 明治期の文壇の重きをなした作家、尾崎紅葉の長編小説『金色夜叉』が、読売新聞で連載開始。 
1899年 - スペインによる、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海洋上の大アンティル諸島に位置するキューバ支配が終結。 
1900年 - ドイツ民法典が施行される。
1901年 - 20世紀開始。
1901年 - オーストラリアがイギリスから事実上独立する。
1901年 - アフリカ西部に位置するナイジェリアが、イギリスの保護国(国家主権の多くを他国に譲り、その保護を受ける国)になる。
1905年 - 日露戦争:旅順攻囲戦が終結。ロシア帝国の旅順要塞(遼東半島先端部の旅順[現在の中国東北部、満洲と呼ばれる地域に所在]にあった要塞)を、日本軍が攻略し、陥落させる。
1912年 - 中国大陸に中華民国が建国される。中華民国は1949年以降、台湾島と周辺の島嶼群等を実効支配している。 
1914年 - アメリカの航空会社、セントピーターズバーグ - タンパ・エアボート・ライン社が、ベノイストXIV型単葉複座飛行艇によって世界初の定期航空便運行を開始する。しかし、採算が合わず、約4ヶ月で運航中止となる。
1916年 - 南太平洋、オーストラリアの北に位置する、グリーンランドに次ぐ世界で面積第2位の島、ニューギニア島沖にある、ビスマルク諸島に属するニューアイルランド島で、マグニチュード(M)8.3の地震が発生する。
1930年 - 運輸全般の監督行政、及び省線(省営鉄道)事業を所管した、現在の国土交通省、及びJRグループの前身となる国家行政機関、鉄道省が全線でメートル法を実施。
1934年 - 阪急阪神東宝グループの中核企業の1つで、大阪梅田と神戸・宝塚・京都を結ぶ鉄道を経営する大手私鉄、阪急電鉄の一部門であり、兵庫県宝塚市に本拠地を置く歌劇団、宝塚歌劇団の東京での本拠地『東京宝塚劇場』が開場する。現在の東京都千代田区有楽町にあり、開場以来使われてきた『東京宝塚劇場』は、大正関東地震(関東大震災)の復興期におけるモダニズム建築の傑作の1つに数えられていたが、老朽化のため1997年12月29日に一旦閉場し、翌1998年1月から建替工事を開始、2001年1月1日に新築オープンする。建替前の劇場は東宝(映画・演劇の製作配給・興行や不動産賃貸を手掛ける、阪急阪神東宝グループの中核企業の1つ)直営で、商業演劇、歌手芝居、ミュージカル等、東宝演劇の中心地として機能しており、本来メインとなる宝塚歌劇は、年数回(改築前数年間は年7ヶ月)の公演であったが、建替後、東宝は大家の立場に回り、宝塚歌劇団を運営する阪急電鉄に賃貸されて、名実共に「東京における宝塚歌劇団の専用劇場」として再出発を図っている。 
1938年 - フランスの国鉄事業を統括する鉄道事業者、フランス国有鉄道(SNCF)が誕生する。
1942年 - 日本で、塩の配給制、家庭用ガスの使用割当制が開始される。 
1943年 - 東京日日新聞と大阪毎日新聞が題字を「毎日新聞」に統一。
1945年 - 東京に簡易電話所(公衆電話)を新設する。
1946年 - 第124代天皇、昭和天皇が、第二次世界大戦後最初の年頭詔書「新日本建設に関する詔書」で自己の神格を否定する(人間宣言)。 
1947年 - 内閣総理大臣の吉田茂が年頭の辞で、いわゆる「労働組合不逞の輩」と呼ばれる暴言事件に発展する発言をする。「不逞の輩」は流行語になる。 
1948年 - 「少年法(昭和23年7月15日法律第168号)」と、少年院(非行少年に対し、矯正教育をする施設)の設置、管理、及び収容者の処遇、少年院における矯正教育に関する基本原則を規定した「少年院法(昭和23年7月15日法律第169号)」が施行される。 
1948年 - かつてイギリスにあった国有鉄道、イギリス国鉄(BR)が誕生。現在は分割民営化され、20数社の民間会社が運行を継承している。
1948年 - 東京都千代田区千代田の皇居内にある橋、二重橋を23年振りに開放し、国民一般参賀が行なわれる。国民一般参賀は、2日間で約13万の人出を記録する。 
1949年 - 東京都小笠原諸島の南端近くに所在する、東西約8km、南北約4kmの火山島、硫黄島で、日本軍とアメリカ軍との間で行なわれた戦い「硫黄島の戦い」の残留日本兵2名がアメリカ軍に投降するが、その内の1名が自決する。 
1950年 - 「年齢のとなえ方に関する法律(昭和24年5月24日法律第96号)」が施行され、年齢の表示が満年齢に一本化される。 
1950年 - ロシアの首都モスクワと、その周辺に路線網をもつモスクワ地下鉄の5号線環状線が一部開通。 
1950年 - 特急「つばめ」デビュー。1949年9月、第二次世界大戦後初の国鉄(日本国有鉄道、現在のJRグループ)特急として東京駅 - 大阪駅間で特急「へいわ」の運転が開始されたが、愛称公募により特急「へいわ」は、この日から「つばめ」に改称されている。同年6月には、その姉妹列車として特急「はと」が登場し、「つばめ」と「はと」は、当時の日本を代表する列車となる。