12月31日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

NHK紅白歌合戦。
日本の公共放送(公共企業体や地方自治体等、国家以外の公的機関によって運営される放送局)による放送を担う事業者であり、放送・日本放送協会(NHK)・放送事業者の規律に関する内容を規定する「放送法(昭和25年5月2日法律第132号)」に基づいて設立された、放送事業を行なう、法人の内、その法人を設立する旨の具体的な法令の規定に基づいて設立された特殊法人で、総務省(旧郵政省[現在は総務省と日本郵政グループ[JP]に再編])が所管する外郭団体(官公庁の組織の外にありながら、その官公庁から出資や補助金を受ける等して、補完的な業務を行なう団体)、日本放送協会(NHK)が、1951(昭和26)年から大晦日に放送している、男女対抗形式の大型音楽番組で、日本の長寿番組の1つとなっており、通称は『紅白』である。女性アーティストを紅組(あかぐみ)、男性アーティストを白組(しろぐみ)に分け、対抗形式で歌や演奏を披露する。当初は正月のラジオ番組であったが、日本放送協会(NHK)がテレビ放送を開始した後は、大晦日の夜に移動し、「1年の締め括り」の代名詞となる。放送が延期・中止されたことは1度もない。日本を代表する人気歌手が大勢出演し、さらに、歌手以外のゲスト等も、その年人気を博した人物が選出されるため、放送開始当初から高視聴率を記録し、深夜に及ぶ時間帯の番組でありながら、年間視聴率の上位に食込み、多くの年で、通年の最高値を弾き出している。そのため、国民の関心は高く、年の瀬から正月にかけて、新聞、雑誌から、商売敵である民放局までが、紅白に関する話題を取上げる。紅白の両組対抗形を採るが、番組の進行の上では、あくまでショーとして番組を構成する要素の1つであり、決して「対抗」を前面に押出している訳ではない。但し、あくまで形式上は「対抗」であるため、その組合わせの枠の中に入る歌手は、正式には「番組出演」ではなく、「紅白歌合戦出場」と呼ばれる。また、日本放送協会(NHK)主体ではないが、海外の現地ケーブルテレビチャンネル(主として、日本専門チャンネル)を通じて放送される場合がある(NHKワールド・プレミアム放送の際には字幕がないため)。放送時間は、第18回(1967[昭和42]年)以降、長らく21時00分開始に固定されてきたが、2部制となった第40回(1989[平成元]年)以降は、19時台から20時00分の間を推移している。1部と2部の間には、その年の最後の『NHKニュース』を放送する。終了時刻は、総合テレビでは第13回(1962[昭和37]年)以降、一貫して23時45分である(放送メディアによっては例外あり)。また、次の番組も、年末年始に日本放送協会(NHK)が生放送する年越し番組、『ゆく年くる年』で固定されている。出演者に対しては、正式発表まで厳重な「緘口令」が敷かれ、原則日本放送協会(NHK)側からその都度発表される。一方で、特に司会者と出場歌手の人選は注目を集め、大衆紙等では、正式発表の時期に「関係者からのリーク」として、予想記事が出されることがある。司会者は、その年の紅白の「顔」ともいうべき存在で、例年、その年の出演者の内で最も早く決まる(10月後半頃から11月頃)。正式決定と共に、本人出席の下で、記者会見が、東京都渋谷区神南にある日本放送協会(NHK)の施設、NHK放送センター(いわゆる「本部」で、全国ネットワーク番組の大半がここで制作・発信されている他、関東・甲信越地方向けブロック放送の拠点も兼ねている)で行なわれる(会見を行なわず、広報を通じてコメントを発表するのみに留める年もある)。通常、「紅組司会」「白組司会」「総合司会」の三者がいる。「紅組司会」と「白組司会」は、それぞれの組の曲紹介を、「総合司会」は、番組全体の進行や、両組司会のサポートを分担してこなす。「紅組司会」は、数例の例外を除き女性が担当し、「白組司会」は、例外なく男性が担当する。「紅組司会」と「白組司会」はテレビタレントが、「総合司会」は日本放送協会(NHK)アナウンサー(東京アナウンス室在籍)が担当することが多い(両組司会にもアナウンサーが起用される年がある)。全員の内、アナウンサーは必ず、最低1名は入っている。これは、NHK紅白歌合戦生放送中にアクシデント(重大事件・事故・災害や、本番中でのいわゆる放送事故等)が発生したり、芸能人司会者が、本番直前にアクシデント(病気・負傷・不祥事等)により出演不能となった場合の対応のためである。司会担当者は、他の長時間番組や音楽番組と比べて、特定の人物が、何回も続けて担当することは少なく、場合によっては、司会未経験のタレントがいきなり抜擢されることもある。紅白の台本は、生放送という関係上、非常に細かく設定されており、進行上、アドリブの必要性は少なく、あくまで「司会者」を演じる役者的性質が強いためである。司会が歌手の場合は、出場歌手を兼ねる場合もある。出場歌手は概ね、紅白両組それぞれ20組から30組の間を推移している。対戦に組込まれる正規の歌手は、番組への出演が「出場」と呼ばれ、「出場回数」も正式にカウントされる。例年11月下旬に発表記者会見が行なわれ、その年の初出場の歌手が出席するか、或いは、メッセージが公表される。両組の割振りは、メインボーカルの性別を原則とする。複数の名義で並行して活動している歌手は、原則、両方で出場することはできず、1960年代後半のグループ・サウンズ全盛期から、スーパー・スターとして活躍した歌手・俳優の沢田研二が、第40回(1989[平成元]年)において、ソロ名義とザ・タイガース(ギター等の電気楽器を中心に数人で編成される、演奏、及び歌唱を行なうグループ、グループ・サウンズの代表格の1つ)の双方で出場した事例が、長らく唯一であった。しかし、2000年代後半からは、同系列の複数のグループ・ユニットをメンバーが掛持ちし、更に、それぞれヒットする事例が出てきたため(女性アイドル・ボーカル&ダンスグループのモーニング娘。、女性アイドルグループのAKB48、ダンス&ボーカルグループのEXILE等)、徐々に複数の掛持ち出場が認められるようになってきた。基本的には、その1年間にヒット曲を出した歌手を対象として、出場者の選考が行なわれる。本人や所属レコード会社・所属事務所に対して、選考対象とされることや、出場への意思の有無の確認が行なわれ、例年11月頃に行なわれる選考会議で最終決定される。発表と同時に記者会見が開かれ、競合関係にある民放各局も含めた各メディアの取材陣が集まり、各メディアでも報道される。この記者会見には、初出場者が出席することが恒例となっている。ゲスト審査員は、その年を代表する著名人(芸能人・スポーツ関係者・音楽関係者・文化人・メディア関係者等)が、10名前後起用されることが恒例で、審査への参加だけでなく、放送内の随所で、司会者とのトークが挟まれ、番組の進行にも関わる。ゲスト審査員の発表は一番遅く、12月下旬に行なわれる。最も起用される可能性が高いのは、翌年の『大河ドラマ』(稀に、当該年度や次年度・前期の『連続テレビ小説』)の主演者であり、司会や歌手に選ばれた場合を除き、ほぼ毎年審査員となっている。スポーツ関係では、プロ野球の日本シリーズ優勝チームの監督や主力選手、大相撲の看板力士(その年に新横綱、新大関になった力士等)が多い。