『シャトー・オー・シマール詳解』

　シャトー・オー・シマール

　　　　　　Chateau Haut Simard

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＡＯＣ Saint Emilion Grand Cru

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Saint Emilion

畑　面　積　　　１０ha

年間生産量　　５万本

オーナー　　　　Alain Vauthier　アラン・ヴォーテイエ

作付割合　　　　メルロー８０％　カベフラ２０％

平均樹齢　　　１０年

植栽比率　　　　５，５００本/ha～１２，６００本/ha

土　　　質　　　　粘土、石灰岩

収　　　穫　　　　機　械

発酵・マセラシオン　　コンクリート・タンク、週間

　　　　　　　　　　　樽内マロラクテック発酵　　

新　樽　率　　　　５０％

樽　熟　成　　　１２ケ月

　シャトー名の由来は、葡萄園の所有者 Comte de Simard によります。１８７０年に鉄道の施設により葡萄園は分断され、Chateau Simard～４０ha とChateau Haut Simard～８haとなります。

　１９２０年代にはMaziere家が取得しており、１９５４年当時の所有者であるClaude Coco Maziere 死去に伴い、甥であるAlain Vauthierが取得します。

ＡＯＣ Saint EmilionからＡＯＣ Saint Emilion Grand Cruを取得しています。

○　２０１６年　ＰＰ９２～ＰＰ９４　ニール・マーティン robertparker.com Apr 2017

　２０１６年シャトー・オー・シマールは、メルロ－６５％とカベルネ・フラン３５％のブレンドで、３０％の新しいオークで成熟しました。芳香族はより複雑でニュアンスがあり、濡れた石灰岩のタッチとチョークフィルタリングは明るい赤い果物を通しています。口当たりは非常にしなやかなタンニンと良い深さでミディアムボディです。香辛料のタッチでここに素敵な新鮮さとハーモニーがあり、口がヒリヒリする仕上げに向かって四川ピーマンのヒントさえあります。　　予想される飲みごろ　２０２１年から２０４０年