今の時代は「承認欲求」の時代だと聞くことがあります。
SNSや動画サイトなど、投稿にいいねや高評価がつく仕様になってます。
アメブロはいいねを受け付けない設定もできますが、選択不可で強制的にいいねや高評価が付けられる機能になっているSNSやサイトは多いです。
投稿にいいねや高評価がつくと嬉しい反面、付かなかったり期待していたより少ないと、自信をなくしたり落ち込むなど
一喜一憂してしまう人も多いようです。
これは「承認欲求」が絡んでいるからです。
また他の人や同じ系統やジャンルの人と比較してしまう場合も多いでしょう。
同じような内容の投稿なのに、ある人は数百ついて自分は1桁
そんなことも珍しくないです。
SNS以外に創作活動(イラストや小説等)でもよくある葛藤や悩みのようです。
創作活動は特に、自分の作品なので他者に評価してほしい欲求は強くなりやすいでしょう。
確かに数字というのはわかりやすい指標です。
ですが。
ただ数字だけで判断したり、一喜一憂してしまうのは早計かもしれない…ということについて書いてみます。
数字だけで安易に判断したり承認欲求を満たすことは「承認欲求モンスター」になりかねない
いいねや高評価などの単純な数字だけで自分の価値を感じ、承認欲求を満たすことが癖になるとそこに依存するようになりかねません。
そして「自己受容」が疎かになる恐れがあります。
数字での承認欲求に依存すると、自分が自分を受け入れて認めるという「自己受容」する習慣が身に付かず、その結果、自己肯定感が低くなりやすい罠があります。
自己肯定感というのは他者の承認に依存するだけでは高まりません。
自分が自分を認め受け入れる、内部からの自己受容も必要不可欠だからです。
自己受容できてないと、他者からの承認を求めるしかないので不安定になります。
他者からの承認だけに求めるのは他者からの承認に依存する在り方になり、期待するようになります。
そして期待通りでないと失望したり不安になり、勝手に振り回されてしまい、一喜一憂する羽目になります。
一喜はともかく、一憂は辛いものですよね。
これはもちろん、恋愛や他の人間関係にも当てはまります。
恋愛では特に起きやすいことです。
人は、愛されたいと願い、相手から愛されることで自分を認められるとつい考えがちです。
だから、恋愛相手からの「供給」を求めてしまい、期待してしまいやすいです。
そして期待通りでないと不満や不足感を感じ、上手くいきづらくなりやすいです。
悪化すると拗らせてしまい、自分から壊したり、相手を傷つけたり避けたりしてしまいます。
いわゆる「ひどい好き避け」もこれが起きている状態でしょう。
いいねや高評価の単純な数字だけが評価ではない 100回分のいいねかもしれない
数字は今の時代、確かに評価としてわかりやすい指標ではあります。
なので、承認欲求を満たすため、数字を多く取ることに固執したり期待することも増えやすいのでしょう。
ですが。
単純な数字の多さだけでは実際は測れないです。
1人1回しかいいねや高評価を押せないSNSやサイトも多いです。
ですが、1回のいいねや高評価が100回分に相当している場合だってあります。
私もそういうことはあります。
「神すぎる！ありがとう!」
という投稿や作風だってあります。
いいねや高評価が少ないとしても、私からしたら神レベルだってこともあります。
投稿者はこれだけかって思うかもしれないけど、私からしたら素晴らしいんです。
まさに100回いいねしたいくらいです。
これを投稿してくれてありがとう神様…そう思うことだってあります。
私は、できる時はなるべくコメントで伝えるようにしてます。
でもコメントしない人だって多いでしょう。
もしかしたらすごく重みのある1いいねかもしれないんです。
いいねや高評価は、軽い気持ちで押すこともできます。
何となくや義理の場合も少なくないです。
もちろん数が多いのはすごいことで純粋に評価として受け取っていいでしょう。
ですが少ないから悪い、認められてないとは限らず、100いいね分のいいねという場合もあるかもしれません。
つまり、量だけではなく「質」も関係するということです。
でも質は目に見えず指標になりづらいものです。
だから単純な数字の多さという「量」だけで安易に判断してしまいがちなのでしょう。
もしいいねや高評価が少ないからと落ち込んだり自己評価が下がりそうな時は、「量だけでなく質も関係ある」ことを意識してみるといいかもしれません。