怒りや悲しみなどのネガティブな感情は、スピリチュアルの世界ではやや否定的に捉えられがちです。
本来は別に悪くないのですが、手放しやクリアリング(または統合)が推奨される世界だからだと思います。
またスピリチュアルが好きな人たちは真面目な人が多いので、ネガティブな感情(怒りや憎しみなど)を感じてはいけない、良くないとつい真面目に考えてしまう人も少なくないようです。
ネガティブな感情は悪いものでもなく感じてはいけないものでもないです。
ネガティブな感情など、不快な感情が出るのが生理現象のようなものです。
夏の暑い炎天下に、外に出れば「暑い」と思いますよね。
それと同じようなものです。
ネガティブな感情はただの反応なので、自分が感じたければ感じていいです。
また他人が咎めることでも責めることでもないです。
ただ、ネガティブな思考感情でいる時間が多いほどそれが現実に反映されてきやすい要素はあるので、それが嫌なら手放しやクリアリングなどして意識的に変えていくしかないです。
そのため、スピリチュアルでは推奨されているというだけで、ネガティブな感情を感じること自体がダメ、悪いという考えはスピリチュアルを拗らせてます。
その人の感情はその人のものです。
なので自由に感じていいです。
怒りを感じたり、嫉妬したり、自己憐憫したり、恨んだりしても、その感情自体は悪くないです。
ネガティブな感情が悪いと思われやすいのは、罪の意識、罪悪感があるからです。
ネガティブな感情というのは汚く醜いイメージが強いです。
なので罪悪感が咄嗟に出て、こんなことを思っちゃいけない、こんなことを思うのは恥ずかしい、など思いやすいです。
確かにドロドロしていて綺麗とは言い難いです。
そんな感情が浮上してきたら目を背けたくなるし、こんなことを感じる自分って何て醜いんだろうと後ろめたい気持ちも出たりするでしょう。
またネガティブな感情は周りにも伝播したり影響を与えます。
イライラしている人がそばにいると自分も居心地悪くなったりします。
他者のネガティブな感情により害を受けることもあるので、ネガティブな感情は悪い、汚いという観念は強くなりやすいですし、仕方ない面もあります。
ただ、ネガティブな感情が出るのは生理現象であり、暑い時に暑いと感じるような自然な反応です。
悪いイメージや観念は強く罪悪感を感じやすいですし、ネガティブな感情をあまりに感じ過ぎると自分が損になる要素はありますが、ダメというわけではないです。