今回は「悪念」についてです。
難しい定義はともかく、いわゆるマイナス、ネガティブな考えと気持ち（不平不満、恨みつらみ、攻撃心・・・など）と考えればいいでしょう。
この悪念は、人間界（人間社会）で生きていれば普通に湧いてくるでしょうものです。
また、そもそも人間はそんなに理想的、ご都合主義的に「出来た」存在ではありません(笑)から、特に悪念が思い浮かんでしあったことが悪い、ダメという事ではありません。
問題は湧き出た悪念を放置し自分に対して好き買ってさせる（悪念に自分をコントロールさせる）ことです。
悪念は強い意念ですので、感情、選択、判断、決定・・・つまり実際の行動にまで大きな影響があります。
ですから悪念をほったらかしにして好き放題させてしまうのは、実生活でも気分的にもよからぬわけです。
さて、ではどのような対処法があるでしょうか。
できるだけカンタンにできる対処法を、いくつかご紹介します。
【悪念を処理する方法】
①意識を他へ移す（ほかのことを考えるだけで相当に効果あり）
②体を動かす（運動も掃除などもOK）
③瞑想で念自体を消化・昇華
④神仏への祈り
それぞれ簡単に見てみましょう。
①意識を他へ移す（ほかのことを考えるだけで相当に効果あり）
人の意識というものは意外とカンタンに他へ移ります。
しかも筋トレのように、やればやるほど上手になります。
この方法①は要するに瞑想での意識の訓練の初歩段階でよくやるやつですね。
悪念がわいたらすぐさま、何か「楽しい事、うれしかったこと、今日やるべきこと」等を思い出し、それを考え続けましょう。
或いは、漫画やテレビを見るのもお勧めです。
好きなストーリーに心を奪われているその瞬間は、悪念から離れることができます。
ちなみに以下の電子書籍（読み放題対象）でもう少し詳しく紹介しています。
ご興味ありましたらご参照ください。
②体を動かす（運動も掃除などもOK）
一般的に言って、肉体の制御室（コントロールセンター）は脳です。
悪念が湧いたら、すぐさま無理のない運動、掃除、整理整頓などで体を動かしましょう。
脳が肉体を動かすことに専念し、悪念から意識をそらすことにつながります。
勿論、個人的には気功が非常におすすめです。
気功は高齢者も運動が苦手な方もできるのが非常に現代日本人に合っていると思います。
③瞑想で念自体を消化・昇華
この瞑想での悪念の消化・昇華は実際に講習で習わねば、いくつもある注意点が守られず、自分へのダメージが大きくなる懸念があります。
要注意です。
ちなみに私の瞑想講習では初めに「静寂の瞑想」と称して雑念、悪念を消化・昇華する「脳、意識の技法」を学びます。
ご興味ありましたら以下をご参照ください。
④神仏への祈り
この④も言うなれば①と同じです。
ただ、神仏をお祈りする（お祀りする）くらい殊勝な習慣がある方々であれば、きっと無理なくスムーズに悪念から離れられるでしょう。
これまで神棚や仏壇に向かってお祈りや先祖供養をしたことがない人でも、（あくまでも一般的な意味で）これから始めるのもよいでしょう。
その際、いわゆる一般的な神社仏閣で安価で購入できるお札などで十分です。
お札などを設置し、コップに水を入れて置き、感謝の念を一心に無心に捧げましょう。
ちなみに私はインドの神様（数柱）をお祀りしているので、毎日マントラを数百回唱えます。
お祀りの時間以外でもマントラを自動で唱えていることも何度もあるので、多い日ですと１万回近くなると思います。
もちろん仕事などが基本的な優先事項ですので、ここまでやる必要はありません。
さて、【悪念を処理する方法】をご紹介しました。
繰り返しますが、人間界・人間社会では悪念が湧いてしまうことなんてごく当たり前で、無理もない事です。
それ自体をダメだなどと考えず、「悪念に自分を好き勝手させない、自分の心を自分でコントロールする」ことを目指しましょう。
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