電子書籍小説

『ただの夢物語です~陽だまりのルーシェ~』、

『ただの夢物語です2 秘境の神社編』

(ともに追記エピソード20%付き)

AmazonKindle読み放題で無料です。

 

電子書籍『ただの夢物語です 秘境の神社編』出版しました

《秘境の神社編 追記エピソード》

・伝説の子

・遥かなる古代、過去世の記憶②

・遥かなる古代、過去世の記憶③

・陽光、爆熱の男

・陽だまりと食いしん坊

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【電子書籍】Amazonkindle正規版『ただの夢物語です ~陽だまりのルーシェ~』を出版

《陽だまりのルーシェ編 追記の未公開エピソード目次》

追記①小さなお手伝い

追記②甘味と苦み

追記③研がれた爪は静寂を貫く

追記④研がれた爪は妖を穿つ

追記⑤陽だまりの銀幕

《注意》
iPhone、iPadからKindle本を購入する場合アプリから購入することはできないそうです。
ウエブブラウザーである「Safari」でAmazonのサイトにアクセスし、Kindle本のページから購入になります。
iPhone、iPadは、パソコンと同じようにウェブブラウザーを使ってAmazonのサイトからKindle本を購入し、
Kindle本を読むときだけアプリを使う、ということのようです。

 

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前回では、○神社の奥にあるという御神水の源泉を飲みに行くべく小道を歩いていると座敷童の一団に会うことが出来ました。
幸運を呼ぶという座敷童を大勢見かけたなんて、すごい体験をしたものです。
しかもその中に、蛇の精霊の子である白ちゃんまで混じっていました。
どこで一緒になったかは不明ですが、きっと、チビッ子で同じような容姿なので意気投合したのでしょうね。
では続きをご紹介します。

白ちゃんとのやりとりのあいだ、座敷童達はバシャバシャと小川で水浴びをしていたのですが、そのうちの数名が顔を水中に突っ込んでゴクゴクと飲んでいるのが見えました。
子供はいつだって豪快ですね。
「ぷぁーーー!」
「ぷぁーーー!」
「ぷぁーーー!」
三人が完全に一致したタイミングで顔を上げました。
濡れた顔を見ると、ほんのり紅潮しているだけではありませんでした。
お肌ツヤツヤ!
たまご肌どころではありません。
この小川に流れるのは、源泉ではないとしても御神水です。
強力な癒し・回復効果があるのでしょうね。
腕の中の白ちゃんも興味深そうに川と座敷童たちを交互に眺めています。
「白ちゃん、飲んでみようか!」
小川へ近づいてしゃがみ、手ですくってみました。
シュワシュワと微発泡で、少しお酒の香りがします。
まず腕の中でアーンと口を開けている白ちゃんに飲ませてあげます。
「・・・!・・・」
発泡ドリンクは初めてだったのかもしれませんね。
ちょっと刺激が強かったのか、くりくり黒目を更にまん丸くして身を捩らせています。
私も一口。
ズズっと口にすると、一瞬で全身に泡が走り抜けていくのを感じました。
ちょっと表現が難しいのですが、血管の中だけではなく経絡・エネルギーラインに超微細な風の糸が走って行くようなイメージです。
「こりゃうまい!・・・あれ?」
腕や首の辺りの気がスムーズに通ります。
飲むだけでコリやハリ、穢れが除去されるとは!
言うなれば、足の指から頭頂まで隅々がクレンジングされたのです。
まるで身体を丸ごと全部取り替えたかのようです。
うーん、なんだか説明に正確さが足りませんね。
もう少しだけ詳しく言いますと、次のようになります。
・エネルギー体、霊体の補充+修復+浄化が一気に行われた
・それに伴って肉体の層にまで影響が波及し、不具合が解消された
こんな感じですかね。
私の体内の超極小生命体○○ーカも喜んでいるのがわかります。
想像にすぎませんが、原初、太古の地球に溢れていた液体と同質のものなのでしょう。
効果のほどは市販の美容液どころではありません。
手の甲や湯の皮膚がツヤツヤでシワが無くなっています。
そして・・・、
「・・・これは・・??」
あることに気が付きました。
先ほど「血管の中だけではなく経絡・エネルギーラインに超微細な風の糸が走って行く」と書きましたが、おそらく・・・、ただの想像に過ぎないのですが、もし仮に御神水の源泉が飲めたら「ゲアス(拘束呪式)」ですらも解除できるのではないでしょうか・・・?
いえ、これについては割愛しましょう。

「んー!んー!」
白ちゃんが襟を引っ張って催促します。
「はーい、待ってね!」
私は白ちゃんと何回か川の水を飲みました。
「おいしいね!」
白ちゃんもニコニコと笑っていますが、ちょっと頬照って来た私と比べて顔色が全く変化なしである所を見ると、相当な酒豪ではないかと想像できます。
気づくと、座敷童たちはどこかへ行ってしまっていました。
「あら~、白ちゃん、一緒に行かなくていいの?」
白ちゃんは可愛い鼻をピクピクさせているだけです。
置いていかれた、というわけではないようなので、大丈夫そうです。
「どうしようか、私たちも向こう(源泉のほう)へ行ってみようか?」
と聞きましたが、白ちゃんは林の上方をキョロキョロとしながら匂いを嗅いでいるようです。
在る方向へ視線が釘付けになっています。
「どうしたの?」
私もそちらを見上げてみると・・・。
バサバサっと羽搏く音がして、何者かが舞い降りてきました。
「ふん、お前らか」
なんだか無風流な物言いです。
これは、鴉天狗というやつですね。
身長は私より少し高いくらいで昔話で聞いたみたいに高下駄を履いています。
手には六角棒を持っています。
あの目つき、どうもここで会うカラスは良い印象がありません。
「女って聞いてたが、イメージと違うな」
これはお世辞にも友好的な雰囲気ではありませんね。
私はテキトーに言って退散することにしました。
こういう時は、石橋をたたいて渡らないに限ります。
残念ながら御神水は一旦後回しです。
「あ、すみません、失礼します・・・」
すると、
「はあ!はあ!おーい!アニキ~待ってくれよ~」
ドタバタという足音で駆け付けたのは、某最終幻想的RPGに出てくる走る鳥のような太った体格の鴉天狗でした。
私たちは前後に挟まれてしまいました。
これでは源泉の方へ行くことも元の方へ戻ることも出来ません。
遅れてきた方は弟なのでしょう、
「ひい、ひい!アニキ、ひでえよ、飛んでいかなくても・・・」
気息奄奄と泣き言を言っています。
先に来た兄貴分の方は、
「鴉天狗が飛べなくてどうする!太り過ぎなんだよ、お前は!そんなだから未だに小間使いしかさせてもらえねえんだろうが!」
と叱咤しています。
鴉天狗の兄弟ですね。
そんな二柱が私に一体何の用でしょうか。
「こいつら?力を試すっていうのは?」
何を言っているのでしょうか。
力を試す!?
もしかしてそれは腕試しということでしょうか・・・?
兄貴分が答えます。
「ああ、そうみたいだな。さっさと終わらせてしこたま飲むぞ!」

座敷童たちがいなくなったのは、この危険を察知したからかもしれません。
鳥居のところといい今回といい、暴力沙汰はご免なのですが・・・。
次回はこの鴉天狗との騒動をご紹介することになります。
またのご閲読、よろしくお願いいたします。

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