【Clubhouse】クラブハウスは課題満歳

先日から私もクラブハウスを始めました。
知人に招待してもらって、ネットにある設定方法を見ながら、何とか開始できました。
私が期待していたのは次の点。
①知人と気軽にお話しできるかな
②有益な問題解決法やアイデアなどが聞けるかな
③ファンの著名人（ユーチューバー）などの生の声が聴けるかな
④可能であれば、私もどんどん発信したい
などなど。

完全招待制だから非常にレア感があって、「私もやりたい！」という人も多いかもしれませんが、山積みの課題がどんどん暴露されています。
そしてFBで見かけた次のお知らせで疑問に思ったことがありました。

「これ、だれが参加したがるんだろう？」と思いました。
非常に意欲的で応援したい気持ちはあります。
しかしこのオンラインサロンをやっているというゲストさんのファン以外、だれがこのゲストの生い立ちや人生論を聞きたがるのでしょうか？
この主催者はこう言っていました。

（概略）

・聞きたい人のみ来ていただければよい。

・聞いて、もしおもしろくなければ、退室すればいい。

・とりあえず聞いてから判断すればよい。

非常に強気ですが、それはともかく。

これに対して私は次のようにお返事しました。

（引用）

「可処分時間」を考えると「まず聞いてみてください。お話はそれから」はなかなか難しいですかね～

「リスナーに、まずは不安ながら聞きに“来させる”」というのがどれほど効果があるか、そしてスタイルとして今の人の意識の流れに合うかどうか・・・

ビジネスで言えば「まず買ってください。いいかどうかはそのあとで」はファンがつくかどうか疑問ですね

（ここまで）

私のスタンス・スタイルとしては、次のようなものです。

・訳がわからないものを訳が分からないまま提示するのでは、受け手に「考え“させる”」「混乱“させる”」ので、私の「GIVE（ギブ）が先」と合わず、どうかなと思う

・可処分時間という財産を使わせ、いいかどうかわからないただのギャンブルに相手を巻き込むのはどうかなと思う

つまり、

・私はまず相手、受け手の事を考えた設定・行為（GIVER（ギバー、与える者）のスタンス）が先にある

こういった考えですので、上記引用にようにお答えしました。

主催者さんはおそらく、リスナーが増えたらいいなと思っているのかもしれませんし、リスナーが一人しかいなくても構わないのかもしれません。

主催者さんは最近独立しました。

素晴らしい行動力で応援しているのですが、もしかしたら「別にこれ以上お客さんやファンや支持者が増えなくても構わない」と思える状況なのかもしれません

しかしもしリスナーや支持者を増やしたいのであれば、率先してリスナーの為になる事を提示・与えるスタンスのほうがよほど受け手の為になると思うのですが、どうでしょうか。

まあ、私はビジネスやファン獲得の方法などは全く無知ですし、私の考えが頭が固いのかもしれませんね。(笑)

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さて、いくつかのイベントに参加して感じたことがありました。
【Clubhouse（クラブハウス）の課題】
①ただの不毛なおしゃべりはつまらない
②専門生のある発信は内容に要注意
③主催者の司会進行能力がモロに問われる

それぞれ、すでに多くの利用者が感じていることですが私の感想をご紹介します。

①ただの不毛なおしゃべりはつまらない
幾つかか、全くマイナーな人のルーム（イベント）に参加してみました。
それがただのおしゃべりに過ぎなかったのです。
私は「なにか有益なことが聞けるかな」「せめて聞き流しのように使えるかな」と思っていましたが、残念ながら「ただの雑音」でした。
電車に乗っている時やカフェで耳に入ってくる雑音なのですね。
もし主催者やゲストのファンであればそれも楽しいのでしょうが、無関係の人を引き付ける魅力はどこにあるのか不明でした。

②専門生のある発信は内容に要注意
あるゲストさん（足ツボ・足裏マッサージ）の対談を聞きに行きました。
残念ながらそのゲストさんの話で色々と間違いと感じざるを得ない発言があったのですね。
私はもともと足裏療法師ですので、その間違いがすぐに分かったのですが、きっと聞いている一般の方はゲストさんの解説を覚えてしまったかもしれません。
これら情報の質については、テレビ番組や雑誌でもそうですが、特に簡単に発信できるネット、セミナーでも同じですね。
スピリチュアル系や瞑想や気功などの情報はネット上に山のようにありますが、「玉石混交」どころか「玉石石石石混交」です。
例えば「風の時代は二極化が進む」などもよく言われているようですが、
・「どんな」二極化かが話されていない
・それ以前の二極化と何が違うのかが分析できていない
・ただの本質主義で終わっている
という問題をそのままにしたものばかりで、申し訳ないのですがあまり参考になりません。
簡単に発信できるのは手軽というメリットはあるのでしょうが、主催者は情報の質を確保するといいのではないでしょうか。

③主催者の司会進行能力がモロに問われる
多くのルーム（イベント）で感じたのは、
・もうちょっと上手に話を進めてほしい
・もっとあれを深堀してほしいのに
・もうそれは古い情報なのにまだ話すのか？
などです。
テレビ番組やラジオなどの司会進行役は、プロです。
視聴者・リスナーが楽しく聞けるように訓練と経験を猛烈にを積んでいます。
それを全くのド素人がマネするのは難しいですね。
例えば私の入っている「西野亮廣エンタメ研究所」には「Candy（キャンディ）」という居酒屋（？）があり、ネットで生配信をしています。
それも一回見てすぐ見なくなりました。
主催者数名がただグダグダとくっちゃべるだけだったからです。
もちろん、応援している人などが話していればそれでも楽しいのでしょうが、ファンでもないリスナーは寄り付かないでしょう。

さて、そんなことで次が実感できました。
【Clubhouse（クラブハウス）をやって感じた事】
・比較的簡単に始められるけど、質の確保が難しい
・実力がわかってしまうので、ハンパな人はつくろえない
・自分の実力（情報、ノウハウ、しゃべり、キャラなど）に自信がある方には向いているかも
・生配信がメインであるため、司会進行能力や喋りの上手さなどが人気に直結する
・質を確保できなければ、すぐに飽きられやすい（というかすでに飽きられ始めているでしょう）

これだけ目の肥えた人が多い世の中ですから、その中で支持を得ようというのは、なかなかに工夫と努力が必要ですね。