小樽駅の裕次郎ホーム | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

馬明が昨年の9月に、小樽へ行った目的は、①日本銀行旧小樽支店の金融資料館に展示されていなかった現金輸送用貨車のマニ車を、小樽市総合博物館で見ること、
②小樽駅の名所でもある裕次郎ホームを見ること、などでした。
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このホームが小樽駅開業100周年記念事業として、2003(平成15)6月17日に小樽駅4番ホームを、愛称名 裕次郎ホームと命名した場所です。

青いホーム名の琺瑯看板には、愛称名 裕次郎ホームと白抜きされた下には、ヨット好きだった石原裕次郎のヨットがデザインされています。


馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。

ブログ開設から、6月17日で8年154日を迎えました。目標のブログ開設10周年まで1年211日です。




これは小樽訪問記の第33弾です。
今回は『小樽駅の裕次郎ホーム』です。 




★1 小樽駅★
一昨年4月、小樽駅に数十年ぶりに下車しました。

小樽の4月は山に残雪があり、寒かったです。
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小樽駅は1932(昭和7)年4月3日に落成した上野駅の新駅舎をモチーフに設計され、1934(昭和9)年12月25日に改築した三代目の駅舎です。

この小樽駅本屋は、鉄筋コンクリート造2階一部平屋建で面積は1,329平方メートル。文化庁の登録有形文化財(建造物)に2006(平成18)年3月27日に登録されました。

こちらは、鉄道省の元技師で南満州鉄道太田宗太郎が1937(昭和12)年に設計した大連駅の駅舎も上野駅新駅舎と同じモチーフで設計されたものです。
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大連駅は、上野駅と小樽駅を設計した鉄道省の酒見佐市と、設計者は違いますが、何故か駅舎のデザインが似ています。

※ JR小樽駅プラットホームも、文化庁の登録有形文化財(建造物)に2006(平成18)年3月27日に登録されました。



★2 小樽駅の裕次郎ホーム★
ここは小樽駅の1,2番ホームです。右手のホームが3番と思われますが、小樽駅構内図では、4番ホームです。この謎は後で解明されます。
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ここが4番ホームです。愛称名が裕次郎ホームです。 
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4番ホームは、4が海原に浮かぶヨットの形です。
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この4番ホームにある青い琺瑯看板には、愛称名 裕次郎ホームと記されています。
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裕次郎ホームと白抜きされた下には、石原裕次郎が好きだったヨットがデザインされています。

裕次郎は小樽と縁が深く、石原一家が1937(昭和12)年に山下汽船勤務の父・石原潔の転勤から、1943(昭和18)年に逗子へ引越すまで生活をおくっていました。

裕次郎が、1978(昭和53)年5月15日にNHK「北紀行」のリポーターで1番ホーム(現在の4番ホーム)へ降り立ちました。
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遠くに見えるのが、裕次郎の記念オブジェです。

この記念オブジェを、2000(平成12)年10月14日に4番ホームに設置しました。
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このとき裕次郎は43歳、身長182cm、体重75kg。プロ野球選手並みの体格でした。

1番ホームから、ヨットをイメージさせる4番ホームに名称変更したのは、この時ではなく、下記の小樽駅開業100周年記念事業の際と、言われています。
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2003(平成15)6月17日に小樽駅4番ホームを、小樽駅開業100周年記念事業として、愛称名 裕次郎ホームと命名しました。




皆様、小樽駅で裕次郎ホームを見ませんか!?




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