カステラ元祖 松翁軒 ~コラボ企画~ | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

ここがカステラ元祖で有名な松翁軒の本店です。馬明はここへは2度目の訪問です。

1624(寛永元)年創業の福砂屋のカステラは、何時でも横浜で買えますが、松翁軒のカステラは長崎フェアがない限り買えません。

幸い、東武百貨店 池袋店で第10回大長崎展が、明日16日午後6時まで8階催事場で開催され、そこで松翁軒のカステラがお買い求めできます。
後日、記事にしますが催事場には、長崎新地中華街の蘇州林のお食事処もあり、ここの長崎ちゃんぽんと皿うどんは絶品です。
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松翁軒は、1681(天和元)年に初代・山口屋貞助が本大工町で創業し、330余年もの歴史がある老舗カステラ店です。

ここの2階喫茶室で、チーズケーキを食べましたが、期間限定のさくらカステラにしなかったのが悔やまれました。


馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。


ブログ開設から、6月15日で8年152日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年213日です。




これは長崎訪問記第9弾です。
今回は『カステラ元祖 松翁軒』です。 

6月15日はコラボの日。長崎かすてら噺 カステラのある風景を執筆した、夏目漱石が、「筑摩全集類聚版 夏目漱石全集10」筑摩書房を発表したのが、1914(大正3)年6月15日です。



★1 長崎カステラの歴史★
長崎カステラが伝来したのは、大航海時代の16世紀にポルトガルの宣教師から、もたらされた南蛮菓子です。

これは、一説にはスペイン・カスティーリャ地方のパンやビスコッチョのようですが、今のカステラとは味も形もまったく異なり、長崎の菓子職人が輸入された砂糖を使って作り上げたのが長崎カステラです。


★2 カステラ元祖の松翁軒★
ここが煉瓦造りの松翁軒本店です。

前回は長崎電気軌道に乗車し公会堂前で降りましたが、今回は長崎駅から歩きました。
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本店前の電信柱には、元祖松翁軒のカステラが宣伝されていました。
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早速、お店の中に入りました。
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松翁軒の屋号は、七代目当主の熊吉が作った見事な細工菓子を賞賛した国学者・中島広足が「松翁軒」と能面のの商標が贈られたものです。

店内では、カステラと、松翁軒オリジナルのチョコラーテのサービスを受けました。
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カステラにザラメがあるのは、作りたての証拠です。
前回もこのようにご馳走となり、これはお店のありがたいサービスです。

本店2階に喫茶室セヴィリヤがあります。
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長崎はヨーロッパから伝わったステンドグラスでも知られています。

店内には素敵なステンドグラスが装飾されていました。
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ここが喫茶室セヴィリヤです。
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統一されたステンドグラス照明も、店内の格調の高さを表していました。

ここの松翁軒ギャラリーでは、長崎再発見の企画Y・Yコレクション展がありました。
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丁度、第1回目は中国陶磁器が展示されていました。
次回以降は長崎県の古陶磁器、出島から輸出された伊万里焼オランダ陶器などが開催予定です。

これは、注文を失敗したチーズケーキとコーヒーです。
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次回は、期間限定のさくらカステラや鯉カステラなどにしたいです。



※ 明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」は、「国際記念物遺跡会議」から5月4日、「登録が適当」と国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告されました。

長崎市関係では、旧グラバー住宅、高島炭鉱、長崎造船所が登録申請されています。



皆様、『長崎市内でカステラ』を楽しみませんか!?