日本銀行のマニ30形客車 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

馬明が昨年の9月に、小樽へ行った目的は、①日本銀行旧小樽支店の金融資料館に展示されていなかった現金輸送用貨車のマニ車を、小樽市総合博物館で見ること、
②小樽駅の名所でもある裕次郎ホームを見ることなどでした。
イメージ 1

この青い車両が国鉄マニ30形客車で、車籍は日本国有鉄道が有し、所有者が日本銀行です。

このマニ30形客車は、2004(平成16)年までに在籍6両すべてが除籍されました。


馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。

ブログ開設から、6月10日で8年147日を迎えました。目標のブログ開設10周年まで1年218日です。



これは小樽訪問記の第32弾です。
今回は『日本銀行のマニ車』です。 




★1 日本銀行旧小樽支店 金融資料館★
ここは日本銀行旧小樽支店の金融資料館で、一昨年4月と昨年9月の2回行きました。 
イメージ 2

この日本銀行小樽支店は、商業が発展し銀行が集中した小樽の北のウォール街と呼ばれた場所に、辰野金吾らの設計で1912(明治45)年7月25日竣工され、営業廃止後は新たに金融資料館として、2003(平成15)年5月14日に開館されました。

写真で展示された青い貨車は、現金輸送用貨車で、マニ車と言われるマニ30形です。
イメージ 3

この車両は小樽市総合博物館の屋外展示場で冬期間を除いて、車両展示されています。

このマニ車で運ばれてきた日本銀行券が、この金庫で2002(平成14)年まで保管されていましたが、今は1万円札の模擬パックを入れたパレットが幾つも置かれています。
イメージ 4

この金融資料館では、建物の内壁や外壁にはシマフクロウの彫像があります。

営業場カウンターやロビーの周囲には、岐阜県産赤坂大理石が使われ、そこには有孔虫など化石も見られ、楽しめます。



★2 小樽市総合博物館展示のマニ車★
日本銀行所有の国鉄マニ30形客車(現金輸送用貨車)は、小樽市総合博物館の屋外展示場で見られます(再掲)。
イメージ 1

マニ30 2012は、1979(昭和54)年に日本車輌製造で製造された車両で、長さ21メートル、荷重14トン、自重(重さ)30.8トン。

この車両の白い矢印で示した場所に「東スミ」と書かれています。
イメージ 5

これは、この客車が東京鉄道管理局隅田川の所属標記であることを指しています。

マニ車の第2荷物室をご覧ください。
イメージ 6

ここにある箱に、当時は日本銀行券の1億円パックが収納されたのでしょう。
白い矢印は、マニ30 2012を、黄色い矢印は、日本銀行の徽章です。

アップしたマニ30 2012と、日本銀行の徽章をご覧ください。
イメージ 7


こちらは、第2荷物室から見えた警備員添乗室です。
イメージ 8

この警備員添乗室の奥には、第1荷物室が見えます。

この青いマニ車の前方に屋外展示されているのが、旅客用蒸気機関車C5550です。
イメージ 9

このSLは、宗谷本線で活躍していました。

こちらは、「SLが走る風景」をデザインしたマンホールの蓋です。
イメージ 10

この蓋は、小樽市総合博物館のなかで撮りました。





皆様、『小樽市総合博物館でマニ車』を楽しみませんか!?




小樽訪問記は、第1回北海道庁の境界石、2回小樽にある日本銀行の境界石、3回札幌市量水器が小樽へ越境、4回小樽市右書き量水器、5回北海道の味覚 海鮮丼、6回小樽倉庫No.1で小樽ビールを飲む、7回大正時代の小樽區消火栓蓋、8回小樽のソフトクリーム、9回小樽の古い時代の水栓(止水栓)、10回小樽市の古い時代の止水栓(水止栓)、11回保証牛乳のソフトクリームと木製牛乳箱、12回小樽駅の丸ポスト、13回小樽区水道の給水標識と消火栓蓋、14回小樽市の赤い消火栓~地上式消火栓~、15回小樽 うだつのある建物、16回小樽市役所は歴史的建造物、17回小樽市の黄色い消火栓、18回小樽市の靑い消火栓、19回小樽市指定の歴史的建造物~銀行~、20回日本銀行旧小樽支店の金融資料館、21回小樽の屋号、22回小樽で森永牛乳の木製牛乳箱を発見、23回小樽市 黄―赤色の消火栓、24回小樽の消防犬 文公(ぶんこう)、25回小樽市 靑―赤色の消火栓、26回小樽郵便局の丸ポストと〒のモチーフ、27回小樽にある鱗壁の家と屋号、28回小樽 うだつ(卯建)と屋号、29回ランプの琺瑯看板、30回小樽市総合博物館の旧手宮鉄道施設、31回北海水力電気の電力プレートがあります。

札幌訪問記は、第1回札幌市電のコカ・コーラ号、2回札幌の大型ディスコ キング・ムー、3回札幌 廃家の水道プレート、4回北海道旧本庁舎とダンボ―、5回札幌市の黄色い消火栓 ~地上式単口・双口消火栓~、6回札幌市のモダンな消火栓、7回サッポロビールの琺瑯看板、8回回転寿司 根室花まるで食事があります。
函館訪問記は、第1回函館の丸ポスト、2回函館塩ラーメン、3回函館のイカスミ餃子、4回函館で見つけた雪印牛乳の木製牛乳箱、5回函館の操車塔、6回函館の地上式消火栓、7回弇小蓋を函館で発見、8回道内最古の小林写真館と謎の接蓋、9回函館の地下式消火栓、10回函館のデザインマンホール、11回五稜郭は藤が満開、12回雪印牛乳木製牛乳箱が函館に、13回函館ハリストス正教会は桐が満開 ~函館ハリストス正教会のデザインマンホールと絵タイル~、14回函館のライラックと制水弇のマンホール、15回函館名産イカとデザインマンホール、16回本久商店 キリンビールの看板とライラック、17回函館のコカコーラ号とコカコーラ看板、18回遊女の供養塔 ~有無両縁塔~、19回昼と夜の飲み屋横丁、20回グリコアイスクリームケース、21回コカ・コーラの冷蔵ケース、22回函館のレトロな街路灯、23回函館 宝来パン本店、24回函館の馬車止と陸軍省境界石、25回函館のレイモンハウス、26回函館市電の電気転轍機とカラーデザインマンホール、27回日本最古のコンクリート電柱と北海道電力マンホール、28回函館の琺瑯看板、29回五稜郭のツツジと藤の花 ~ブルーギルの駆除~、30回ライラックと函館山、31回郵トピア記念ポストとチーズオムレット、32回函館山の要塞地と西国三十三観音があります。
こちらの記事も併せてご覧ください。