名糖牛乳の木製牛乳箱 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

今回紹介する名糖牛乳の木製牛乳箱は、北区赤羽駅で下車してから、マンホールウォーク中に見つけました。
黄色い木製牛乳箱はご覧のとおり、風雪や紫外線の影響で相当退色劣化していて、名糖牛乳の文字は見えにくい状態でした。
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この名糖牛乳を生産販売していた会社は、協同乳業株式会社でした。
名糖とは、協同乳業の商品ブランド名で、創業当時の筆頭株主の名古屋精糖株式会社の略称「名糖」が由来です。



馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。

ブログの開設から、2月4日で8年21日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年344日です。




これは牛乳箱シリーズの第25弾です。
今回は『名糖牛乳の木製牛乳箱』です。



★名糖牛乳の木製牛乳箱★
名糖牛乳の名糖は、1953(昭和28年)12月に創業した協同乳業株式会社の当時の商品ブランドです。

名糖牛乳の木製牛乳箱は、北区赤羽駅で下車して、マンホールウォークしながら岩淵町大きな紋章の逓信省角蓋を見て、大きな〒マークに感激した後で、
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歩道から何気なしに見た木造平屋の玄関先に、どこのメーカーか不明な黄色い木製牛乳箱がありました。
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ここのお宅では、この木製牛乳箱は使われていない様子でした。

これが、メーカーが不明な木製牛乳箱です。
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木製牛乳箱の右側面には、「ときわ販売所」と電話番号が記されていました。

木製牛乳箱を正面から撮った画像をご覧ください。
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ここで一番目立つのが赤いV字です。
V字の上下に書かれた文字をよく見ると、上の文字は名糖で、下は牛乳でした。

上の形状は横型↑で、下は縦型↓と形こそ違いますが、名糖牛乳の木製牛乳箱を亀戸のもんじゃ焼き店で見ました。
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この木製牛乳箱から、赤羽で見つけたV字の真ん中で読み取れなかった4文字は、ホモビタとわかりました。このVは、ビタミン(Vitamin)の頭文字でしょう。

この名糖ホモビタ牛乳は、1960(昭和35)年7月から生産開始された牛乳です。

こちらは、以前千住の喫茶店入口で見つけた、緑色のテトラ牛乳木製牛乳箱です。
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この名糖テトラ牛乳は、名糖ホモビタ牛乳よりも若干古い1958(昭和33)年8月から生産開始された牛乳です。

これは墨田区向島にあった、メイト―牛乳の黄色いプラスチック製牛乳箱です。
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このロゴマークは、平成4年に名糖からメイト―へ刷新された新シンボルマークです。

こちらは、新しいシンボルマークを付けた看板を秦野で見ました。
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この牛乳販売店は、看板の店名が黒く消されていることから、廃業しているようです。





皆様、『街角で木製牛乳箱』をご覧になりませんか?