中華ソバ屋の琺瑯看板 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

今回、小田急線本厚木駅で下車した主たる目的は、相模川を渡った直ぐの場所に、車窓から大塚系の琺瑯看板を、だいぶ前から知っていたので、実際に現地で琺瑯看板を見るためでした。
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琺瑯看板は、麺や食堂の小田急小田原線側の外壁に7枚ありました。
琺瑯看板の種類内訳は、大塚系が松山容子、浪花千栄子、水原弘、由美かおるの4枚、金鳥系が1枚、飲料系が2枚でした。



馬明(まーみん:Mamin)の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださり、大変有難うございます。

ブログの開設から、1月28日で8年14日を迎えました。目標のブログ開設10周年まで1年351日です。



これは琺瑯看板の第6弾です。
今日は『中華ソバ屋の琺瑯看板』です。


★1 琺瑯看板★
琺瑯看板(ホーロー看板)は、かつて屋外広告で使用された看板です。

大塚製薬が1960(昭和35)年代に、大村崑を採用したオロナミンCは有名です。
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この琺瑯看板は、亀戸のもんじゃ焼きのお店にありました。

前回は、アデカ石鹸などの琺瑯看板がお好み焼き居酒屋にありました。
それ以外でも、焼肉屋などの店先や、店内にも琺瑯看板を飾って、昭和レトロの雰囲気を醸し出しています。



★2 大塚系琺瑯看板★
今回、取り上げた中華ソバ屋の琺瑯看板は、 小田急電鉄小田原線の車窓から、何度も見て気になっていました。
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厚木市内でマンホールウォークをした最後に、今回の最大な目的である車窓から見えた琺瑯看板とお会いしてきました(再掲)。
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麺や食堂の小田急小田原線側の外壁にあった、昔懐かしの琺瑯看板をご覧ください。

ここでは、先に取り上げた大村崑はなく、松山容子、浪花千栄子、水原弘、由美かおるが大塚系琺瑯看板で宣伝活動をして、これらの商品も大ヒットさせました。

最初の琺瑯看板は、松山容子が宣伝した大塚食品のボンカレーです。
このボンカレーは、当時の画期的な商品となりました。
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こちらは、浪花千栄子の本名・南口 キクノ(なんこう きくの)に因んで、大塚製薬のオロナイン軟膏の宣伝をして有名になったのが、この琺瑯看板です。
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この琺瑯看板は、「黒い花びら」で第1回日本レコード大賞を受賞した、水原弘の大塚グループアース製薬の強力殺虫剤ハイアースです。
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ハイアースに対抗したメーカーが金鳥で、同社には家庭用殺虫剤・キンチョールの琺瑯看板があります。

こちらの琺瑯看板は、足の美しい由美かおるの刺激的な宣伝をした、蚊取り線香のアース渦巻です。
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この蚊取り線香は、1910(明治43)年に金鳥と商標登録した金鳥系琺瑯看板です。
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この金鳥の下に、「かとりせんこう」と書かれた琺瑯看板もあります。

中華ソバ屋の粗利には、アルコール、炭酸飲料やジュースなどが貢献します。
これはアサヒビールの琺瑯看板です。
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函館では、キリンビールの琺瑯看板を、昨年5月に見ました。

こちらは、コカ・コーラが1961(昭和36)年に発売したスプライトの琺瑯看板です。
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皆さん、琺瑯看板をご覧になりませんか?!



琺瑯看板シリーズは、第1回懐かしの琺瑯看板、2回お好み焼き屋の琺瑯看板、3回秦野市内の琺瑯看板、4回琺瑯電話板、5回お好み焼き居酒屋の丸ポストと琺瑯看板があります。
こちらの記事も併せてご覧ください。