函館のレイモンハウス | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

函館の西部地区を散策中に、元町で見事なほどにツタで覆われた建物を見ました。
この場所は、1894(明治27)年3月28日にオーストリア・ハンガリー帝国(現・チェコ)で生まれた、カール・ワイデル・レイモンが、函館独自のハム・ソーセージ製造に注力した旧工場跡地に建てたレイモンハウス元町店でした。
イメージ 1

元町店の2階には、函館で当時肉を食べる習慣のなかった人々に、ドイツ仕込みの伝統的な製法でハム・ソーセージを作り続け、波乱万丈な生涯を送ったカール・レイモンの功績を記念する「カール・レイモン歴史展示館」があります。


馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。

ブログ開設から、1月23日で8年9日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年356日です。


当ブログは、1月14日に開設8周年を迎えました。
ブロガーさんから、温かいお祝いと激励を頂戴して、大変感謝してます。今後とも宜しくお願い致します。




これは函館訪問記第25弾です。
今回は『函館のレイモンハウス』です。



★レイモンハウス★
函館の元町界隈を歩いていたとき、見事なほどにツタで覆われた建物を見ました。
イメージ 2

よく見ると、このお店はレイモンハウス 元町店でした。

元町店の前にあった手の大きな銅像は、オーストリア・ハンガリー帝国(現・チェコ)で1894(明治27)年3月28日に生まれ、函館で独自のハム・ソーセージの製造に注力した食肉職人で、別名「胃袋の宣教師」とも呼ばれた、カール・ワイデル・レイモン(以下、「カール・レイモン」と略。)でした。
イメージ 3

カール・レイモンは、アメリカから帰途中に函館を立ち寄り、そこで勝田コウと出会い、恋に落ちて故国へ駆け落ちし、その後1924(大正13)年に函館に戻って、正式に結婚し、函館駅前にハム・ソーセージ店を、元町や五稜郭にも工場を竣工しました。

お店のなかの様子を見に入りました。
イメージ 4

きれいな店内で、評判のハム・ソーセージを販売しているほか、食事もできます。

ここでは、焼きソーセージ、ホットドックや本場のドイツ・チェコビールも飲めます。
イメージ 5

馬明は食事をしていましたので、ここでは定番のロングウインナーを注文しました。
イメージ 6

焼いてもらったロングウインナーは、こちらです。
イメージ 7
 
トマトケチャプとマスタードで美味しくいただきました。
本当はここで、チェコビールを飲みたかったのですが、蓋探索もあって止めました。

ここの2階には、「カール・レイモン歴史展示館」があります。
こちらは、カール・レイモンが愛用したピアノと、シルクハットです。
イメージ 8

展示館では、波乱万丈だったカール・レイモンの年譜やパネル写真、カール・レイモンが使ったハムの成形、加熱するハムボイラーや、事務テーブル代わりにも使っていた
ステンレス張りテーブルも置いてありました。

こちらの写真は、小柄なカール・レイモンの大きな手と手形です。
イメージ 9



市内を走行する函館市電のなかで、函館レイモンハウスの広告ラッピング車両・カールレイモン号を見ました。
イメージ 10




皆さん、『函館のレイモンハウス』で楽しみませんか!?





函館訪問記は、第1回函館の丸ポスト、2回函館塩ラーメン、3回函館のイカスミ餃子、4回函館で見つけた雪印牛乳の木製牛乳箱、5回函館の操車塔、6回函館の地上式消火栓、7回弇小蓋を函館で発見、8回道内最古の小林写真館と謎の接蓋、9回函館の地下式消火栓、10回函館のデザインマンホール、11回五稜郭は藤が満開、12回雪印牛乳木製牛乳箱が函館に、13回函館ハリストス正教会は桐が満開 ~函館ハリストス正教会のデザインマンホールと絵タイル~、14回函館のライラックと制水弇のマンホール、15回函館名産イカとデザインマンホール、16回本久商店 キリンビールの看板とライラック、17回函館のコカコーラ号とコカコーラ看板、18回遊女の供養塔 ~有無両縁塔~、19回昼と夜の飲み屋横丁、20回グリコアイスクリームケース、21回コカ・コーラの冷蔵ケース、22回函館のレトロな街路灯、23回函館 宝来パン本店、24回函館の馬車止と陸軍省境界石があります。

札幌訪問記は第1回札幌市電のコカ・コーラ号、2回札幌の大型ディスコ キング・ムー、3回札幌 廃家の水道プレート、4回北海道旧本庁舎とダンボ―、5回札幌市の黄色い消火栓 ~地上式単口・双口消火栓~があります。

小樽訪問記は、第1回北海道庁の境界石、2回小樽にある日本銀行の境界石、3回札幌市量水器が小樽へ越境、4回小樽市右書き量水器、5回北海道の味覚 海鮮丼、6回小樽倉庫No.1で小樽ビールを飲む、7回大正時代の小樽區消火栓蓋、8回小樽のソフトクリーム、9回小樽の古い時代の水栓(止水栓)、10回小樽市の古い時代の止水栓(水止栓)、11回保証牛乳のソフトクリームと木製牛乳箱、12回小樽駅の丸ポスト、13回小樽区水道の給水標識と消火栓蓋、14回小樽市の赤い消火栓~地上式消火栓~、15回小樽 うだつのある建物、16回小樽市役所は歴史的建造物、17回小樽市の黄色い消火栓、18回小樽市の靑い消火栓、19回小樽市指定の歴史的建造物~銀行~、20回日本銀行旧小樽支店の金融資料館、21回小樽の屋号、22回小樽で森永牛乳の木製牛乳箱を発見、23回小樽市 黄―赤色の消火栓、24回小樽の消防犬 文公(ぶんこう)、25回小樽市 靑―赤色の消火栓、26回小樽郵便局の丸ポストと〒のモチーフ、27回小樽にある鱗壁の家と屋号、28回小樽 うだつ(卯建)と屋号があります。
こちらの記事も併せてご覧ください。