グリニッジ天文台 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

グリニッジ天文台は、1675(江戸 延宝3)年にイングランド国王チャールズ2世が、設立した天文台で、ロンドン郊外グリニッジ地区のテムズ川河畔グリニッジ・パーク内にあります。
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グリニッジ天文台があるグリニッジ・パークには、天文学センターやピーター・ハリソン・プラネタリウムなども見られます。
グリニッジ天文台のある丘から眺めると、真正面に見える立派な建物がクイーンズ・ハウスです。この前でロンドンオリンピック(2012年)の馬術競技が行われました。


馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。

ブログ開設は1月12日で7年363日を迎えました。ブログ開設10周年まで2年2日です。
明後日の水曜日、1月14日には、ブログ開設8周年を迎えます。


これはイギリス訪問記の第19弾です。
今回は『グリニッジ天文台』です。



★1 グリニッジ・パーク★
ここはグリニッジ子午線で有名な、ロンドン郊外にあるグリニッジ天文台があるグリニッジ・パークの入口です。
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グリニッジ・パーク内で直ぐ見えた車は、ロンドンのパトカーです。
黄色矢印が示す蓋は、柱にある黄色い標識から「消火栓用の量水器」とも思えます。

グリニッジ・パークは広大で遊歩道も整備され、10日以上早ければ、桜は見頃だったでしょう。
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左に見えるモスグリーンの箱は、愛犬専用の糞を入れる立派なゴミ箱です。

こちらは、人間さま専用の同じく立派なゴミ箱でした。
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★2 グリニッジ天文台★
グリニッジ天文台へ行く手前にあった建物は、天文学センターです。
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ここへは入りませんでしたが、中にはお土産ショップやカフェもあるようです。

こちらは、ピーター・ハリソン・プラネタリウムです。
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ここが、グリニッジ天文台です(再掲)。
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赤い矢印で示した赤い金属球は、1833(江戸 天保4)年に初めて設置された、Time Ball(報時球)で、これは現在も稼働しています。
この報時球が12時45分に垂直に上がり、13時に落下して、時報を知らせます。

グリニッジ天文台のゲートの柱に、24時間時計があります。
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茶色の矢印で示したプレートには、BRITISH YARD、TWO FEET、ONE FOOTなど当時の標準原器でしょうか、寸法表示がありました。

グリニッジ天文台の中は入れませんでしたので、入り口から撮りました。
有名なグリニッジ子午線は赤い矢印で示した旧本館の窓枠に、紫色矢印で示したレールのような線が子午線です。
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この本初子午線(グリニッジ子午線)は経度0度で、1884年以降国際的に初めて設定されもので、今は使われていません。
現在、国際的に使用されている本初子午線(経度0度の子午線)は、グリニッジ子午線を継承したIERS基準子午線で102.5 メートル東を通っています。

こちらは敷地外で、撮った子午線です。
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本初子午線の東の半球を東半球、西の半球を西半球といいます。

グリニッジ天文台の丘から眺めた、真正面の立派な建物がクイーンズ・ハウスです。

ここは、1638(江戸 寛永15)年にジェームズ1 世が王妃クイーン・アン・オブ・デンマークのために、イギリスで初めて建てられたルネッサンス様式の美しい建物です。
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このクイーンズ・ハウスの前で、2012(平成24)年7月27日から8月12日まで開催された、ロンドンオリンピックの馬術競技が行われました。




皆さん、グリニッジ天文台へいらっしゃいませんか!