中国の通貨(関帝廟・春節の追加版) | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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横浜中華街・関帝廟での春節の飾り付けです。今日から春節(旧暦の元旦)です。

定期的に「馬明の中国株で資産大膨張」をご訪問いただきまして、大変有り難うございます。

祝! オバマ米国第44代大統領就任おめでとうございます。


★今回は中国旅行で買い物には絶対欠かせない中国の通貨を取り上げました。★

1 中国の外貨兌換券
馬明が中国の通貨に初めて手に触れたのは1982年でした。
もうかれこれ27年前のことで、その当時は外国人が中国国内で使用できる通貨は外貨兌換券に限定されていました。

外貨兌換券のことは通称兌換券といわれる外国人専用の通貨で、中国政府が外貨を管理するための目的から発行した紙幣でした。

最初の写真をご覧ください。 
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これが兌換券の一例です。
この兌換券は写真でおわかりのように、当時外国為替専門銀行の中国銀行が兌換券を1979年から発行していました。

この兌換券は1角、5角、1元、5元、10元、50元、100元の7種類がありました。

この当時は兌換券がないと高価な外国製品は購入できない時代でした。
そのため、私の会社へ来られた中国人にお見せすると珍しいと目を点にされていました。
このように中国人にとっては高嶺の花の通貨で貴重な兌換券を得る闇市場では人民元と高く両替されていたようでした。
この兌換券は1995年に廃止されましたが、廃止される前までは中国国内は人民元と兌換券の二通貨制度でした。

2 人民元
人民元は日本国内でも今では簡単に両替できます。

流通紙幣 
現在、中国国内で流通している人民元紙幣は毛沢東の肖像画がある紙幣です。
⇒ 1元、2元、5元、10元、20元、50元、100元の7種類
ただし、毛沢東の肖像画のない1角、2角、5角紙幣は1980年発行したものが使えます。

貨幣の単位 
1元は10角、100分(1角は10分)に相当します。

下に掲げる2枚の写真は中国の空港での両替窓口です。
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これは上海虹橋国際空港の両替窓口です。

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こちらは大連周水子国際空港 の両替窓口です。このいずれも中国銀行でした。

両替所で注意しなければいけないのは、両替所の銀行員から手渡された人民元紙幣の数え間違い&誤魔かし?には気をつけてください。
昨年秋に大連で起きた一例ですが、日本円を人民元へ両替したところ、計算書より50元も少なく渡された人がいました。
必ず現地の両替窓口では手渡された人民元紙幣の枚数を数えて、正しいかを確認してください。

最後の写真は古い人民元紙幣と硬貨をご覧ください。
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ここに掲げている古い人民元紙幣は1980年代に中国で使われていた紙幣で現在は流通していません。
発行した年代を調べると、1元1960年、1角と2角が1962年、5角1972年のものでした。
1分と5分紙幣がもっとも古く1953年発行したピン札ですが、これも今は使えません。(笑)

1元の使い道ですが、大連のコンビニで缶ビールを買ったときにこのポリ袋を渡されて代金として1元取られました。
このポリ袋は日本のものに比べて、たいへん軟な作りです。
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大連で走っている路面電車の運賃は一律1元です。大連の新型路面電車をご覧くださいませ。
ここでも注意しなければいけないことがあります。万が一、100元紙幣を渡してもお釣はもらえません。
なので、中国では小額紙幣か1元硬貨を持っていないと何かと不自由です。


みなさんは、中国で人民元紙幣の使い方で苦労されたことはありますか?

※ 株式投資は自己責任です。