モヒートを飲む猿、東雲に詠う -5ページ目
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モヒートを飲む猿、東雲に詠う
創作書家 高野こうじの書と写真によるセルフコラボレート。ありのままの感情と日常からこぼれ落ちた情景が交差する刹那の想い。
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復興の空
失われた美しく尊い命哀悼の意を捧げます。
そして本当に本当に一日でも早く安寧の日々が訪れることを願ってやみません。
被災地で撮った写真の作品をまとめてみました。
「高野こうじ 復興の空」
よかったら3分3秒の時間をください。
見上げる空はつながっている。
一擲
荒涼と広がる大地には轟々と怨嗟の風が吹き荒れ、
言葉も発することもできず、ただ立ち尽くすだけ。
言葉で「絆」なんて言うのは容易いことだ。
それで宥恕を請おうなど思っちゃいない。
ぶつかり、分かり合い、
傷つけ、諧調して
その言葉を噛み締めて、つながってゆく。
この地区一帯、住居は流されてしまった。
見渡す限り何も無いんだ、
ありえるか?
四週に渡っての先日向かった被災地の連作はこれでおしまいです。
集大成を一本の作品にして3・11にアップの予定です。
信路
人ベンに言葉で「信」書くけれど
人の言葉だけじゃ信じられない。
自分の目で見て、その心で感じて、頭で考える。
しかしそれは必ずしも誰かにとっての正解ってわけじゃない。
でも無責任な他人の言葉よりは
伝える力になるはずだ。
仙台では何人かの人と現状を個別に聞くことができた。
そういう、人の言葉が誰かにつながる。
やっぱり人ベンに言葉と書いて「信」なのだ。
仙台から車を走らせる。
閖上でまず目に飛び込んで来た景色。
この先のコンビニは普通に営業していた。
当たり前の景色であれるはずなどない。
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