モヒートを飲む猿、東雲に詠う -3ページ目

入口


そこにある匂い、手触り、広がり、痛み、喜び。
「知る」ことは「感じる」のことへの入り口。

その扉を開くかどうかは、

そう、

自分で決めればいい。


<撮影場所&状況>
長野の山間。
足元に咲き誇るムスカリ。




独想

どうにもならないことと、
なんとしてでもやりとげないといけないこと。

これが分かったからもう考えるのはやめたよ。

粛々と黙々と
手を抜かず、力を抜いて
今日を積み重ねてゆく。


<撮影場所&状況>
実家の近くの団地。
よく晴れた午後、車を走らせる。





休陽


今日できることはやらないと。
でもそれだけを見て、必死になっていると
気分だって効率だって悪くなろう。
そりゃ周りも気を遣うって。

機械じゃねぇんだしさ、

「今日はここまで」。
お天道さまもそう言ってるよ。
ささっと着替えて、さぁ飲みに行くか。


<撮影場所&状況>
自宅のベランダから。
寂寥の黄昏に一縷の安堵を見る。