モヒートを飲む猿、東雲に詠う -7ページ目

清廉

$モヒートを飲む猿、東雲に詠う

ケガレを知り、
嘘もつき、
モノを盗み、
心を踏みにじった。

だからこの足で
清らかな場所にゆく。

遅すぎることなんてないよな。


<撮影場所&状況>
東京銀座歩行者天国。
長閑な都会の夕暮れ。


潤感

$モヒートを飲む猿、東雲に詠う


つながってゆくのは
凍り付くような言葉でも
身勝手な武勇伝でも
温度のない自慢話でも
冷淡な感情でもない。

心を静かに潤す言葉。

心と心を循環させるその言葉は
満ちあふれる潤感に変わる。



<撮影場所&状況>
今年の元日、山梨県の山の上。

始動

$モヒートを飲む猿、東雲に詠う

太陽が昇る。
それはまぎれもなき今の始まり。

また一日が始まるのではなく、
これまでにない一日が始まる。

<撮影場所&状況>
ふるさとで迎えた朝陽。
吐く息のも白い明け方、
静かに対峙する瞬間。