日記「今日見た映画 2020」55『スキャンダル』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『スキャンダル』
☆☆☆☆★★[90]

2019年/アメリカ=カナダ映画/109分
監督:ジェイ・ローチ
出演:シャーリーズ・セロン/ニコール・キッドマン/マーゴット・ロビー/ジョン・リスゴー/ケイト・マッキノン/コニー・ブリットン/マルコム・マクダウェル/アリソン・ジャネイ/マーク・デュプラス/ロブ・ディレイニー/リヴ・ヒューソン/ブリジェット・ランディ=ペイン/スティーヴン・ルート/ロビン・ワイガート/マーク・モーゼス/エイミー・ランデッカー/ナザニン・ボニアディ/ベン・ローソン/ジョシュ・ローソン/アラナ・ユーバック/ブリー・コンドン/アンディ・バックリー/ブルック・スミス/ケヴィン・ドーフ/ダーシー・カーデン/リチャード・カインド/ケイティ・アセルトン/ジェニファー・モリソン/アン・ラムゼイ/アリス・イヴ/エリザベス・ローム/スペンサー・ギャレット/アシュリー・グリーン/P・J・バーン/アナ・オライリー/トニー・プラナ/トリシア・ヘルファー/ジョン・ロスマン/マイケル・ビュイエ/マーク・エヴァン・ジャクソン/ボニー・デニソン/マデリーン・ジーマ/ブライアン・ダーシー・ジェームズ/ホーランド・テイラー

■2020年 劇場公開作品 55本目

見た「理由」は、映画雑誌『SCREEN』の『SCREEN映画評論家が選んだ 最も優れた映画 2020』の「20位」だったから。



……なんて、「超大嘘」。



もはや『ハスラーズ』と「完全」「同格」。「もう」恐るべき「極限の美」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「シャーリーズ・セロン」恐るべき「極限の美」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ニコール・キッドマン」恐るべき「極限の美」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「マーゴット・ロビー」、「3人」並んだチラシ見た「だけ」で、「何も考えない」「本能」「無意識」、夏のコンビニの「ブルーライト」に吸い込まれる「虫」のごとく「惹き寄せられた」まま、「気づいたら見てた」。



だが「また」「予備知識完全皆無」で、何の話か「何一つ殆ど砂粒ほども知らなかった」。

だが見てたらどうやら「実話」らしい。見終わって調べたら「実話を基にした創作」だった。



「2016年、アメリカニュース放送局で視聴率NO.1を誇る「FOXニュース」に激震が走った! クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV業界の帝王と崇められるCEOのロジャー・エイルズを告発したのだ」

「ベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、かつての雇用主であり、TV業界の帝王と崇められる「FOXニュース」CEOをセクハラで告発した実際の出来事を映画化」

「実在のスキャンダルを描いた本作、この事件を葬ってはならないと決意した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞受賞脚本家がシナリオを書き上げ、シャーリーズ・セロンがプロデューサーに名乗りを上げ、遂に映画化が実現!」

「グレッチェン・カールソンやメーガン・ケリーなど、実在の有名女性キャスターが登場するなか、マーゴットはその名を知られていない大勢のサバイバーを代表するようなフィクションのキャラクター、ケイラ・ポスピシルを演じた」



『スキャンダル』を見て感じたのは、もはや「全世界」で、「男」が「女」に「セクハラ」「パワハラ」で「性的関係」を強要する「男尊女卑」問題がある「共通点」。「絶対日本だけじゃない」「現実」を改めて思い知る。

「今」「現代」人間は頭が良くなり過ぎて、「セクハラ」「パワハラ」などの「コンプライアンス違反」は「絶対許してはいけない」「大問題」まで指摘される時代となった。「絶対法令遵守されねばならない」「信念」「価値観」「倫理観」に「全世界」が覚醒してることを感じた。



■「テレビでの成功は難しい
  何者かの意思が働く
  この世で
  最も競争が激しい業界だ
  分かるね?
  君と組んでもいい
  君を抜擢し 連れていける
  最前線まで一気にな
  だが 見返りが必要だ
  何のことか分かるか?
  忠誠心だ
  私への忠誠を知りたい
  君の忠誠心を
  どう証明するか考えろ
  よく考えておけ」



この「見返り」「忠誠心」を誓わせる「セクハラ」「パワハラ」で、「実在の人物」「FOXニュース」「CEO」「ロジャー・エイルズ」は、何人の女性に「性的関係」を強要したかもはや計り知れない。この「衝撃」「完全」「実話」「部分」には、マイナス方向に「震撼」「驚愕」「圧倒」「絶句」で大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。

だが一昔前は「セクハラ」「パワハラ」で「性的関係」を強要するのが、大抵「男」が「女」にの「男尊女卑」問題のように見えたが、「今」「現代」は「LGBTQ問題」も一般常識と化して拡がり、必ずしも「男尊女卑」とは言い切れなくなった。

たが「今」「現代」では「性別」の違いは関係なく、純粋に「セクハラ」「パワハラ」で「性的関係」を強要することが「絶対許されない」「絶対人間がしちゃいけない」「大問題」まで「明確」に「認識」される時代になったということなのだと「実感」。「かなり」「絶対思い知らねばならない」。



「本作で描かれるセクハラ問題について「これは否定できない事実だし、もう無視できない物語」と訴え、「打ちひしがれて怒ると同時に、でもそんな不条理な世の中を笑い飛ばすにはどうしたらいいかって」と本作に込めた思いを語った」



もの凄い「重い」映画。



「セクハラ」「パワハラ」で「性的関係」を強要した「ロジャー・エイルズ」は「言語道断」。「絶対許しちゃいけない」。また「ロジャー・エイルズ」「だけ」「じゃない」、「全世界」の「セクハラ」「パワハラ」で「性的関係」を強要する奴なんか「絶対許しちゃいけない」。

「だが」「また」最期は、「鶏」の個人的「好み」の問題でしかなくなるが、『スキャンダル』にのめり込めなかったのは、「これは女性のための映画だ、男性はまったく興味をもたないだろう」という「女性視点」の映画だったからかもしれない。「ロジャー・エイルズ」の「悪」の見せ方が、「鶏」「好み」の「やりすぎ」「じゃなかった」。


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画像 2024年 8月