小学生の頃の私は、
同級生と同じように授業を受けるのが苦手な子どもでした。
勉強はつまらないし、椅子に座っているのも嫌でした。
授業中は離席して教室の後ろへ行き、
飼っているカメのお世話をしていました。
それでも辛くなると手を挙げて先生にアピール。
担任の先生が
「ぶーんタイムかな?」
「うん。ぶーんタイム」
そう答えてグランドへ飛び出して校庭をぐるぐる走りました。
走りながら「ぶーん」と言うのでぶーんタイム。
落ち着くと教室へ戻ります。
1日5回できる約束でした。
”学校は私が好きなことが出来る楽しい場所”
これが私の当たり前。
「どうしてみんな我慢して授業を受けていたのかなぁ」
と妻に話すと
「教室で席に着いて授業を受けるのは当たり前でしょ!」
と言われました。
妻は、世間で言われている親にとって都合の良い子で
先生に叱られるようなことはしなかったそうです。
当たり前も、特質と環境でこんなに違うんですね。