学びの個別最適化
入学当初からご説明させていただいている学びの個別最適化に関する実証事業として、スタディプラス様と共同で実証事業を行わせていただくことになりました。
この実証事業を通して、生徒が自らの学びを調整する力をどの程度高められるかを検証していく予定です。
スタディプラスを使って何をするか
これまでも説明させていただいたように、スタディプラスとは生徒が自らの学習を見える化し、また他の学習者とつながることで学習意欲を高めるアプリです。
また、イノベーション探究コースではStudyplus for Schoolを使うことで、教員がその成果を確認したり、生徒カルテを作成して生徒の情報を教員間で共有したりするサービスを利用しております。
学びの一元化
今回の実証事業では、様々な教育コンテンツの一元化がポイントでございます。
Studyplus ブックスという、教材をStudyplus内で見られるコンテンツや動画を使用した学習とStudyplusの連携、Google ClassroomとStudyplusの連携を行うことでどのように生徒の学びが高まり、我々教員の教育効果が高まるかを検証します。
動画学習開始
今回の実証事業にあたり、2023年3月まで、動画を利用した学習コンテンツが見放題でございます。
教材はGoogle Driveに保存されているので、それを各自GoodNotesに読み込んでもらって学習を行います。
各動画は15分~20分で大手予備校講師の授業を動画で見られるように設定しております。
どの動画にどの程度取り組んだかが自動的にStudyplusに記録されるので、担任や各教科担当の教師から声掛けやフィードバックを行っていきたいと思います。
知識については動画で学び、授業内では思考力・判断力・表現力の育成に重点を置けるような指導を行っていきたいと思います。
学びのPDCAサイクル
これから、毎週生徒には各自で学習計画を立て、担任に提出をしてもらいます。
その際、GoogleカレンダーというアプリとPlanner for iPadというアプリを使用して計画表を作成してもらいます。
その学習計画をStudyplusにも入力してもらい、実際の学習成果についてはStudyplus for Schoolで確認していきます。
必要に応じて個人面談を行いながら、生徒が自分の現状と目標にあった学習サイクルを確立できるようサポートを行ってまいります。
計画は大雑把に、しかし記録は詳細に残ることが今回は鍵かなと思います。
あまり詳細な計画は実行が難しくなってしまいます。
しかし、教材ごとに記録をつけるStudyplusのシステムのおかげで、実際にどう学習したかは詳細に記録されます。
11月初旬より開始した本検証、また途中経過を報告させていただきたいと思います。