名曲百選第六章(66)ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

2月は逃げるように去り、3月に入りました。

今月も宜しくお願いします。

 

公園の小さな滝。

 

 

水面のリフレクション。

 

 

川沿いを散歩中に見た事がない鳥に遭遇しました。

家に帰り調べてみたら、カワアイサという鳥でした。

 

 

こちらが、オスです。

 

 

こちらは、メスです。

お洒落なヘアースタイルですね。

 

 

この鳥も日本に越冬にやって来て、ふるさとに帰る途中この川で一休みしていたのでしょう。

 

越冬に来た鳥が、ふるさとに帰る時期でもあります。

 

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ふるさとというと昔、教科書に載っていた室生犀星さんの詩を思い出します。

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

 

そして、この曲も思い出します。

 

ホームにて/中島みゆき

 

この曲は、1977年に大ヒットした 『わかれうた』の B面に収録されていました。

今思えばB面には もったいないような素晴らしい曲です。

 

振り向けば 空色の汽車は
いま ドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う
ふるさとは 走り続けた ホームの果て
叩き続けた 窓ガラスの果て
そして 手のひらに残るのは
白い煙と乗車券

 

都会暮らしの辛さから ふるさとに帰ろうとホームに行きますが、目の前で最終電車のドアが閉まり、窓ガラスを叩きながらホームを走り電車を追うが、電車に乗る事はできなかった。

 

涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ
ネオンライトでは 燃やせない
ふるさと行きの乗車券

 

辛い事がある度に溜まってゆく空色のキップ。

ネオンライトと言うのは 都会の象徴であり、都会でいくら暮らしても ふるさとへの思いが詰まった乗車券を燃やす事はできない。

つまり、ふるさとへの思いは捨てられないと言う事ですね。

何度 ふるさとに帰ろうとしても 帰る事の出来ない 

心の内を綴った歌です。

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

 

よしや

うらぶれて異土の乞食となるとても

帰るところにあるまじや 

ひとり都のゆふぐれに

ふるさとおもひ涙ぐむ

そのこころもて

遠きみやこにかへらばや

遠きみやこにかへらばや

             室生犀星

 

今回は 中島みゆきさんの 『ホームにて』 と室生犀星さんの詩を引用させて頂きました。

 

異郷に在りて、心の支えになるのが ふるさとなのでしょう。

 

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