島を去る | Continues`RockPath`

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最終日。
この日は自分のために使おうと決めていた。

初めから目をつけていた不思議なロケーションの中に存在するルーフ。


明らかに難しい岩。それは島ならではというより、普通の岩として。
ロケーションも岩も特別なものではない。
ただ、ここに純粋に内容(move解析)の魅力と難度がある。

スタンドをひとまず片付けた。




思ったより難度があり、不可能かと思ったが全く何もない箇所もフリクションでスメアが出来ることがわかり、慣れてきたら熟せだした。

いざ、シットダウン。
これは短時間トライでは明らかなるオーバーグレードであることがわかっていたため、次回のトリップに向けて。

はじめは予想通り全く歯がたたなかった。

moveはわかりやすく、遠いガストンを拾ってからのアンダー寄せが核心。
誰がどう見てもわかる。

しかし少しづつコツと身体の入れ方がわかってきて、
信じられないことに熟す事が出来た。




かなり興奮した。出来る。
その後、期待を込めて繋げに入る。
はじめは可能性を信じてトライしていたが、徐々に厳しさを感じ始める。

しかし、諦めきれなかったので半信半疑でトライを重ね、閃く。
スタンドからの重心に持って来れないならシーケンスを変えるべきだと。

時すでに予定時刻オーバー。
くりに後どれくらい時間が大丈夫か確認。30分延長して貰う。

シーケンスを変えた今なら登れる確証があった。



その時までは絶対的な集中をしていた。
くりと言葉を交わしたあと、何便出したのか覚えていない。
気付けばリップを捉え、冷静に次のシーケンスを頭の中で探っていた。

大きなポケットを取るまでは集中力を切らさぬように、
それは繋げに入る時から決めていた。
シビアなリップ付近。

大きなポケットを捉えて、久々に呼吸をした気がした。
登れたのだ。



海亀v11

時間を尋ねると、丁度終了時刻であった。
待っててくれたことに密かに感謝しながら、慌てて帰還準備。

やりすぎたせいでお土産をじっくり選び余韻に浸る余裕はなかった…。



島を去る。
疲れているはずなのに
帰りのフェリーも、バスの中も一睡も出来ず。
島での時間があまりに濃かった証拠であろう。

また来よう。
次はみんなで。