謝辞と自己紹介、そしてこれから。 | "楽音楽"の日々

"楽音楽"の日々

音楽、映画を中心にしたエンタテインメント全般についての思い入れと、日々の雑感を綴っていきます。

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお付き合い下さい。

 
 

私は、静かな正月を過ごしました。

 

 

今年のローズ・パレードの動画が徐々にアップされてきて、All Gifuと台北一女に注目されている方も多いと思います。

 

で、新年最初の動画は、これにしました。

 

 

ローズパレード2018用プロモーションビデオ

 

 

2018年のローズ・パレード参加に向けて、京都橘が2017年の春頃に収録したものと想像できます。

京都橘にしかできないパフォーマンスを、5分弱に詰め込んだ編集が見事です。「もっと観たい!」という気持ちにさせるダイジェスト版としての役割を果たす、絶妙な作りです。

けれども、最もインパクトがあるのが、オープニングです。「STAR WARS」リスペクトの作り方は、当時のYコーチのアイデアなのでしょうか?アイデアマンの彼なら、思い付きそうな構成です。LEGOブロックを使ったCGグラフィックは、デジタル創造山岸堂による作品で、インパクト大です。ポスターなどにも使用されて、この時以降現在まで同様のポスターが歴代作られていて、パッと見るだけでローズ・パレードを想像させる象徴になっています。山岸堂、グッジョブであります。

この動画は体育館で収録されているので、照明の暗さと音がクリアではないのが残念です。ただ、パフォーマンスは見事です。本来なら、この時期はまだ手探り状態でパフォーマンスの出来を期待するのは無理があります。けれども、2017年は「ローズ・パレード」という最終目標が明確だった為、異常に仕上がりが早いです。1年を通して沢山の本番をこなしながら、試行錯誤を繰り返しながらゴールを目指していたことを考えると、スリリングで楽しいパフォーマンスが満載の充実した年でした。

そうそう、前回のブログでチラッと書いていた「だるまさんがころんだ」が、「El Mambo」の途中で登場しています。2:07あたりから、見直してみて下さい。

 

2018年のローズ・パレードについては、その前後のイヴェントを含めてアメリカ遠征の特集を後日書くつもりです。

 

 

 

 

閑話休題。

 

昨年の年末から京都橘について書き始めたところ、私の予想を遥かに超える反響をいただきました。

私が2018年から信頼している非公式のファン・ブログ(KYOTO TACHIBANA S.H.S. BAND UNOFFICIAL FAN BLOG)でも採り上げていただき、私のブログへのリンクまでしていただきました。その中で、"KT bug"に侵されていると評されていましたが、その通りです。そう呼んでいただいて、光栄です。ありがとうございます。残念ながら、私は英語が堪能ではないので、英語の記事を読んでいても理解できるのは良くても7〜8割程度です。数十年、英語と無縁の生活をしていましたので、このファン・ブログを読み始めてやっと昔の英語の感覚が蘇って来たところです。その点でも、感謝です。

 

ファン・ブログでも「こいつ、何者?」といった感じで取り上げられていました。また、新しく私のブログに訪問される方も増えましたので、私の音楽的バック・グラウンドについて簡単に書いておきたいと思います。

 

私は、音楽的教育は、全く受けていません。

 

普通に音楽好きな幼少期で、モダンな音楽が好きだった父の影響でタンゴやラテン音楽、ムード音楽などのレコードを楽しんでいました。もちろんテレビから流れてくる歌謡曲もお気に入りでした。

最初の転換点は、小学5年生の時。音楽の授業で鑑賞の題材として取り上げられたチャイコフスキーの「くるみ割り人形」でクラシック音楽に目覚めて、レコードを集め出しました。また、同じ年にラジオの深夜番組を聞きだして、洋楽のヒット曲を聴くようになりました。最初は、CarpentersやMichel Polnareffなどがお気に入りでした。

最も大きな転換点は、中学1年の後半から入った吹奏楽部でした。トランペットを吹くことになったのですが、教えてくれる先輩は、3年生。結果として、教えてもらったのは半年ほど。基本的に、自己流でした。当時、その吹奏楽部は14〜15人程度で、廃部寸前だったのです。吹奏楽の定番と言われる曲はほとんど演奏できず、悶々とした日々を過ごしました。3年生になった時、転勤で来られた音楽の先生が、大改革を行いました。音量の小さいクラリネットを廃してサックスに持ち替えました。また、ドラムセットやピアノを入れて、少人数でも形になるビッグ・バンド・スタイルに変えたのです。演奏する曲も、当然ポップス中心です。けれども、市販されているスコアはほとんど存在せず、最初は先生が譜面を書いてきていました。下手ながらも演奏する喜びに初めて触れた部員たちは、次の譜面を待ち望んだわけです。けれども、通常業務で忙しい先生は全く追いつかず、「好きな曲の譜面を、自分たちで書いてきなさい。」という指示を出したのです。その結果、私を含めた複数の部員が見様見まねで譜面を書き始めたのです。私はそれが楽しくて、卒業後も母校のバンドのためにちょくちょく譜面を書いていました。もちろん、全くの自己流でした。

高校には吹奏楽部は存在せず、私は時々呼ばれるジャズ・バンドやアンサンブルにトランペットで参加する程度でした。また、フォーク・ソングのバンドを同級生で作って、ギターやフルートを担当することもありました。その後も、バンドでギターやベースを演奏したりして楽しんでいました。

残念ながら、社会人になってからは音楽を演奏する環境に恵まれず、専ら「聴く」専門になってしまいました。

 

私は、現在までジャンルを問わず、気に入ったものを聴くといスタンスでいます。

私の琴線に触れる3つの要素は、これです。

1、魅力的なメロディ。

2、心揺さぶるハーモニー。

3、心踊るリズム。

どれか一つでもOKなんですが、複数あればさらに魅力を感じます。

 

ということで、結果として耳だけは肥えてしまったということです。

 

単なる高校の部活動である京都橘高校吹奏楽部の魅力に取り憑かれたワタクシ。自分でも「なぜなんだろう?」と思い、彼らの魅力を冷静に分析してみる気になったのでした。

かなり特殊な音楽体験をしてきた私ならではの視点で、京都橘の魅力について書けそうな気持ちになりました。

 

私の京都橘についての知識は、大したことありません。

 
 

ファンなら誰でも持っているようなものばかりです。けれども、これらもじっくり見ると、新たな情報がいっぱいなのです。例えば、最新作の「STAGE SELECTION」の副音声でも、本人たちじゃないと知り得ないエピソードがいくつも出てきます。

SNSの動画に対するコメント欄などには、明らかに間違った情報や憶測が溢れています。私はそれらを鵜呑みにせず、当事者の過去の映像などで語っていることを知識として入れています。例えば、テレビなどでのインタビューなどですね。ここで最も価値があるのが、前顧問の田中宏幸氏の言葉です。彼が著した「オレンジの悪魔は教えずに育てる」には、当時のエピソードが詳しく綴られています。ファンを自認するなら、必ず読むべき本です。

また、田中先生が顧問を務めたのは23年間。とても1冊の本では書ききれません。田中先生が喋っている数々のYouTubeの動画やラジオをチェックしていると、思い出したかのようにいろんなエピソードが登場して、驚かされます。ファン・ブログでも採り上げていただいた「ゴメハ」誕生のエピソードも、田中先生が語っていたものです。なにしろ、田中先生自身が万博の開会式で演奏していたので、間違いないと思っています。

 

ということで、私は極力事実を元に記事を書くつもりです。もちろん私の思い違いで的外れなケースもあるかもしれません。指摘していただけるとありがたいです。

 

しばらくは、京都橘についての記事が中心になりそうな気がします。書いておきたいテーマが山ほどありますので。

 

 

 

ファンにとっては、2年後の今頃、こんな動画で盛り上がりたいはずですよねー。

 

 

 

「STAR WARS」から「マリオ」へ繋がるゾクゾク感がたまりません。そして、もはや伝説の「110度マリオ・ターン」へ。

 

 

他のバンドを卑下するつもりは毛頭ないので、京都橘と比較することは極力避けるつもりです。ホントは比較するのが一番わかりやすいんですが・・・。

それでも、私なりの視点で京都橘の魅力を伝えていく予定です。一般的にはまだまだ知られていない京都橘。「橘ウィルス」を世界中に蔓延させることが、私の使命だと勝手に思っています。

 

これからも、よろしくお付き合いくださいね。