加賀美アッコの練習画

『ひみつのアッコちゃん』のアニメ放映話、原作コミック版、WEBコミック版の中での特に印象深い話の紹介及び設定等の考察です。

「ひみつのアッコちゃんリマインド」
「ひみつのアッコちゃんリマインドⅡ」

★第二期『ひみつのアッコちゃん』第1話「鏡の国のプレゼント」
明るく(多少脳天気な)活発で(あまり深く考えず)行動的なアッコを堀江美都子さんが澄んだ元気な声で演じる第二期アッコの第1話です。
第一期第1話と違って、大切な鏡をどんな風に割ってしまったのかその経緯がちゃんと説明されます。鏡をうっかり割ってしまったのが、第一期アッコを演じた太田叔子さんのアッコのママというのが、観念的に第一期アッコから第二期アッコにコンパクトの力を使う資格が譲られたことをあらわしているように思われます。
その後、最初にコンパクトの力を本格的に使うのが、寝坊をして遅刻をしたママの代わりにママに変身して小学校で講演する役割というところも、第一期アッコの地位を第二期アッコが継承したことをあらわしているように見えます。
第一期と第二期の違いは、重要なサブキャラクターである大将が、第二期においてははっきりアッコに好意を持っているように描写されているところ(第一期大将が好きなのは森山先生及び時々のゲストキャラ)で、これによって第二期アッコは第一期アッコが時に喧嘩友達である大将と衝突した時に見せるキツさが少なくなって、かなり丸い性格になっています(振る舞いが上品なので錯覚してしまいますが、第一期アッコは第二期、第三期と比較して1番性格がキツいです。それがあって締めるところではビシッと締めるしっかり者に見えるのですが)

比較すると
第一期アッコ「お転婆で茶目っ気がある。そこはかとなく品が良いが時にひどく感情的になることも。性格は普段は温和だが時折キツい」
第二期アッコ「活発で明るくノリがよい。あまりくよくよせずざっくばらん。性格は表裏がなく丸い」
こんな感じかと。


★第一期『ひみつのアッコちゃん第45話「にくまれオウムがとんできた」
第一期後半の重要キャラオウムのガー坊の登場回です。どういう風に重要かというとアッコの秘密は今までチカ子のような人間にはたまに怪しまれたりしても結局バレることはなく、シッポナほか動物には時々秘密が知られることがあっても人間の言葉が喋れないので問題がなかったのですが、はじめてアッコの秘密を知り、しかもそれを人間の言葉でバラすことができるオウムがあらわれたのです。しかも元の飼い主から追い出されたいわくつきのトラブルメーカーなのでたちが悪い。自分を家に飼い続け自分の悪戯についてはかばい続けないと秘密をバラすとアッコを脅かして困らせます。
この回で不思議なところは、元の飼い主である安井画伯がガー坊に化けたアッコを猟銃で撃ち殺そうとしたとき、弾丸はそれたけれどショックで墜落したアッコが自動的に人間に戻っていたことでした。これは前話の「夕日にとどけ天使の願い」でもそうで、第1話のように話の帰趨に関係あるとき以外は、意外と魔法解除の条件がフレキシブルなところがうかがえます。この時の安井画伯の話で、ガー坊はアッコのパパとも因縁が深いことが明かされます。
通常だったらコンパクトの変身でトラブルを解決するところが手の内がバレていてそれが使いにくいので、ある意味一番難敵で、アッコは夜寝ながらうなされるところまで心理的に追い込まれてしまいます。
その後火事を発見するお手柄をたててガー坊は名誉を挽回し、そのおかげでギクシャクしたアッコの周辺の人間関係も何とか元通りになったのでしたが、以後もガー坊はたびたび物語に登場しアッコを困らせる役回りをします。

二期三期のギャグ顔も好きなんですが、一期アッコの基本上品な困り顔も可愛くてなかなかいいです。

★第一期『ひみつのアッコちゃん第32話「こころとこころにうたがある」
音楽会の代表選抜が近づいたある日、耳が不自由で口のきけない聾唖者の少年たけしと知り合ったアッコが、そういう事情を知らずに彼に毒づいてしまった(本当にそうだと知る前につんぼとかおしとか言ってしまう。今だとこの言葉が口から飛び出すことが考えられず、ましてやヒロインの口から、という感じです)ことに反省して、コンパクトの魔法で自分も耳が聞こえず喋れない状態のまま1日すごしてみようとする話です。
コンパクトの変身にそういう状態になるのも含まれるのがちょっと意外ですが、いざ元に戻ろうとした時口がきけないのでラミパスラミパスと呪文を唱えたつもりでも効き目がなくて戻れないのも考えたら不思議です。変身解除の呪文が鏡に届くのは本人が唱えたつもりになればいいのか、実際に音声が出る必要があるかについては、人間の言葉が喋れないはずの動物の状態からでも元に戻るので、前者に近い運用なんじゃないかと思えるので。

元に戻れないままわざと喋れないふりをしていると思われてクラスメイトたちに(モコにまで)誤解されるアッコですが、いたたまれず走って逃げだし穴に落ちたところをたけしに助けられたりし、このまま元に戻れないかもしれないと思っているところを鏡の精の力で次の日にはなんとか元通りになっていました。
(第一期の鏡の精は銀行強盗の姿を鏡に像として残してくれたり、海に流されたコンパクトの位置を光を出して教えてくれたり、わりとこまめに親切にサポートしてくれるので。第1話でコンパクトを紛失した時も、あのまま見つからなかったらそのうち何とかしてくれたんじゃないの?という気がします)

『ひみつのアッコちゃん(Wikipedia)』

イラスト:並行世界の機械人形化少女・加賀美アッコ1~17あらすじ要約

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