甘いささやきと胡散臭い話 | rossiの世界

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心の声、心の葛藤や変化を書き残しています。





日常会話の中で、


あなたもわたしも言葉を放っている


まるで、香水を振りまくように。







言葉を声にすると、色んな匂いが放たれる。







「甘いささやき」は言葉の如く


相手を甘い香りで包んでしまう。







「胡散臭い話」は言葉の如く


相手を疑わしく思わせる臭いで包んでしまう。






あの人の言うことは鼻に付く


臭い台詞


陰気臭い






わたしの気持ちを読み取ってと


心とは裏腹な言葉を使ってみても


感情は見えないだけに


相手には伝わらないどころか


放った言葉が相手を包む。







良くも悪くも


言葉と言う匂いで相手を包む。







言葉が匂いで伝わってしまうとしたら


どんな香りを放ちたい?







愛情込めて「あなたなんて嫌い」


憎しみ込めて「あなたが大好き」


言われた相手に届くのは


感情ではなく言葉そのもの。


「嫌い」より「好き」の方が


相手は良い香りに包まれてしまうから。







言葉が匂いで伝わるのなら


どんな香りを放ちたい?






愚痴ったって構わない


思考や感情に溜まった悪臭を


口から出してデトックス


毒吐き換気する事で、


クリアになったりするからね。


悪臭を浴びせられた相手はたまらないけれど、


最後は「ありがとう」と


感謝の香りで相殺しよう。






言葉には匂いがある。


発声しなくとも


自分の思考の中の言葉にだって匂いがある。


どんな匂いか眺めてみよう。


どんな香りにしたいのかイメージしよう。







相手が受け取ろうが、拒もうが


言葉ひとつで気分が変わる。


自分自身で思考の言葉を受け取ろうが、拒もうが


言葉ひとつで気分が変わる。



言葉は相手も自分をも匂いと化して包むもの。






甘いささやき、悲痛な叫び、


発する言葉、思考の言葉


言葉が匂いに変わるなら


どんな香りを目指そうかな。