◇太陽の導き◇ | のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

ラグナロク・オンラインの日記です。スーパーノービス 『 ちゃまる。』 の探検記録と、『 ぷにぷにを継ぐ者 』 の物語です。興味がある人は、ぜひ見て行ってください^^

ちゃまる:(お母さん、きっと心配してるだろなぷに)


早く帰りたいと思う気持ちで兵士の後に付いていたが、


いろいろな想いや見慣れない景色への興味が


ちゃまるの注意力を拡散させる。


まるで何か幻術にかかったかのように意識は周囲へ奪われる。


ちゃまる:『あれ???』


気付けばちゃまるは兵士を見失ってしまっていた。


探せば探すほど兵士の姿は遠ざかるように跡形もなかった。


しかし、それは兵士も同じだった。



兵士:(マズイ、ならず者を取り逃した!)

兵士:(し、しかし、まだ誰も知らないなら会わなかったことに・・・)

兵士:(いや、それはあとあとバレたらまずい!)

兵士:(あいつ、どこに行きやがった!)



一方ちゃまるは・・・



ちゃまる:『やばいぷに。。迷子になったぷに!』



ちゃまるも慌てて兵士を探していた。


互いにタイミング良く探し合うことで、


より深みにハマり続ける2人。


何かの力が2人を引き離すように歯車が回り出す。


その歯車を止める唯一の手段にちゃまるは気付いた。



ちゃまる:『そ、そうだ、橋の上か宿に戻ろう』



歩き出そうと踏み出したとき、


心臓を押されたかのような鐘の音がちゃまるを貫ぬく。


それはこの街の時計塔から鳴り響いているようだった。


完全にちゃまるの出足を挫いて歯車は回り続ける。


ちゃまるがその時計塔を眺めていると、


視界に入る不思議な飾りのある建物に気が付いた。





ちゃまる:(これは・・・太陽・・・?)

ちゃまる:(なんだろう・・・)

ちゃまる:(どこかで・・・)


その建物には太陽のような装飾が施されている。


その刹那、ちゃまるの脳裏に言葉が蘇る。



謎の声:(太陽が沈むところ・・・)



まるで最初からこの場所へ誘われたかのように、


ちゃまるはその建物へ吸い込まれて行った。