◇疑念◇ | のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

ラグナロク・オンラインの日記です。スーパーノービス 『 ちゃまる。』 の探検記録と、『 ぷにぷにを継ぐ者 』 の物語です。興味がある人は、ぜひ見て行ってください^^

ちゃまるは街の入り口付近まで走っていた。


再び生きるため細胞が活性化したように


身体は軽くいつも通りだった。


橋の上にはこの前の兵士らしき人物がいた。


ちゃまる:『あの!』

ちゃまる:『僕を助けてくれたのはあなたですか?』


ちゃまるは顔色を伺いながら話しかけた。


兵士:『ん?君は・・・この前の!?』

兵士:(なぜここに・・・)


ちゃまる:『この前はありがとうございましたぷに!』

ちゃまる:『おかげで元気になりました!』


兵士:『そ、それは良かった・・・』

兵士:『あれから3日ぐらいだったか?』


ちゃまる:『えっ?・・・3日ですか!?』

ちゃまる:『そんなに寝たの初めてぷに!』


兵士:(さて・・・どうしたものか)

兵士:(仕方ない、宿へ連れ戻しておくか)


ちゃまる:『いつもならお母さんに怒られるのに』

ちゃまる:『怒られてもらいいから会いたいぷに』


兵士:(母親か・・・同情を誘っているのか?)

兵士:(少し詮索しておくか)

兵士:『ところで君は何でこの街に来たんだ?』

兵士:『何か目的があったんだろ?』


ちゃまる:『目的??』


ちゃまるは少し考える素ぶりを見せた。


ちゃまる:『実は僕、剣士になりたくて試験を受けたんです』


兵士:『ん?剣士?』

兵士:『剣士の試験ならイズルードだろ?』


ちゃまる:『はい。試験は受けました。』

ちゃまる:『でも結果は全然ダメでした』

ちゃまる:『逆に剣士はあきらめろ』

ちゃまる:『剣士になりたいみんなの迷惑になるって言われて・・・』


兵士:『そ、そうか・・・ひどい言われようだな』

兵士:(それで例の噂を信じてこの街に来たのか)

兵士:(なら仕方ない・・・)

兵士:(ならず者はこうやって生まれる)

兵士:(芽は早いうちに摘まなくては)


ちゃまる:『でも、しょうがないんです』

ちゃまる:『だって僕はまだ・・・』

ちゃまる:『ポリンしか倒せないから・・・』


兵士:『・・・え?』

兵士:(ポリンしか倒せない・・・?)

兵士:(冗談キツいぜ・・・)

兵士:(ここはアルデバランだぞ?)

兵士:(ポリンどころじゃないだろ)


ちゃまる:『魔道士目指してて嫌で逃げて来たようなものだから』


兵士:『ははは!な、なんだ、そうだったのか』

兵士:(こいつ、本気で言ってるのか・・・。)

兵士:(最近のならず者は馬鹿なのか?)

兵士:(だがここに来た理由にはなっていない)

兵士:(念には念を入れておくか)

兵士:(最近は手が混んでいると聞くし)


兵士:『それで試験に落ちて何故この街に来た?』


ちゃまる:『実はイズルードで海賊に誘拐されてどこかの島に連れていかれたんです』


兵士:『何!?海賊だと!』


ちゃまる:『はい。でも隙を見て海に飛び込んで逃げたんです』

ちゃまる:『気づいたらこの街の近くに流れ着いたみたいで』


兵士:(海賊絡みが本当だとしたらマズイが)

兵士:(そもそも助かる見込みはないだろ)

兵士:(海賊の威光をチラつかせるとは・・・)

兵士:(確かに海賊が動き出した情報はある)

兵士:(この少年がそこまでキレるとは思えんが)


兵士:『そうだったのか・・・よく助かったな。』

兵士:『なるほど・・・よく分かったよ』


兵士:(最近、宿へ連れて行け、と言う命令が多いが、その線もあると言うことか)


兵士:『なら早速、君のご両親に連絡しなくては』

兵士:『とりあえずついて来てきなさい』


ちゃまる:『ありがとうございます!』


兵士:(上に報告してさっさと引き渡そう)

兵士:(ならず者ならまだしも)

兵士:(奴らに関わるのはごめんだ)


兵士はブツブツ考え事をしているようで、


あまりこちらを気にしていなかった。


ちゃまる。も家に戻れると分かると心が癒された。