◇根回し◇ | のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

ラグナロク・オンラインの日記です。スーパーノービス 『 ちゃまる。』 の探検記録と、『 ぷにぷにを継ぐ者 』 の物語です。興味がある人は、ぜひ見て行ってください^^

気がつくとベッドの上にいた。



ちゃまる:『あれ・・・ここは・・・』

ちゃまる:『夢・・・じゃないぷにか』



重い体を支えながら起き上がる。


見覚えの無い雰囲気の部屋をただ眺める。





ちゃまる:『そっか・・・助けてもらったんだったぷに』



徐々に記憶が蘇る。


不思議と体の調子は良く、動けるまでに回復していた。




ちゃまる:『とりあえず、お礼を伝えなきゃぷに』




見慣れない階段を駆け降りて行くと、


受付らしい場所で女性が資料に目を通していた。






ちゃまる:『あの〜・・・』



受付の女性:『あら!?目が覚めたのね』



ちゃまる:『はい!助けてくれてありがとうございましたぷに!』



受付の女性:『私は特に何もしてないわよ』

受付の女性:『それよりまだ部屋で大人しくしてなさい』

受付の女性:『病み上がりなんだから。親御さんに連絡しておくわね』



ちゃまる:『あ、ありがとうございますぷに!』

ちゃまる:『あの、何があったか教えてくださいぷに!』



ちゃまるは受付の女性にここまでの状況を聞く。


どうやら街の兵士に担ぎ込まれ、


しばらく治療を受けいたたようだった。




受付の女性:『あと、ここの支払いも治療費も済んでるわよ』



ちゃまる:『えっ!?もしかしてあの兵士さんが!?』



受付の女性:『たった今、支払い書類が送られて来たのを確認したので、それ以上のことは分からないわ』



ちゃまる:『あの兵士さん、まだいるかな!?』

ちゃまる:『ちょっとお礼を伝えて来るぷに!』




ちゃまるは慌てて宿屋を飛び出した。




受付の女性:『あっ!ちょっと待ちなさい!!』



受付の女性の制止も間に合わず、

ちゃまるは街の中へ消えて行った。




受付の女性:『まずいわ!』




受付の女性は急いで誰かへ連絡を取り始める。




受付の女性:『すみません!』

受付の女性:『例の少年は先程目を覚したのですが・・・』

受付の女性:『兵士にお礼を伝えるため急に宿を出て行ってしまいました!』

受付の女性:『・・・はい・・・大変申し訳ありません!』

受付の女性:『まだこの街にいるはずです』

受付の女性:『・・・はい!戻り次第報告いたします!』



受付の女性は心臓に手をあて深い息を吐く。


支払い済みの資料を手に取り一点を見つめている。


そこには特別手配人物という判が押されていた。


※特別手配人物

見つけ次第報告、自由を拘束してでも確保することが許される。場合によっては軽傷を負わせても構わない。




受付の女性:『あんな小さな子にこのレベルの判が押されるだなんて』

受付の女性:『見た目で判断したら良く無いわね』




走り去った後ろ姿の残像を追うように、


受付の女性は宿の入り口まで歩み寄り、


まだ近くにいるであろう少年の姿の記憶を思い返していた。