◇遠い記憶◇ | のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

のーびす探検隊 ~ぷにぷにを継ぐ者~

ラグナロク・オンラインの日記です。スーパーノービス 『 ちゃまる。』 の探検記録と、『 ぷにぷにを継ぐ者 』 の物語です。興味がある人は、ぜひ見て行ってください^^

鐘の音が徐々に身体に響き出してくる。


ちゃまる:『ここは・・・』

ちゃまる:『どこなんだろう・・・』



体の自由が許す限り、


鐘の音がする方向へ歩き続けるちゃまる。



ちゃまる:『あ・・・あれは』

ちゃまる:『街かな・・・』


鐘の音が響く先には大きな壁で囲まれていた。


薄れゆく視界の中、転がり込むように街の中へ入る。


街の中に兵士らしき人物が近寄って来た。





兵士:『君!大丈夫かい!?』



街の案内人らしき兵が心配して声をかけてきました。



ちゃまる:『なんとか・・・生きています。。』



兵士:『全く近頃のノービスは無茶ばかりしてるな』



兵士:(疲労困憊、顔色も悪い、体温低下、異様にずぶ濡れじゃないか)



兵士:『君もまた伝説や噂を信じ、修行しながらこの街に来たのか?』



ちゃまる:『伝説・・・噂・・・?』



兵士:『まぁ〜とりあえず宿が先だ』



兵士はちゃまるを背負い宿へ向かう。


背中に背負われ体を預けたちゃまる。


霞む視界から見える高さの世界。


心地よい温もりと定期的に揺れる振動。


幼き日の記憶が体感として蘇る。



ちゃまる:(なんか・・・懐かしい・・・)



ちゃまる:(この温かさ・・・この場所から見る世界)



背負われた視界にふと映る後ろ姿。


その姿から声が聞こえる。



謎の後ろ姿の声:(いつかお前も俺みたいに強くなれよ!)



その声は懐かしくも安心感のある声だった。



しかしその声は次第に小さく遠ざかって消えそうになる。



ちゃまる:(まっ・・・て!)



体を動かそうとした途端、全身に激痛が走る。



ちゃまる:(痛っ!?)



痛みに記憶はかき消され、


ちゃまるはそのまま意識を失ってしまった。



兵士:『またいつもの奴だ、あとは頼んだ』


女性:『最近多いわね』

女性:『まだこんな小さいのに可哀想ね』


兵士:『命令だから仕方ないさ』



微かに誰かの話し声が聞こえたが、


何を話しているかも分からず、


ちゃまるの意識はさらに深い闇へと吸い込まれていった。