モンテッソーリ教育とはどのような教育なのかを綴ったものであった。
モンテッソーリ教育は子どもを観察をすることからスタートする。
観察によって、今子どもがどんな事に対して興味を持っているのかに気付き、その興味にあった教具を教師が与える。すると子どもはその教具をできるようになるまで何度も繰り返し行う(集中現状)。
モンテッソーリ教育では、子どもの内面には自ら自立をしていくための力(自己開発力)が備わっていると考えられているため、子ども主導の教育を行う。
(なつき)

筆者が自分のサイトに寄せられた質問から、共通するものをピックアップし、それに関する考えをまとめたもの。思春期の悩みや社会に出てからの悩みから、死にたいする悩みなど31個の悩みを、筆者の個人的な意見で回答している。今私が考えていることについての回答もあり、参考になった。(まりん)

31個あるそれぞれの絵について、少し深く考えてみる。そうすることで、そんなに大きなことではないけれども、実際の社会生活に役立つような楽しい考え方を発見することができる本。哲学を難しく考えなくてよく、物事の考え方を変えたり、新たな考え方を見つけたりすることができ、これも哲学に入るんだと思わせられた。(まりん)

今現場で活躍されている20代から50代の、20人の教師の方々の事例を紹介している。教師になろうとしたきっかけ、現場でのとまどいや葛藤、喜びの体験など、一人一人の教師としてのライフコースが書かれている。その中で、自分の生き方を模索したり、課題を見つけたりして、自問自答しながらも成長していく教師の様子が伺える。(まりん)

二匹のネズミ、スニッフとスカリー、二人の小人、ヘムとホーが迷路の中でチーズを探す物語。ある朝、今まであったはずのチーズがなくなり、二匹と二人は四者四様の行動をとる。物語の変化にどのように対処すべきかを彼らのそれぞれの行動から考えさせられる。前半部分などが通販のサクラ広告のように思えてしまう面もある。(けいすけ)
高校3年生の七子と小学校6年生の七生は異母兄弟だが、顔はそっくり。ある日、家庭の事情から二人は二人暮らしを始める。なかなか七生を受け入れない七子と、他人との距離の置き方が絶妙な七生が、様々な出来事に遭遇し、繋がりを見出だしていく過程と、衝撃的なラストシーンが印象的でした。(ティモン)
「自分は捨て子だ」と信じて疑わない小学校4年生の「僕」こと育生。先生から「へその緒は親子の絆」という話を聞いて、母にへその緒を見せるように言うが、母は見せてくれず、代わりに卵の殻を見せる。その後の、育生の成長と共に何が親子の絆なのか分かる、心温まる物語です。(ティモン)

現代、学校は教科などの勉強だけでなく、心の問題や人格形成などに力を入れなければいけないという風に、学校としての役割を広げてきている。その現代の教育において「できること」と「できないこと」を区別していくべきではないだろうか、と考える。学校の役割、公教育や家庭について、青少年問題などを筆者の見方で述べられており、「教育万能主義」ともいわれる世の中の問題について検討している。(まりん)

この本は主人公(ホールデン・コールフィールド)の自伝を本人が読者に語りかけてくるような文体になっていて、文字通り「ホールデンの声に耳を澄ませる」感じで読めます。誰しも一度は思ったことがある「心の裏側」をホールデンが、皮肉を交えてたくさん紹介していきます。ホールデンの物事の捉え方に共感を抱き、時には憤りを覚える本でした。(ティモン)

主人公の泉が過去の恋愛を回想して物語る。繊細な情景の描写と感情の表現により読者の心を揺り動かす。まるで自分が泉になってしまったかのように、喜びや苦しみを味あわされた。一度読み始めると止まらない。もう一度読みたくなる。そんな恋愛小説です。(はっち)