見出しに書かれている33の言葉を、日々の生活から生まれる身近な出来事と結びつけて解説。なぜそうであると困るのか、このようにすればこういういい面があるなど、精神科医ならではの目線も含み、説明している。恋愛、仕事、友人関係の記述から、自分に当てはまる点、共感する点が多く見つかり、今後意識していくべき人間としてのマナーなども書かれている。(まりん)
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作者リリー・フランキーが小さいときの話から始まり、オカンと一緒に暮らしてきた日々、別居しているオトンとの関わりの中で、作者(ボク)は様々な思いを持ちながら暮らしていく。ボクのオカンに対する思い、オカンのボクに対する思いなどから、家族の在り方、母と子の絆について深く考えさせられる本。(ケイスケ)
「なぜ勉強するのか」の話に始まり、試験、校則、教科書と知識、隠れたカリキュラム、そして先生の世界、生徒の世界。それぞれのテーマごとに学校の中で「あたりまえ」と思われていることに目を向け、「学校って何なのか」を、中学生の読者を対象に問いかけながら考えていく。「学校」についての新しい可能性や考え方を引き出してくれる本である。(はっち)
学校についての疑問をもった時、決まったものの見方、あたりまえという考え方をするのではなく、「どうしてだろう」と議論していくことや、その問題にたいしてどうアプローチしていくかが提案されている。学校での試験、校則や教科書、先生や生徒、学校と社会とのつながりなど、多方面から見た学校に関する疑問点が紹介され、読者に問題を投げかけるかたちで紹介されている。(まりん)
「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である。」という鏡の法則にのっとり、41歳の主婦が“子どもが心を開いてくれない”という悩みを解決していく。その過程の中で、それまでずっとゆるせていなかった父や、尊敬できていなかった夫への感謝の気持ちがあふれてくる。そして心の中が映し出されたかのように、子どもが心を開いてくれるようになる。今まで気づかぬうちに受け取っていた“愛”に気づくことのできる本です。(はっち)
相手をハッピーにできる人は、自分を元気にする方法を分かっている。だから、まずは自分がハッピーな時、ハッピーでない時はどんなときか知っておくことが大切である。
この本には、<最初に笑おう。><「小さい運を」つかまえよう。>などといった、ハッピーになる法則を42つ紹介している。「一緒にいると、気持ちがリフレッシュして、自信がわいてくる!」と言われるような女性になるための、第一歩となる本である。(はっち)
中学二年生の主人公コペル君が友人との日々の生活の中で様々なことを考え、人間としての生き方をその経験から学んでいく。そのコペル君を近くで見ているおじさんは、彼の行動から感じたことをいつか彼に読ませようと思い、ノートに書き綴っていく。コペル君は、そのおじさんとの会話やおじさんのノートから自分の生き方を考えていく。(ケイスケ)
この本は、この世界の経済をやさしく解説している。内容が、インタビュー形式で書かれていたり、経済用語を知らない人でも用語解説が充実していたりする。さらに、文中に登場する「竹中語録」や一コマ漫画によって、読み手への経済学に対する抵抗感を減らす構成となっているので、経済学を初めて学習する人、世の中の経済がどのようになっているかを理解したい人にとってはいいきっかけとなる本である。 (ティモン)
私たちの社会を、生きやすく暮らしやすい社会にするためには、自分が大切に思うこと、自分以外の誰かが大切に思うことを、それぞれが尊重し合えるような社会でなければならない。そのためには、自分が黙っているのも相手を黙らせるのもいけない。「反論をどうぞ」という自分自身の余地(“溜め”)を残しておきながら、意見を交わす相手の“溜め”を増やす。その“溜め”が関心を広げ、「その人なりの」努力や生き方を尊重する気持ちが生まれる。私たちの社会は、そこからはじめて立ち上がる。(はっち)