なっちゃんに続いて読みました!運や自分自身に起こる良いことは、「プラスのパワー」によって引き寄せることができる。という著者の考えが詰まった一冊です。自分がどれだけプラスのパワーを放出していなかったか思い知らされました。(あかね)

1868年12月10日夜、大政奉還の立役者、坂本龍馬が惨殺される。犯人は新撰組とも京都見廻組ともいわれている。しかし、その関係者からの供述には矛盾と謎が多すぎる。そこで浮かび上がる「龍馬の手紙」―幕臣勝海舟、英国武器商グラバーと行動を共にした龍馬が、死の直前に書いた最後の手紙に込めた「暗号」を読み解くことで、龍馬暗殺犯、さらには幕末維新の真相を暴いている。真犯人は思いも寄らない幕末志士であった・・・。

しゅん

 現代の若者の考え方や行動の傾向が鋭い目線で書かれている。今を生きる若者の多く(本の中では主に働く20代のこと)は、社会に不安を抱き、安定を求め、行動力を失いがちである。川北義則は、自分のやりたいことをして、失敗もおおいにした方が良いと述べる。傍から見れば愚行に映るかもしれない行動でも、20代に何かに打ち込んだ経験は、必ずあとになって生きてくるものだ、とも言っている。要は、「アクティブになれ!」ということだ。

 この本を読み終えた時、「私は、まだまだやってないことだらけだ。」と感じた。多くの内容から、“人生を豊かに、楽しく生きるコツ”を学ぶことができる。大学生のうちに読んでおくべき一冊である。

ありさ

 「親がコーチとしてのあり方を学ぶことは、親自身の人生の充実を意味します。子どもの生きる力を育てることと、親がコーチとして成長することは別々には起こりません。親が成長しているとき、子どもの生きる力は伸ばされるのです。」

 コーチングの考え方を子育てに応用したものである。コーチングによるコミュニケーションで、生きる力を開発された子どもは、いきいきと輝く目をもち、積極的に生活に取り組む。親と子どもの関係からより実践的なコーチングを提案している。

しゅん

 この世の悩みのほとんどが人間関係である。部下がなかなか育たない、困ったお客さんにどう接すればいい?などというような問題は後を絶たない。しかし、人間の心はちょっとしたことで変わるもの。人を和ませ、成長させる――コーチングは、そんなコミュニケーションの技術・姿勢である。身近な人から幸せにする。そして、コーチングで世界は変わる!

 今、学校現場でもコーチングというコミュニケーションスキルが注目されている。相手の力、パフォーマンスを最大限に引き出すコーチングはますます重要になってくるであろう。コーチングのバイブルとなる一冊である。

しゅん

キリスト教プロテスタント派であるコメニウスは、「教育は実に万人にして必要なもの」であり、「幼子はこの上もなく高価な、神の賜物」と述べている。このような人間観・児童観が彼の教育思想に影響している。コメニウスは、幼児期からの教育の重要さを強調し、幼児期→少年期→青年前期→青年後期と、幼児期から始まる段階的な教育の体系を論じた。これは、教育史上で初めてのことである。また、コメニウスは感覚的実学主義であり、直感教授法を創始した教育家である。コメニウスが考える幼児教育においても、乳幼児の感覚を刺激することや実例を示すこと重要だと強調されている。他にも、幼児教育において「遊び」が重視されている。そんなコメニウスの教授法や幼児教育は以後の教育史上における原点になった。(あかね)
始めにデンマークとドイツの「森の幼稚園」の歴史や理念が説明されている。その後は、東方さんが調査研究したラインバッハの「森の幼稚園」での活動内容や子どもたちの様子や特徴が書かれている。印象に残ったことは、子どもが自然の中で生活することで良い影響結果を出しているということである。他にも、教育者のルールや教育手段なども書かれていた。(あかね)
大学生が学校や家庭で人間関係を上手に営むためのコミュニケーション能力や人間関係、トラブルに対応するスキルを紹介してある。大学生のソーシャルスキルとは社会を構成する一員として、自分の生き方の基本的方針を決定するために役立つスキルである。
相手の意見も尊重しつつ自分の意見を尊重するようなアサーティブな関係を築くことを目指して大学生活を楽しみましょう!
なつき
不安定な雇用、機能不全に陥った社会保障。今、生活の不安を取り除くための「生活保障」の再構築が求められている。日本社会の状況を振り返るとともに、北欧の福祉国家の意義と限界を考察している。ベーシックインカムなどの諸議論にも触れながら、雇用と社会保障の望ましい連携のあり方を示し、人々を包み込む新しい社会像を打ち出す。また、雇用と社会保障をつなぐアクティベーション型の生活保障は、非常に興味深い考え方であった。(しゅん)

「面接官をだますなんて簡単だ」、「成功体験はインパクトさえあれば大丈夫!」、「今の自分を見れば自己分析できるでしょ?」などといった就活に関わるウソを解明していく形で書かれている。就活においてまずすべきは自己分析だろう。「なぜその会社に入りたいのか」という志望動機にしても自己分析なしには、的外れで実のないものになってしまう。甲府西高校の校訓が「自己を知り、自己を深める」だったように、自分を主観的にかつ客観的に見つめていくべきである。教採にも通じる著書である。(しゅん)