日曜日ソング・ベスト10 | …

i am so disapointed.

「日曜日ソング」とは日曜日をテーマにしているように思える曲であり、日曜日だからこれをやってしまおうという、安易さ意外にほぼ何もない企画が今回である。

 

10. Sunday Mondays - Vanessa Paradis (1992)

 

レニー・クラヴィッツがプロデュースし、日本でも結構売れたアルバム「ビー・マイ・ベイビー」からシングル・カットもされた曲。ある条件が整っていれば、日曜でも月曜でも何曜日でも好き、とううような内容であり、特に日曜日を特に賞賛している訳ではないが、やはり日曜日の気分に最も相応しいのではないかというような気はする。

 

 

9. Pleasant Valley Sunday - Thr Monkees (1967)

 

ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングのコンビによる楽曲で、全米シングル・チャートで最高3位のヒットを記録した。キャッチーなポップ・チューンではあるのだが、実際にはニューヨークから郊外に引っ越したキャロル・キングの当時の生活に対する不満がモチーフになっているという。

 

 

8. 日曜日のサマートレイン - RYUTist (2016)

 

新潟を拠点に活動するアイドルグループ、RYUTistのアルバム「日本海夕日ライン」からのシングル・カット。日曜日でしかも夏という最高のシチュエーションに相応しい、オーガニックなシティ・ポップ。

 

 

7. ハロー/いとこの来る日曜日 - フリッパーズ・ギター (1989)

 

全曲が英語詞で歌われていたフリッパーズ・ギターの最初のアルバム「three cheers for our side~海へ行くつもりじゃなかった」の1曲目に収録された曲。イギリスのインディー・ポップやネオ・アコースティックと日本では呼ばれる音楽から影響を受けた、当時の日本のメインストリームのポップスとはほとんど関係がない音楽であった。「カメラ・トーク」収録の「ラテンでレッツ・ラブまたは1990サマー・ビューティー計画」では、ひとりの日曜日に歯ブラシをくわえてオムレツを焼いていたりもする。

 

 

6. Sunday Sunday - Blur (1993)

 

レトロ感覚のブリティッシュ・ポップを、ユーモアたっぷりにやり切って好評だったアルバム「モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ」からのシングル・カット。翌年に「パークライフ」で開花するタイプのセンスがすでに見て取れるビデオも楽しい。

 

 

5. Sunday Girl - Blondie (1978)

 

最高のポップ/ニュー・ウェイヴ・アルバム「恋の平行線」からシングル・カットされ、全英シングル・チャートで1位に輝いた曲。クリス・スタインによって書かれた曲だが、タイトルはデビー・ハリーが飼っていた猫の名前に由来しているようだ。

 

 

4. Sunday Bloody Sunday - U2 (1983)

 

アルバム「闘(WAR)」の1曲目に収録されている曲で、北アイルランドでデモ行進中の市民がイギリス陸軍によって銃撃された、血の日曜日事件がテーマになっている。日曜日がタイトルに入っている曲にはのどかな気分を感じさせるものが多いが、もちろんこれはまったく異なっている。

 

 

3. Everyday Like Sunday - Morrissey (1988)

 

ザ・スミス解散後のモリッシーがリリースした2枚目のシングルで、全英シングル・チャートで最高9位を記録した。スティーヴン・ストリートによる楽曲はストリングスをフィーチャーしたアレンジも含め、ひじょうにキャッチーではあるのだが、モリッシーの歌詞にはハルマゲドンが出てくるなど、らしさ全開のクセが感じられるものになっている。

 

 

2. Lazy Sunday - The Small Faces (1968)

 

コンセプト・アルバム「オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク」からの先行シングルとしてリリースされ、全英シングル・チャートで最高2位を記録した。ロンドンのコックニー訛りで歌われるミュージックホール的な楽曲は、ザ・キンクスなどと共にブリットポップ期のブラーにも強い影響をあたえたと思われる。

 

 

1. Sunday Morning - The Velvet Underground (1966)

 

リリース当時はほとんど売れなかったが、後にポップ・ミュージック史に残る歴史的名盤としての評価を確立することになる「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」の1曲目に収録された曲で、先行シングルでもあったようだ。ニコがボーカルを取ることを想定して作られた曲で、初期のライブでは実際にそうなっていたようだが、レコーディングされたバージョンではルー・リードがリード・ボーカルで、ニコはバック・コーラスとなっている。気だるげなボーカルが特徴的で、実験的な要素も強いアルバムのオープニングトラックとして、このキャッチーさが絶妙に良いと感じられる。一時期、テレビ神奈川のジングルにこの曲のイントロが使われていた記憶がうっすらとあるのだが、気のせいかもしれない。