10. Walking On Thin Ice - Yoko Ono
ジョン・レノンが凶弾に倒れる数時間前までレコーディングされていたという曲。全米シングル・チャートでは最高58位、クラブプレイは好調で、グラミー賞にもノミネートされた。ニュー・ウェイヴ感覚がとてもカッコいい。
9. Our Lips Are Sealed - The Go-Go's
ベリンダ・カーライルなどが在籍していたご機嫌なガールズ・ロック・バンド、ゴゴーズのデビュー・アルバムにして全米1位を記録した「ビューティ・アンド・ザ・ビート」からの先行シングル。ザ・スペシャルズ/ファン・ボーイ・スリーのテリー・ホールとの共作で、全米シングル・チャートで最高20位を記録した。
8. Never Too Much - Luther Vandross
クリスタル族にも人気があったような気がするブラック・コンテンポラリーなサウンドと、とにかく歌がとても上手いルーサー・ヴァンドロスの最初のヒット曲で、全米シングル・チャートでの最高位は33位であった。
7. Just Can't Get Enough - Depeche Mode
デペッシュ・モードの3枚目のシングルで、全英シングル・チャートで最高8位を記録した。キュートでポップなシンセポップだが、ソングライターのヴィンス・クラークはこの年に脱退し、ヤズーを結成することになる。
6. Don't Stop Believin' - Journey
大ヒットアルバム「エスケイプ」からシングル・カットされ、全米シングル・チャートで最高9位を記録した。パンク/ニュー・ウェイヴ的な価値観からするとひじょうに暑苦しい産業ロックという印象もあるのだが、そこが良いということもできる。
5. Start Me Up - The Rolling Stones
「刺青の男(Tattoo You)」からの先行シングルで、全米シングル・チャートで最高2位を記録した。AOR、産業ロックなどが流行っていた時代に、これぞロックンロールの真髄とでもいうような音楽。以降、ライブでの重要なレパートリーでもあり続けている。
4. Edge Of Seventeen - Stevie Nicks
フリートウッド・マックのボーカリストの1人、スティーヴィー・ニックスのソロ・アルバム「麗しのベラ・ドンナ」からシングル・カットされ、全米シングル・チャートで最高11位を記録。リリースから約40年後、この曲のような気分がややリバイバルしているようにも感じられる。
3. Ghost Town - The Specials
不況下にあった当時のイギリスのムードを描写した楽曲。全体に漂う不穏な気分が特徴的である。全英シングル・チャートで1位を記録した。
2. Tainted Love - Soft Cell
全英シングル・チャートで1位を記録し、翌年には全米でもトップ10入り、しかもロングヒットとなった。カバー曲ではあるが、こちらのバージョンの方が知られている。邦題は「汚れなき愛」。収録アルバムの「ノンストップ・エロティック・キャバレー」というタイトルも怪しげでとても良かった。
1. Don't You Want Me - The Human League
全英シングル・チャートで1位に輝き、翌年には全米でも1位、第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンを語る上でも重要な楽曲となった。シンセ・ポップはイギリスではすでにひじょうにヒットしていたのだが、アメリカではまだまだ産業ロックやカントリーのような音楽が強く、この曲がヒットしたことのインパクトは強かったように思える。邦題は「愛の残り火」で、色恋沙汰をテーマにした男女デュエットという設定が、新しめのサウンドとヴィジュアルで展開されているというのが、なかなか斬新でとても良いと感じた。