40. Manic/Halsey
ジャンル横断的でいまどきっぽいオルタナティヴ・ポップ・アルバムで、アラニス・モリセットやBTSのメンバーをフィーチャーした曲も収録。1曲ごとのクオリティーが高く、聴くほどに味が出てくる。全米アルバム・チャートで最高2位を記録した。
39. Ultra Mono/Idles
イギリスのブリストルで結成されたパンク・ロック・バンドの3rdアルバム。前作の成功を受けて、よりメジャーなサウンドになってはいるが、根底にあるパンク・ロック的なアティテュードはしっかり感じ取れる。全英アルバム・チャートで初の1位に輝いた。
38. Night Network/The Cribs
契約の問題などで思うように作品がリリースできなくなっていたようだが、デイヴ・グロールの助けでその状態も脱することができたようだ。そういった過程を経て久々にリリースされた最新アルバムだが、より音楽性のレンジが広がり、精神的にも成長が見られる。英国インディー・ロック・バンドの良心とでもいえる存在に相応しい感じになっているような気もする。
37. Color Theory/Soccer Mommy
それにしても、サッカー・マミーというアーティスト名が良い。90年代オルタナティヴ・ロックからの影響をなんとなく感じさせる女性シンガー・ソングライターがわりと多いなと感じたりもする昨今、それぞれに個性はありどれも良いのだから結構なことである。色をコンセプトにしているところもあるらしいサッカー・マミーのこのアルバムもまた、そんなうちの一つであり、今年よく聴いたのであった。
36. Ohms/Deftones
デフトーンズといえばラウドでヘヴィーなロック・バンドであり、20年前のアルバム「ホワイト・ポニー」がいまや名盤として評価されていたりもする。というわけで、すっかりベテランバンドではあるわけだが、最新アルバムのこれがまた枯れるどころかますます充実していて良いものである。ロックを聴く機会も一時期と比べすっかり減ってしまったわけだが、このアルバムなどを聴くとやはり良いなと思ったりもする。
35. gift songs/Nao☆
Negiccoのリーダー、Nao☆が初めてリリースしたソロEPである。5曲入り、約23分というボリュームの作品を本来はアルバムとして扱うべきではないかもしれないのだが、充実度、満足度はひじょうに高いので選んでしまうのであった。グループの時やこれまでのソロ・シングルとも一味違う、都会的でダンサブルで夜の気分だったり、フレッシュでありながらエバーグリーン的だったり、様々なタイプの楽曲で最高のボーカルを楽しむことができる、
34. E3 AF/Dizzee Rascal
イギリスのダンス・ミュージック、ヒップホップなどに多大なる影響をあたえたベテラン・アーティストによる、久しぶりのアルバム。メインストリームなポップ・アーティスト然としていた頃をすら経ての現在であり、このタイプの音楽で堂々とした風格のようなものも感じさせ、それでいて絶妙にエッジでもあるというのが、やはりすごいなと思ってしまうのだった。
33. Imploding The Mirage/The Killers
ラスベガスといえばショウビズの街。個人的に会社のお金で連れて行ってもらってから、10年以上が経つ。どうせつまらないだろうと思っていたのだが、行ってみると最高であった。それはそうとして、ラスベガス出身のザ・キラーズももはやベテランの域であり、「ミスター・ブライトサイド」は00年代を代表するポップ・ソングの一つである。この時代にインディー・ロック・バンドとしてアジャストしていく方法の一つとして、ポップスへの接近があるのだが、元々がポップス的なインディー・ロック・バンドだったザ・キラーズがまさにそのお手本のようなアルバムをリリースしたことに驚きはそれほどない。にもかかわらず、とても良いアルバムである。
32. How I’m Feeling Now/Charli XCX
コロナ禍においてアーティストはアットホームなベッドルーム・ポップ的な作品を発表しがち、という傾向が明らかにあったし、いまもある。このアルバムなどもそのわりと初期の方に出たような印象があるが、程よく実験的な親密さも感じられる、とても魅力的なアルバムになっていると思う。
31. 秋の惑星、ハートはナイトブルー/Kaede
NegiccoのKaedeによる秋をテーマにしたミニ・アルバムである。コンセプトがしっかりしていて、夏の終わりという一年でも最悪のブルーズをぶっ飛ばし、秋は確かにつまらないけれどもそれほど悪くはないのではないか、という気分にさせてくれるだけでも、個人的にはとても役に立つ作品だということができる。