40. The Beatles/The Beatles (1968)
ビートルズのいろいろなタイプの曲が入った2枚組アルバム。アルバムジャケットが白いので、「ホワイト・アルバム」とも呼ばれる。とにかくいろいろな曲が入っていておもしろい。
39. Skylarking/XTC (1986)
ポスト・パンク/ニュー・ウェイヴ出身のバンドだが、このアルバムは英国ポップス的な程よいひねくれ感覚が心地よい。トッド・ラングレンをプロデューサーに迎えてレコーディングが行われたが、アンディ・パートリッジとの間に確執が生まれたりしながらも、なんとか完成したらしい。
38. VISITORS/佐野元春 (1984)
人気絶頂のタイミングで突然の渡米、帰国後にリリースされたアルバムはそれまでの作品とはかなり変わっていて、当時、日本ではまだあまり知られていなかったヒップホップを取り入れたものであった。ファンの間でも賛否両論だったが、現在では佐野元春の最高傑作として評価される場合すらある。
37. Closer/Joy Division (1980)
マンチェスター出身のポスト・パンク・バンド、ジョイ・ディヴィジョンは、カリスマ的なボーカリスト、イアン・カーティスがアメリカ・ツアーの直前に自殺し、活動休止を余儀なくされた。六本木WAVEで「パンク以降で最も重要なアルバム」というPOPが付いているのを見て、CDを買った。暗さの深淵にあるポップさのようなものに強く魅かれ、その謎がいまも消えないまま、ずっと聴き続けている。
36. Doolittle/Pixies (1989)
音の強弱を効果的に用いたオルタナティヴ・ロックという点で、ニルヴァーナにあたえた影響もひじょうに大きい。歌詞ではよく分からないことを歌っているような印象があるが、とても良いアルバムである。
35. Never Mind The Bollocks/Sex Pistols (1977)
現在のようにインターネットなどですぐに試聴できる時代ではなかったので、実際に音を聴く前に情報ばかりが入ってきていた。相当に過激な音楽なのだろうなと思っていたのだが、実際に聴いてみるとわりと普通のロックであった。というのは、すでにポップ・ミュージック界がこのバンドの影響を受けることによって、変わった後だったからなのだろう。当時の衝撃は想像することしかできないが、とてもポップでキャッチーでユニークなロック・アルバムである。ジョニー・ロットンのボーカルには唯一無比のポップ感覚がある。
34. Marquee Moon/Television (1977)
1980年代後半はレコードからCDへの移行期間ということもあり、過去の名盤と呼ばれるアルバムがCDで安く発売されることが少なくはなかった。このアルバムわりと安い価格で販売されていたのを、町田のディスクユニオンで買った記憶がある。サウンドとボーカルに独特な緊張感があり、それでいてポップなのがとても良かった。
33. Snap!/The Jam (1983)
ザ・ジャムが活動をしていた頃には全米ヒット・チャートものを中心に聴いていたため、深夜のラジオで聴いた「悪意という名の街」ぐらいしか知らなかった。解散後、ポール・ウェラーはザ・スタイル・カウンシルを結成するのだが、これはおしゃれでモテそうだったので大好きだった。それから、ザ・ジャムのベスト・アルバムを買ってみたのだが、これもすぐに気に入ってしまった。音楽スタイルはザ・スタイル・カウンシルと異なっているところもあるのだが、ポール・ウェラーの曲や声がなんとなく体質に合っているな、と感じた。そして、ヒット曲がたくさん入っていて、初めて買ったこのアルバムが、いまでも最も好きなのだった。
32. aikoの詩。/aiko (2019)
J-POPのメジャーなアーティストの一人ぐらいの印象しかなく、ずっとちゃんと聴いていなかったのだが、今年、個人的なレコメンドとストリーミングサービスでの配信が絶妙に重なり、聴いてみたところとても良かった。なぜ、いままでちゃんと聴いてこなかったのだろうとも思ったのだが、こういうのには然るべきタイミングというものがあるのだろう。歌詞、メロディー、ボーカルとすべてがとてもユニークでハイクオリティー、多くの人々が共感できそうなテーマについて歌っていながら、アートフォームとしての完成度も高い。この代表曲をコンパイルした4枚組ベスト・アルバムは、入門篇としても最適だといえよう。
31. Suede/Suede (1993)
当時、ボーカリストのブレット・アンダーソンは自らのことをバイセクシャル経験のないバイセクシャルだと言っていた。デビュー・アルバムとしては当時、イギリスで過去最速で売れたこのデビュー・アルバムのジャケットでキスを交わしているカップルも、性別は曖昧である。スウェードの最大の功績は、ブリットポップをスタートさせたということよりも、インディー・ロック界に性的な衝動を取り戻したことであり、当時、私がこのバンドに夢中になった原因も、そこにこそある。