たとえばザ・スミスが最も好きなバンドだと言ってみたとして、それは確かに本当なのだが、後ろめたさはつきまとう。なぜなら、私はザ・スミスをリアルタイムでも聴いていたにもかかわらず、その頃にはまだその真価に気がついていなかったからである。
ザ・スミスの解散は旭川の実家に帰省していた夏休みに知ったような気がするのだが、その後に出た最後のオリジナルアルバム「ストレンジウェイズ、ヒア・ウィ・カム」は、東京に戻ってから池袋のオンステージヤマノあたりで買ったような気がする。CDプレイヤーをすでに持っていたが、アナログのLPレコードで買ったはずだ。「ディスコ・ダンサーの死」という曲が好きだった。
その前の年に出た「クイーン・イズ・デッド」は、ザ・スミスの最高傑作というか、ポピュラー音楽史に残る名盤の1枚としていまや評価されているのだが、私はこれもリリースから2ヶ月以内ぐらいで買っている。夏休みに入る直前、渋谷公会堂で行われた松本伊代のコンサート「やっぱり伊代ちゃん」の帰りに、まだ宇田川町の東急ハンズの近くにあった頃のタワーレコードで、スティーヴ・ウィンウッドの「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ」と一緒に買ったのであった。
いわゆる話題の洋楽の新譜として買っていたにすぎず、その本当の魅力に気がつくのは解散してしばらくしてからであった。当時、ソロになったモリッシーがプロモーションビデオで乳首にバンドエイドを貼ってくねくね踊っているという文章を、音楽雑誌の「remix」か何かで読んで、これはちゃんと聴かなければいけないのではないかと思ったのである。ちなみにその映像はいまだに観ることができていないし、本当に存在しているかどうかも定かではないし、それを確かめるほど興味があるわけでもない。
20代の頃、深夜のアルバイトをしていて、今日では間違いなく個人情報保護法に違反する可能性は否めないが、結果的には交際をすることになった女子大学生がいて、六本木や渋谷や西新宿のCDショップやレコード店に行ったり銀座で「ジュラシック・パーク」を手を握りながら観るような日々だったのだが、やはりそのような段階にいつまでもとどまっているわけにもいかず、程よい頃合いで、帰りに当時住んでいたマンションの部屋に誘ったわけではあるが、その瞬間、真夜中の商店街で女の子が発光する様を、明らかに目撃した。それはある意味において興醒めではあったが、とりあえず夜明けまでザ・スミスのレコードをかけて歌詞を説明するというイニシエーションである。そして、何もせずに明け方に別れた。悪気はなかったのだが、どうやってそのようなシチュエーションに持っていくのか、そのやり方が分からなかった。それよりも、ザ・スミスの素晴らしさを共有してほしかった。いま思うと本当にどうしようもないなとは思うのだが、なかなか微笑ましいエピソードである。彼女には本当にどこかでしあわせになっていてほしい。
このようなほぼ誰も興味がないことをダラダラと書いている間に、WHY@DOLLの浦谷はるなさんが怖い夢を見たとかいうツイートをしてくるものだから、全力で私には珍しくリプライをしてみたのだが、「いいね!」してもらったりしたので、ほぼ他のことはもう全部どうでもいいですよ、まったく。
そういえば昼間に更新したブログ記事には書き忘れたのだが、お昼に食べるものを買いにスーパーマーケットに行った時に、浦谷はるなさんが好きだと言っていたアルフォートというお菓子が「広告の品」として売られていたので、おそらく生まれて初めて買った。
あと、いまは仕事から午前2時ぐらいに帰ってきて、今日は朝までやる必要もないし、気ままに好きな音楽を聴いたりしていたのでわりと気楽なのだが、いろいろと思わしくない案件もあり、ならば指をくわえて見ているのではなく、自分が変えてやるぐらいのテンションなので、明日はそういう感じで行動するのである。
WHY@DOLLがハロウィンイベントに出演するということで、それはもちろん観たいのだが、日曜の昼間からのイベントということで完全に無理だったのだが、とあるパラッパラッパーをアイコンにしているファンの方のツイートによって、出演時刻を知った。頑張れば何とか間に合うし、それならば絶対に頑張る。そう思っていたのだが、台風接近の影響などにより、中止になったらしい。これすらもおそらくメッセージなので、その分、状況を変えるために派手に立ち回る。
仕事中にiPhoneにツイッターの通知が届き、WHY@DOLLの浦谷はるなさんがやや乱れ打ち気味だったのだが、その時はやるべきことが多々あるのでもちろん見ないのだが、それにしてもやたらとツイートが多い。合間に相方の青木千春さんのものもあり、これは休憩が取れる時に一気に見てみようと、俄然、気分が盛り上がったのである。本当に正直いってどうかとは思うのだが、これがリアリティーなのだから仕方がない。
浦谷はるなさんは美容院に行ったらしいのだが、それにまつわる一連にツイートや、相方の青木千春さんとの絡みがもう本当に最高であり、一生懸命に生きているといいことがあるな、というレベルなのである。これだけ好きだと思えるものがあるのは、本当にしあわせなことだと思うし、それに見合うだけのことをやり遂げなければいけないなというか、やり遂げたいなと思う。WHY@DOLLにとって、あの人がじつは私たちのファンなのだと誇らしく思えるような、そのような何かを成し遂げたい。
というような、わりと特殊気味なことを言っているのだが、じつはアルコールに魂を泳がせながら、ご機嫌に好き勝手なことを不特定多数に発信しているようなところもあって、いまアルフォートの水色のやつを食べているのだが、これが浦谷さんが好きなやつなのかと、妙な感動を覚えている。知らんがな。
というわけで、人生は続いていくわけだが、浦谷さんに「いいね!」をもらったし、後は酔っぱらって明日のために寝るだけですよ本当に。
しあわせだなぁ。
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