眼福で満腹 西荻窪ぶらり飲み | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 暑気払い2日目は飲みトモのAさんと西荻窪へ。

 長年僻地(たぶんそうでしょ)の研究施設に籠ってひたすら宇宙の真理を追究してきたAさんは神田、新橋、赤羽、中野といったサラリーマンの聖地を全くご存知なく、西荻窪も昼間に何度か訪れたことはあるもののディープな夜は未経験という、私とは真逆の人物である。

 

 西荻窪に着くなりまずは「戎」の界隈を散策した。ホウ、ホウと物珍しげに辺りを観察するAさんがなんとも愛らしい。

 まあここいら辺で焼き鳥でビールでもやりましょうということで繁盛店の「焼き鳥よね田」に立ち寄った。

 

 この店の名物はジャンボつくね(お一人様1本限定)だが、ハナからそんなものを食ったら後が続かない。

 とはいえAさんに実物を見せてあげたいものだと悩んでいたら偶々隣に座っていたお客さんのところにつくねがやって来た。眼福、眼福。

 

(串4本で支える大判つくね(下敷きは目玉焼き)見るだけで十分の逸品)

 

(親切なお客さんは近所の「手品バー」のオーナー 水曜日のみ営業の由)

 

 暑気払いをいちおう済ませた2人が続いて向かったのは、これまた人気のビストロ「FEVE(フランス語でソラマメのこと)」。

  

 

(どこそこ中国人観光客風のAさん)

 

 Aさんご夫婦の好物だというキールロワイヤルで乾杯したあとは赤ワインをグビグビ。

 

(オードブル盛り合わせ ニンジンのムース(レタスの陰)、パテドカンパーニュ、鴨のハム、キッシュ、イワシのなんたれ、ホタルイカとタコのマリネ風)

 

 ああでもない、こうでもないとやっていると、カウンターに陣取った我々の背後のテーブルから歓声が起こった。

 山の手マダム5人のお客さんのところに子羊のローストが届いた瞬間だ。

 お許しをいただいて写真をパチリ。これまた眼福、眼福。

 

(見よこの圧倒的なフォルム こいつも見るだけで十分)

 

 「よね田」の焼き鳥に2度にわたる眼福効果が加わったせいで、2人の食いはみるみるうちに減衰していった。

 最後の方で登場した鴨のコンフィに至っては、

「もっとどうぞ」

「いえ、どうぞ遠慮なく」

と譲り合う始末。

 

 もう若くないさと~お互いに言い訳したね~というていたらくである(汗)。

 

(鳥はもういいって)

 

 飲み過ぎ、食い過ぎですっかり「ちいちいフグの立ち泳ぎ」になった2人。

 後で顔出しますからと約束した手品バーのこともどこへやら、西荻窪の夜のとばりに仲良く溶けていった。