デジャヴとボケのはざまを生きる | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(丘の公園清里ゴルフコースから望む富士山)

 

 この日ゴルフ友のAさんと八ヶ岳南麓「丘の公園清里ゴルフコース」へ。

 晴天ながら瞬間風速10m以上という劣悪なコンデイションの中で必死のぱっちでラウンドした。

 

(2024年初カレーはこちらのカツカレー)

 

 結果は前回と同じ48・51の99(大風特殊ルールのため参考記録とした)。

 偶然とはいえ全く同じスコアというのはなんだかデジャヴ(既視感)のようで面白い。

 

(ショートホールで仲良くバーディトライ この日唯一の「パーブラザース」に)

 

 子供のころ「あ、この場面は前にも経験している」という感覚に襲われることがしばしばあった。

 当時は「これは予知能力かも」と子供心に誇らしく思ったものだが、未知の場面では誰しも無意識に過去の類似体験をトレースしているそうで、「どこかで見たような」、「前にも見たような」というのは例外なくほぼすべての人に共通する感覚なのだという。

 

 馬齢を重ねることで未体験という局面に遭遇すること自体が減り、脳も「まあいいか」とゆるゆるになってきたせいで、今ではデジャヴを感じることも殆どなくなった。

 

 その夜はいつもの焼き鳥屋「心粋(こころいき)」で反省会。これまた先日と同じく鉄板焼餃子からのスタートとなった。

 

(お通し代わりだからまずは1人前から)

 

 う~む。

 2日前に実際食っているからデジャヴでないことは明々白々。

 今はそう思えるが、今後ボケが進行して、

「そういえば前も餃子を食ったように思うけど、きっとあれだ、デジャヴだな」

となり、そのうち、

「餃子なんてここ何年も食ってないぞ」

となっていくのだろう。

 

 ボケの大敵は脳を甘やかすことだという。

 脳に常に新鮮な未知の刺激を与えることと、日常生活では「なんだっけ。・・・まあ、いいか」を排除して必死に思い出すことが効果的だという。

 

 反省会は2分ほどで終わり、あとはいつもの与太話。

 そういえば「マルサの女」ってあったよね、監督と主演女優は誰だっけ、監督の奥さんが主演だよ、そうそう、などと話は続くが哀れ誰一人として思い出せない(汗)。

 

 せめて脳に刺激を与えるべく、シメは初注文のモツ鍋+ラーメンにした。

 

(ラーメンは一玉300円 替え玉システムはない)

 

 旨い。いつものぺペロンうどんより旨い。

 新鮮な刺激にきっと脳も喜んでいるに違いない。

 

 前にも出くわしたような、という感覚がデジャヴと呼ばれるものであることを知ったのは中学生のころだった。

 確か洋楽の名前だったはずだが、とラーメンを食いながら必死に考えたが思い出せない。家に戻ってさっそくググってみた。

 

(これだ! クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングのアルバム「Deja vu」(1970)「小さな恋のメロディ」の「teach your children」なんかが収録されていた)

 

 いい心持ちでふとんに入ってしばらくすると天の啓示のように伊丹十三と宮本信子の名前が浮かんだ。

 そうだ、そうだよと喜んだのもつかの間。

 何故この名前を思い出さねばならなかったのか、今度はそこんところが霧の彼方に。

 残念~。