(「白の時代」我が家のクレマチスは白が圧倒的優勢に)
八ヶ岳南麓の我が家の庭には白い花が実に多い。もっとも自然界で一番多い花の色は白だというから、我が家だけがことさら白が目立つというわけではないかもしれない。
先日ダリアの球根をいただいたAさんの庭に毎年ピンクのシュウメイギクが咲き誇るのを思い出して、株分けしてもらうことにした。
株をいただく前に移植先のロケハンと穴掘りにとりかかった。
「あらかじめ穴を掘ってから株をもらう」という至極当然な行動が身についたのはつい最近のこと。「大器晩成」ということだろう(ウソこけ)。
秋の花を代表するシュウメイギク(秋明菊)はその名と違ってキンポウゲ科。つまりクレマチス、クリスマスローズなんかの仲間だから半日陰でちょっとジトっとした土地を好むはず。
いろいろ考えてハナミズキの根元に植えることにした。ここは赤土で水はけが悪いせいか何を植えても根付かない悪い場所だが存外シュウメイギクには適地かもしれない。
(西日が気になるロケーションだが他に適地もない)
(ツル性の雑草を押しのけて穴掘り完了)
準備万端ととのえてAさん宅へ。
かねてめぼしをつけていたシュウメイギクの株をエイヤと掘り起こした。
(Aさんの幽かな記憶ではこの辺りがピンクの株とのこと)
(Aさん宅も白い花が多い 樹高3mはあろうかという巨大オオデマリ)
お礼もそこそこに株を持ち帰ってすぐ移植した。さすがに穴を掘っておくと作業がちゃちゃっと捗って小気味よい(当たり前だ)。
(しなしなだがたっぷり水をやれば元気になるはず)
あとは無事根付くのを祈るのみ。
株の移植には時宜を失した感もなくはないが、ダメなら「あ~あ」で済むところが株分けのよいところである。