(ステンドグラス工房「花のワルツ」作)
お願いしていたステンドグラスが出来上がった。
設計図段階ではちょっと地味かなと思ったが、こうやって見ると色使いもすっきりいい感じである。
「ウチのは全部アンティークガラスだから」
工房の奥様がそうおっしゃるのでてっきり「なんでも鑑定団」でよく見るヴェネティアン・グラスやエミール・ガレなんかの骨董ガラスを使うのかと思ったのだが、調べてみると斯界では手作りガラスを総称して「アンティークガラス」と呼ぶとのこと。そのほぼ100%がフランスとドイツで生産されているそうだ。
(アンティークガラスの雄 SAINT-GOBAIN社のガラス製造風景(18世紀)同社は1665年ルイ14世によ
って王立ガラス工場として創業された)
(クリスタルの花びらは表面が盛り上がっている どこ製だっけ)
(東京は角の一流デパート赤木屋、白木屋、黒木屋でべに白粉つけたおねえさんにくださいな、ちょうだいなと言ったら1枚ン万円するというフランスSAINT-GOBAIN製のアンティークガラスは菱形部分に)
(気泡入りのガラスは光にあたるときらめいてとてもきれい ドイツ製だったかな)
奥様がしっかり梱包してくれたステンドグラス様は我が愛車フォレスターの後部座席に鎮座されて厳かに東京へ。その様子はあたかも和宮内親王江戸入りのようであったという。
(文久元年(1861)公武一体のシンボルとして和宮内親王が徳川14代将軍家茂のもとへ降嫁された
供奉の数2万人、行列は70Kmにわたって連なったという この時一行が中山道ルートを使ったことは意外に知られていない)
「メイドイン八ヶ岳」のステンドグラス。実際に取り付けられる日が楽しみだ。