前回の記事はコチラ
【診断が下るまで】
待ちに待ち続け、年中になった春娘を連れて専門の医療機関を受診。
受診するにあたり、
今までの成育状況を紙にまとめ提出しました。
出生体重や出産方法、ミルクか母乳かまで
聞かれたのはちょっとモヤついたけど
(うちは無痛分娩&完ミ)
主治医のおじいちゃん先生により
聞き取りや娘に対する簡単なテストを受ける。
例えば絵カードを見せられて、
「救急車はどんな仕事をする?」
「パトカーはどんな仕事をする?」
「えっと、仕事する!」
「どんな仕事?」
「?仕事…する!」
とか
「娘ちゃん、ここにおサイフがあるね。中にはお金が入ってるね。お金を全部出して、小さな人形を入れるよ」
「うん!」
「実はね、このおサイフは◯◯先生の忘れ物だったんだ(保育園の先生の名前)。◯◯先生は、おサイフを取りに来てお買い物に行ったよ。おサイフの中からは何が出てくるかな?」
「お金!お金が出てくる!」
「本当に?よく思い出してごらん、このおサイフだよ」
「お金!」
など、その他もろもろ…
言葉を単語、単語で理解はできていても、
「何を」「どうして」と文章が長く複雑化していくと、娘は理解している単語に引っ張られて問われている意味を理解しにくい。
記憶力はあっても、ばらつきがある。
絵カードの人の顔から感情を読み取りにくいetc…
総合的な観点から
自閉症スペクトラム障害
と診断されました
ショックというより、びっくりして。
字面も響きも強いじゃん…。
保育園での加配申請やらのために
診断書を発行してもらい、
今後は療育を受けた方がいいとのこと。
療育…???
そうか…そうなのか…
ぼんやりしている暇はなく、
とにかく診断が下ったので次に行動しなくては。
医師の診断書を持って
市役所の障がい福祉課(響き強いな)へ。
療育を受けれる場所をピックアップしつつ、
まずその制度を受けるための受給証を申請。
この間はあっちへこっちへと出向き
労力を使うので、フルタイムや兄弟児がいる人は
大変だなぁという感想。
【療育先の見学】
療育先はこの辺ではたったの2ヶ所しかなくて、
二者択一なので両方見学に行くことに。
①療育先A
・年齢別の療育ではなく、異年齢混ぜた支援
・療育中は別室モニターで見守り(約1時間)
・施設全体に窓が少なく暗い、閉鎖的
年長さんもいるプログラムに参加させてもらい、モニター観察。
なんか…忙しいな…
1時間の中にプログラムがぎゅっと詰まっていて、ずっと「ハイッ次!」「このあとは次ッ!」と急かされてる感じ。
ものの数分で終わる内容がいくつも凝縮され、遅れをとる娘にも構わずブログラムは進み……
はい、1時間!おつかれさま!!!
翻弄されたまま終わった
その後の施設長との面談も、まぁ〜早口で。
希望するならすぐに利用可能◎と言われても、
私の心中は複雑。
とにかく時間内にすべて終わらせるのが目的。
個々をちゃんとみてるか怪しいな…。
療育ってこんななのか?という悪印象で終わった
②療育先B
・年齢別の少人数クラス編成
・年長クラスの後半は就学に向けてのプログラム有り
・療育中は待機なし、時間になったら迎え
・大きな窓があり開放的、明るい
うわ〜対照的
年中クラスのプログラムに参加しているのを
後ろから見学させてもらった。
同じ一時間だけど、プログラムは数種類に絞られ、しっかり事前に声かけ。遅れをとる子には急かさず、補助のサポートが入る。
施設長の方の説明も丁寧。
寄り添い、しっかりと子どもを支援してくれる印象。
絶対ここがいい!!!!!!
と思ったらやっぱり
「年中クラスは満員なので、利用される場合は1年後の年長さんクラスからになります」
ですよね
分かってた分かってた!
だって二者択一なら、ほとんどの人がこっち選ぶんじゃん?ってくらい対照的だもん。
そりゃあ満員だわ…。
一年間、なにも受けないよりかは
Aの療育をつなぎで受けるという手もありました
でもね、初めての印象って結構侮れない
なんか変、なんか嫌と思うのは、のちのちも
やっぱり嫌!!!に繋がるもんなのよ…。
(これは本当に当たってて。1年後、Aは施設側の不祥事により突然閉鎖してた)
ということで、一年間待機することに
保育園で先生方のサポートを受けながら、
年中をのんびり過ごしました
次回「娘、療育始まる&就学先は…?」